YMCA (ソング)
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YMCA(正式名称:Y.M.C.A.)とは、1978年にアメリカ合衆国のロックンロールバンドであるヴィレッジ・ピープルによって作られ、ビルボード最高位2位になるなど世界的に大ヒットしたディスコソングである。
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[編集] 日本でのヒット
Y.M.C.A.は、日本で1979年、西城秀樹が、当時のチーフマネージャーであるあまがいりゅうじの訳詩などにより「YOUNG MAN」のタイトルで青春歌謡ポップス風にアレンジし140万枚を売り上げ、歴史的に大ヒットした。それに伴い、ヴィレッジ・ピープルの原曲も日本で50万枚を売り上げた。
- 西城秀樹のY.M.C.A.は「Young Man Can do Anything」の略とされている。西城秀樹が唄いながらY.M.C.A.の4文字を両手を使って表現したパフォーマンスは、ヴィレッジ・ピープルにも逆輸入され、今や全世界に広まっている。
- 2006年にはレイザーラモンHGが本人の訳詩により、西城秀樹と同名タイトルの「YOUNG MAN」としてカバーした。HGはハードゲイというキャラクターを売りにしている芸人であり、ヴィレッジ・ピープルもメンバーがゲイであることをカミングアウトしていることからの選曲と思われる。
- 日本ではリアルタイムで知らない世代にも知名度が高い楽曲であるが、一般的にこの曲は西城秀樹の歌う青春歌謡ポップス曲として認知されており、原曲がゲイソングであることを知る人は少ない。
[編集] トピックス
- また、TBSテレビのドラマ「家路」では、香港の歌手ジョージ・ラム(林子祥)が歌う広東語ヴァージョンが劇中で体操用の曲として使用され、歌い出しの「Young Man」の部分で歌われる「兄弟」の発音が日本人には「ヘンタイ」と聞こえるため、このヴァージョンは「ヘンタイ体操」の通称で呼ばれた。この体操にはタモリがフィーチャーされており、いわゆる「空耳」の初期のネタであるとも言える。
- 「Y.M.C.A.」はサンリオのキャラクター、バッドばつ丸の持ち歌でもある(サンリオピューロランドなどで披露)。
[編集] この曲が使用されるもの
- トリノオリンピック開会式
- アメリカメジャーリーグベースボール、ニューヨーク・ヤンキース(ヤンキー・スタジアムのグラウンドキーパーが5回終了時、この曲をバックに踊るショーが行われる)
- 北海道日本ハムファイターズ主催試合
- 新潟アルビレックス主催試合
- 中央競馬第4回、第5回東京新馬戦本馬場入場
[編集] この曲を題材とした作品
- 森奈津子『西城秀樹のおかげです』(短編SF小説)
オリコン週間シングルチャート第1位 1979年3月12日付~1979年4月9日付 (5週連続) |
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前作: 甲斐バンド 『HERO ~ヒーローになる時、それは今』 |
西城秀樹 『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』 |
次作: ジュディ・オング 『魅せられて』 |
選抜高等学校野球大会入場行進曲 | ||
前年度 1979年 第51回 松山千春 『季節の中で』 |
1980年 第52回 西城秀樹 『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』 |
次年度 1981年 第53回 松田聖子 『青い珊瑚礁』 |
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