エーリッヒ・マリア・レマルク
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エーリッヒ・マリア・レマルク(Erich Maria Remarque、1898年6月22日 - 1970年9月25日)は、ドイツの作家。本名は、Erich Paul Remark(エーリッヒ・パウル・レマルク)という。
[編集] 経歴
ドイツのオスナブリュックの生まれ。第一次世界大戦が始まった当時、ギムナジウムの生徒で、級友たちと共に徴兵され、西部戦線に配属。ドイツの敗戦後、負傷兵として帰還。ギムナジウムに復学し、卒業後、教員など経て、ベルリンに出てジャーナリストになる。
1929年に『西部戦線異状なし』を発表し、大ベストセラーとなる。やや通俗的だが反戦的内容でもあったため、1932年にスイスに逃れた。
1933年にナチスが政権を握ってからは彼の本は焼却されたり、「彼は実はフランス系ユダヤ人の末裔だ」「実の本名はクレーマーというのだ」(本名を逆に綴ったもの)といったデマが広まり、書籍の禁書処分を受けた。1939年逃れるようにアメリカに亡命し、のち帰化した。
[編集] 主要作品
- 映画化(ルイス・マイルストーン監督)・舞台化(宝塚歌劇団)もされた。
- 『生命の花火』(1952)
- 『愛する時と死する時』(1954)