VRC VI
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VRC VI(Virtual Rom Controller 6)はコナミ株式会社が開発したファミリーコンピューター(以下、ファミコンと示す)用のROMバンクコントロールチップ兼、音源LSIである。VRC VIの音声出力はデジタル出力であり、ROMカートリッジに実装されているR-2R方式の抵抗ラダーによりD/A変換され、ファミコンのカートリッジスロットの外部音声入力端子を経由してファミコン内部でファミコン内蔵音源と音声ミキシングされ、音声出力される(初代ファミコンはRF出力に変換される)。
[編集] 仕様
- プログラムROMとキャラクターROMをバンク切り替え可能
- 音声出力 8ビットデジタル出力(矩形波 3ch + 鋸波 1ch)
- ラスター位置を検出して、IRQ割り込みを発生させる
- パッケージ 48ピンDIP
- パッケージ形状や表面の印刷、文字形状、ロット管理番号などから東芝製と思われる。
[編集] VRC VIの音源部分について補足
- パルス波チャンネル:ファミコン音源では4種類だったデューティー比が、VRC VIでは16種類。
- VRC VI搭載ゲーム
- 悪魔城伝説
- 魍魎戦記MADARA
- エスパードリーム2