アオコ
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アオコ(青粉)とは、水の華の一形態。水の華を構成する微小藻類が主に浮遊性藍藻である場合、粒子状の藻体がただよって水面に青緑色の粉をまいたように見えることから、「青粉(あおこ)」と呼ばれるようになったと考えられる。藍藻だけではなく、緑藻やミドリムシによる水の華をアオコと呼ぶ場合もあるが、近年では藍藻が主たる構成藻類である場合をアオコと呼ぶことが多い。また、その構成藻類そのものを指す場合もあり、かつては代表種Microcystis aeruginosaのみを指すこともあった。アオコを構成する藍藻には毒素を生産する個体群が含まれ、海外では家畜への被害が多く報告されており、人の死亡例もある。
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