ゴジラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴジラは、日本の東宝が1954年(昭和29年)に公開した特撮怪獣映画『ゴジラ』、および「ゴジラ映画」と呼ばれるそれ以降のシリーズのこと。
個々の作品の詳細は後述のリストを参照。その映画シリーズに登場する怪獣ゴジラの詳細はゴジラ (架空の怪獣)を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ゴジラ映画の変遷
[編集] 第1期『ゴジラ』誕生(昭和ゴジラシリーズ)
1954年11月3日、前年にアメリカで公開された映画『原子怪獣現わる』にヒントを得て製作された、第1作『ゴジラ』が公開される(ちなみにこの年は『七人の侍』も公開されている)。身長50mの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。観客動員数は961万人を記録。この映画の成功によって早くも翌1955年に公開されたシリーズ第2作『ゴジラの逆襲』で描かれた「怪獣同士の対決」は、以後のゴジラ映画のモチーフとなり、その他の怪獣映画の製作にも影響を与えた。7年後の1962年に公開されたシリーズ第3作『キングコング対ゴジラ』では観客動員数1255万人とシリーズ最高を記録。アメリカなど海外でも上映され大ヒットとなり、名実共に世界に名をとどろかせることになる。
やがて昭和ゴジラシリーズは、より子供向けの遊びの要素が強くなっていく。『怪獣大戦争』でゴジラが「シェー」をするのは有名な話である。受けを狙った擬人化が過ぎて、次第にSFとしてのリアリティを失ってゆき、また宇宙からの敵であるキングギドラ、ガイガン、メカゴジラらが登場したことによって、ゴジラはむしろ人類の味方、子供のヒーローとして描かれるようになった。年を追うごとに観客動員数が減少していく中、1975年に公開されたシリーズ第15作『メカゴジラの逆襲』で、ついに観客動員数が100万人を割ってしまい、97万人という歴代ワースト1位を記録。このことを受けた東宝は、莫大な予算がかかる怪獣路線から撤退し、ゴジラは長い眠りにつくこととなる。
1969年の『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』から1975年の『メカゴジラの逆襲』までは、東宝チャンピオンまつりの1作として上映された。
ゴジラは中に人間が入ったぬいぐるみ(着ぐるみ)であり、この手法が日本の特撮映画/テレビ番組の大きな特徴になった(海外の特撮はストップモーション・アニメーションが主流だった)。この期間、ゴジラのスーツアクターは中島春雄、手塚勝巳、高木真二、図師勲、河合徹がつとめた。また特殊技術は円谷英二、有川貞昌、中野昭慶がつとめている。
[編集] 第2期 ゴジラ復活(平成ゴジラシリーズ)
1984年、設定を新たに原点回帰を目指し、前作『メカゴジラの逆襲』以来9年ぶりに製作されたシリーズ第16作『ゴジラ』では、第1作を模してゴジラ以外の怪獣は登場せず、再びゴジラは恐怖の対象として描かれた。この作品においてゴジラは1954年に1度だけ日本を襲った怪獣として語られている。つまり第1作の直接の続編という形式を取っており、以後の第1期作品を全て無視した上で物語が進行した。また新宿の高層ビルに比べて小さすぎないようにとゴジラの身長は80メートルに巨大化した。この作品では、ゴジラの帰巣本能を刺激する音波を利用して伊豆大島にある活火山の三原山に誘導し、最終的に人為的に山頂の一部を爆破してゴジラを火口に落とすということで締めくくっている。しかし2年後の1986年11月15日、本当に三原山が噴火して全島民が避難する事態になってしまった。
5年後の1989年、直接の続編『ゴジラvsビオランテ』が公開され(多少顔つきが変わったが、ゴジラは再度人為的に爆破された三原山より出現)、いわゆる「平成ゴジラシリーズ」が始まった。昭和ゴジラシリーズと同じように「対決もの」としてシリーズ化され、『ゴジラvsキングギドラ』以降は正月映画として毎年1本のペースで製作された。
- ゴジラの死、そして再生
過去の人気怪獣をリニューアルして登場させる一方で、第2期に登場した新怪獣(ビオランテやスペースゴジラ等)はゴジラのバリエーションである、作劇上の都合などからあえて敵の出現要因をゴジラ自身に絞った結果が良好であった為、新怪獣を出す事が難しい状態になっていた。故に第2期を代表する人気怪獣は結果的に既存の怪獣のバリエーションになってしまった(玩具のアンケートでは昭和怪獣を差し置いてスペースゴジラやデストロイアは常に上位にランクインしている)。そんな中、ハリウッド版『GODZILLA』の製作決定などもあり、ゴジラ映画の製作者たちは第1作のように、ゴジラの死を描くことにする。「平成ゴジラシリーズ」の最終作である1995年公開のシリーズ第22作『ゴジラvsデストロイア』でゴジラは死に、その後の4年間はゴジラ映画は製作されなかった。
「平成ゴジラシリーズ」は次の「ミレニアムシリーズ」と違い、怪獣達と心を通わす超能力者・三枝未希(演:小高恵美)を始め登場人物や設定が共通しており、『ゴジラvsデストロイア』まで一貫したストーリーとなっている。ちなみに「平成ゴジラシリーズ」と「ミレニアムシリーズ」は基本的に映画製作年の翌年を物語の舞台にしている。
旧作を見て育った世代からの批判が多い事も事実であるが、その当時(現在もだが)の特撮作品が未就学児童にしか見られていなかったのに対し、このシリーズは小・中学生からのファンを獲得したのも事実であり、vsモスラ時にはコロコロコミックとコミックボンボンに2誌同時コミカライズ掲載という偉業を果たした。また、このシリーズは興行的にも大成功を収めている。対してこの後の第3シリーズは、従来の怪獣映画ファンにはそれなりの評価は得ているものの一般の人や子供からの評価は得られず、興業的には失敗し打ち切りに追い込まれている。当初は高齢化したゴジラファンをターゲットにしていたためストーリーも基本的に大人向けであり、いわゆるリアル路線であった。しかし、実際の観客は子供が多数を占めていた為、徐々に子供でも楽しめるシンプルな娯楽映画にシフトしていく。なお、このシリーズが公開されていた時期はゴジラは子供も大人も見るものと認識されていたためか、地上波で放送されるときにゴールデンタイム(夜9時~11時)にも放送されていた。
このシリーズでは特殊技術を川北紘一(『ゴジラ (1984)』のみ中野昭慶)、ゴジラのスーツアクターは昭和シリーズでガイガン、ヘドラを担当した薩摩剣八郎がつとめている。なお'84ゴジラの特殊技術チームは、北朝鮮の金正日(後の北朝鮮国防委員長)に招聘され『プルガサリ』の特殊技術を任されたことでも知られる。
[編集] 休止期間
このゴジラ不在の時期には、東宝はモスラ3部作を製作・公開した。1998年、アメリカ映画の『GODZILLA』の公開もあった。また、1997年には第1作からゴジラ映画を製作し続けてきた田中友幸が逝去した。
[編集] 第3期(ミレニアム・シリーズ)
休止期間をおいて再開したゴジラ映画が1999年の『ゴジラ2000 ミレニアム』。この作品でまたもや歴史がリセットされる。過去のエピソードは一切語られず、ゴジラは地震や台風などの自然災害と同じように文明への脅威の存在としてスクリーンに甦った。
これ以降のミレニアム・シリーズは再びvsシリーズのように毎年正月の恒例として公開されるが、第26作『ゴジラ×メカゴジラ』と第27作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』を除いて前年の作品とはストーリーや世界観に連続性がない。
「vsシリーズ」ではあまりゴジラファンの評価を獲得できなかったが、本シリーズは中には1期の初期作品にも並ぶクオリティの作品も現れ、評価する意見も多数出た。しかし観客動員数が「vsシリーズ」より大幅に減少し、そのため2期シリーズと同じく回を重ねるにつれモスラ、キングギドラ、メカゴジラといった人気怪獣を再登場させたことが「往年の有名怪獣に頼っている」と一部のファンから批判される的となった。また2001年から2003年までは『とっとこハム太郎』と併映され、作品内容と客層の想定に対する乖離も少なからず疑問を持たれた。また同時上映の兼ね合いもあり、上映時間も従来より20分ほど縮小している。
その最新鋭のデジタル技術やCGなどの特殊技術を駆使しても「vsシリーズ」のような迫力・話題性を維持できず、一般の人から見れば単なる児童向けの低俗な作品に見られてしまったことが敗因だと思われる。さらに『ポケットモンスター』、『デジタルモンスター』などのマスコット的なモンスターの人気キャラクターが普及するようになり子供たちの怪獣に対する関心が薄れてしまったことも原因だといわれている(もっとも、これらのゲームが企画されたのは第2期シリーズのブーム中であり、登場するモンスターたちはゴジラの遠い子孫ともいえる)。
なお地上波放送でこのシリーズは子供が見やすいように午前7時~9時に放送されるようになっている。
このシリーズでのゴジラのスーツアクターは喜多川務(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』のみ吉田瑞穂)。ミレニアムシリーズの特徴として、CGの多用が挙げられる。
[編集] 終焉
ゴジラシリーズの観客動員数は年々下降し、第27作『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)は110万人と3期27作品でのワースト3を記録。技術的にも制作サイドの目指すさらに高いレベルの新しい作品を制作することが困難であることを理由に、制作50周年を迎える2004年を節目として、同年公開の第28作『ゴジラ FINAL WARS』にてゴジラシリーズを終了することが発表された。メディアの中には「着ぐるみの限界」との表現を使うものもあった。
当時、27作品の観客動員数の累計は9825万人であり、最終作『FINAL WARS』の観客動員数が175万人を超えれば、50年間での国内総観客動員数が1億人を達成できるとされた。しかし、最終的に同作の観客動員数は100万人にとどまり、全28作品中でワースト3の観客動員数を記録、累計1億人の達成には至らなかった。その大きなスケール感と現実とのギャップを維持できず(維持するだけの脚本が用意できず)、時代の流れにのることができなくなったことが原因ともいわれている。
だがこれでゴジラシリーズに終止符が打たれ、未来永劫作られないというわけではない(終了宣言もあくまで「自分達はもう作らない」というニュアンスであり、「永久に作らない」と言ったわけではない。また、ゴジラシリーズに数多く出演した水野久美や佐原健二も『FINAL WARS』のパンフレットで「ゴジラがこの作品で終わるのは残念。まだゴジラシリーズに出演したい」というような趣旨の発言をしている)。「今までもいったん途切れ、何年かのブランクの後再びシリーズが復活した事実を考えると、あれが最後のゴジラ映画とは限らない。おそらくまた新たな世代のクリエイターがゴジラシリーズを復活させるであろう」という声は高い。
ただし、『FINAL WARS』のクランクアップ後、長年ゴジラ映画の海上シーンの撮影に使われた東宝撮影所プールが取り壊されている(CG技術が発達しているため、大掛かりな施設を持たなくても海上シーンは製作できる、という判断らしい)。ちなみに『FINAL WARS』舞台挨拶では、北村龍平監督は「多分3年くらいで復活するんじゃないかと思います」と、ギャグとも本気とも取れないコメントをしている。
2005年に先端映像研究所が『GODZILLA3-D(Godzilla 3D to the Max)』の製作(2007年夏公開予定)を発表し、出資を募っていたが、2006年7月頃から公式サイトが閲覧不能となった。このため中止されたのではないかと見られていたが、とあるイベント[要出典]において、監督の坂野義光が「進行は遅れているが中止したわけではない」と発言している。
[編集] 東宝自衛隊
ゴジラを初めとする東宝怪獣映画群では、もともと怪獣を迎撃する軍事組織が自衛隊以外の名称で登場することが多かった(後には「自衛隊」の名前で出演するようにもなった)。その為、これらは「東宝自衛隊」と総称されている。撮影にあたっては自衛隊の協力を得て実際の兵器の稼働シーンなどが撮影されているほか、東宝自衛隊独自の架空兵器も登場している。東宝自衛隊がきっかけで軍事マニアになるものも多く、またその架空兵器に対しても支持者は多い。架空兵器に関しては東宝特撮映画の登場兵器を参照。
[編集] 防衛隊
『ゴジラ (1954)』~『メカゴジラの逆襲』に登場する組織。
第1作『ゴジラ』製作時点ではまだ自衛隊が存在していなかった(当時は前身の保安隊で、映画公開の1954年に自衛隊法が発効)ためにこの名称を使ったと思われる(このため、第1作目でクレジットされているのは自衛隊ではなく海上保安庁)。以降、1970年代までの東宝SF映画ではたいてい日本の軍事組織として防衛隊もしくは防衛軍が登場している。また、第25作『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』では再び設定がリセットされ、自衛隊ならぬ防衛軍(日本国防衛軍)が活躍する。防衛隊で使用される兵器は、ほとんど実際の自衛隊の装備そのままで、例外は24連装ロケット砲車(通称「ポンポン砲」)程度。架空兵器が登場するのは、主にAサイクル光線車のような必殺兵器や特殊潜航艇さつまのようにストーリー上の必然性がある場合のみに限られる。
[編集] 自衛隊
『ゴジラ (1984)』以降のシリーズでは自衛隊の名称そのままで登場する。
しかしフィクション度は高まっており、メーサー戦車、自走高射メーサー砲、メーサー戦闘機など主力兵器が軒並み架空兵器に置き換わっている。しかも架空兵器のサイズが設定上実在兵器の倍近くあるため、実在兵器も登場するのだがあまり目立たない。反面キャラクター性は非常に高いが、日常的な情景と組み合わせる劇中の工夫があっても良かったと思われる。『vsデストロイア』で初めてメーサー車のコクピット内の描写がされた(類似のハイパワーレーザー車では一応描かれていた)。また、ゴジラと精神的に感応可能な超能力少女・三枝美希(小高恵美)は『vsキングギドラ』から『vsモスラ』まで自衛隊に所属していた。特にvsシリーズで特徴的な架空兵器としてスーパーXシリーズが有名。
[編集] Gフォース(G-Force)
『ゴジラvsメカゴジラ』『ゴジラvsスペースゴジラ』『ゴジラvsデストロイア』に登場する、国連G対策センターに所属するゴジラ迎撃専門の軍事組織。
本部を茨城県筑波山麓に置き、司令官・麻生孝昭(中尾彬)など、自衛隊から出向、志願している人間が多い(しかし、黒木翔特佐(『vsビオランテ』では高嶋政伸、『vsデストロイア』では高嶋政宏)は自衛隊に残っている)。三枝未希も『vsメカゴジラ』以降Gフォースに出向していた。
Gフォースの主要装備はガルーダ、メカゴジラ、MOGERA(Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type)といった超ド級巨大特殊ロボット兵器である。また、自衛隊から臨時参加する部隊(メーサー戦車など)やGフォースに参加、協力する国家から提供された兵器(戦闘機など)もある。
デビュー戦『vsメカゴジラ』では一度はゴジラを活動停止に追い込む華々しい戦果を挙げたが、『vsスペースゴジラ』では特攻までしてもゴジラに大した損害を与えられず、最終登場作『vsデストロイア』では満足な迎撃もできないまま(Gフォースの装備ではゴジラの核爆発を誘発する危険性があったため)自衛隊に対ゴジラ防衛の全てをゆだねる結果になっており、デストロイアにとどめを刺したのも結局は自衛隊と、中途半端な形に終わってしまった。
[編集] Gグラスパー
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』に登場する日本独自のゴジラ対策部門。
1996年の首都・大阪(この作品の劇中世界では、1954年のゴジラ初襲来が原因で大阪に遷都した)への襲撃により防衛庁内に特別ゴジラ対策本部(通称『特G対』)が組織された。Gグラスパー(G-GRASPER)は対ゴジラ専門部隊で、隊長の辻森桐子(田中美里)3等特佐以下、各自衛隊から志願、選抜された5名という少数精鋭で、万能戦闘機グリフォンや、対Gマイクロブラックホール砲「ディメンション・タイド」を開発してゴジラの捜索、情報収集、侵攻阻止、撃退を実施する。
本部は東京府(首都が大阪に遷都した為に「大阪府→大阪都」「東京都→東京府」になっている)湾岸部にある陸上自衛隊芝浦分屯地の施設の地下にある。 尚、G-GRASPERの「grasp(グラスプ)」は「捕捉」を意味する。
[編集] 特生自衛隊
『ゴジラ×メカゴジラ』および続編『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』で登場する、自衛隊の中でも対特殊生物戦闘専門の部隊として陸海空三軍とならぶ第四の部隊。「特生」とは「対特殊生物」の略称。英文略記号は「JXSDF(Japan Counter-Xenomorph Self Defence Force)」。
当初は司令部拠点を千葉県にある習志野駐屯地にしていたが、3式機龍(Type-3 Multi Purpose Fighting System)完成後は東京都郊外の八王子駐屯地(劇中設定で、防衛庁技術研究所を特生自衛隊に移管)に司令部を移転した。
特生自衛隊として備えている装備はメーサー殺獣光線車および3式機龍(専用輸送機「しらさぎ」も含む)のみ。自衛隊という名称によるリアリティとフィクション性をうまく組み合わせた組織といえる。
[編集] ゴジラ映画の一覧
[編集] 国内歴代シリーズ
()内は英題
- ゴジラ(Godzilla King Of The Monsters)(1954年)
- 登場怪獣:ゴジラ
- 架空兵器:オキシジェンデストロイヤー
- ゴジラの逆襲(Godzilla Raids Again)(1955年)
- 登場怪獣:ゴジラ、アンギラス
- 架空兵器:24連装ロケット砲車(ポンポン砲)
- キングコング対ゴジラ(King Kong vs. Godzilla)(1962年)
- 登場怪獣:ゴジラ、キングコング
- モスラ対ゴジラ(Mothra vs. Godzilla)(1964年)
- 登場怪獣:ゴジラ、モスラ成虫、モスラ幼虫(2匹)
- 三大怪獣 地球最大の決戦(Ghidrah, The Three Headed Monster)(1964年)
- 怪獣大戦争(Invasion of the Astro-Monster)(1965年)
- ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(Ebirah, Horror of the Deep)(1966年)
- 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(Son of Godzilla)(1967年)
- 怪獣総進撃(Destroy All Monsters)(1968年)
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(Godzilla's Revenge)(1969年)
- 登場怪獣:ゴジラ、ミニラ、ガバラ
- ゴジラ対へドラ(Godzilla vs. Hedorah)(1971年)
- 登場怪獣:ゴジラ、ヘドラ(幼体、飛行体、成体)
- 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(Godzilla vs. Gigan)(1972年)
- 登場怪獣:ゴジラ、アンギラス、キングギドラ、ガイガン
- 敵組織:M宇宙ハンター星雲人
- 架空兵器:メーサー殺獣光線車、24連装ロケット砲車、多目的戦車
- ゴジラ対メガロ(Godzilla vs. Megalon)(1973年)
- ゴジラ対メカゴジラ(Godzilla vs. Mechagodzilla)(1974年)
- メカゴジラの逆襲(Terror of Mechagodzilla)(1975年)
- ゴジラ(The Return of Godzilla)(1984年)
- 登場怪獣:ゴジラ、ショッキラス
- 架空兵器:スーパーX、ハイパワーレーザービーム車
- ゴジラvsビオランテ(Godzilla vs. Biollante)(1989年)
- 登場怪獣:ゴジラ、ビオランテ(植物体、動物体)
- 架空兵器:スーパーX2、メーサー戦車、抗核バクテリア、M6000TCシステム
- ゴジラvsキングギドラ(Godzilla vs. King Ghidorah)(1991年)
- ゴジラvsモスラ(Godzilla & Mothra: Battle For Earth)(1992年)
- ゴジラvsメカゴジラ(Godzilla vs. Mechagodzilla II)(1993年)
- ゴジラvsスペースゴジラ(Godzilla vs. Spacegodzilla)(1994年)
- ゴジラvsデストロイア(Godzilla vs. Destroyah)(1995年)
- 登場怪獣:ゴジラ、ゴジラジュニア、デストロイア
- 登場兵器:スーパーX3、超低温レーザータンク、メーサー戦車、自走高射メーサー砲
- ゴジラ2000 ミレニアム(Godzilla 2000)(1999年)
- ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(Godzilla vs. Megaguirus)(2000年)
- 登場怪獣:ゴジラ、メガヌロン→メガニューラ→メガギラス
- 登場兵器:ディメンション・タイド、グリフォン
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(Godzilla, Mothra and King Ghidorah: Giant Monsters All-Out Attack)(2001年)
- 登場怪獣:ゴジラ、モスラ、バラゴン、キングギドラ
- 登場兵器:特殊潜航艇さつま
- ゴジラ×メカゴジラ(Godzilla against Mechagodzilla)(2002年)
- 登場怪獣:ゴジラ、メカゴジラ(3式機龍)→高機動型(高機動タイプ)
- 架空兵器:しらさぎ、90式メーサー殺獣光線車
- ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(Godzilla: Tokyo SOS)(2003年)
- 登場怪獣:ゴジラ、メカゴジラ(3式機龍)→高機動型(高機動タイプ)、モスラ、カメーバ(特別出演)
- 架空兵器: 90式メーサー殺獣光線車、しらさぎ
- ゴジラ FINAL WARS(Godzilla:Final Wars)(2004年)
[編集] 海外版・再編集版
- 怪獣王ゴジラ(GODZILLA THE KING OF MONSTERS)(1956年)
- 『ゴジラ (1954)』の海外版。レイモンド・バーの出演シーンを追加。
- KING KONG VS. GODZILLA(1963年)
- 『キングコング対ゴジラ』の海外版。大ダコが登場するシーンを追加。
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ地球最大の決戦(1971年)
- 『三大怪獣 地球最大の決戦』の改題・短縮版。
- 怪獣大戦争キングギドラ対ゴジラ(1971年)
- 『怪獣大戦争』の改題・短縮版。
- ゴジラ電撃大作戦(1972年)
- 『怪獣総進撃』の改題・短縮版。
- ゴジラ1985(GODZILLA 1985)(1985年)
- 『ゴジラ (1984)』の海外版。レイモンド・バーらの出演シーンを追加。
- GODZILLA(1998年)
- ハリウッドで一から作られた完全新作のゴジラ。同年のゴールデンラズベリー賞最低リメイク賞を受賞。
[編集] その他の作品
- 流星人間ゾーン(1973年)
- ゴジラアイランド(1997年 - 1998年)
- テレビ東京系で放映された5分番組。登場する怪獣は、着ぐるみではなく市販のソフビ人形などを改造したもので撮影されている。実は隠れた人気番組。
- 登場怪獣:ゴジラ、ジュニア、メカゴジラ、モスラ、モゲラ、他
- 敵組織:X星人
[編集] 破壊された地域、建物
ゴジラシリーズに登場し、怪獣などが出現した地名や破壊された建物を紹介。ただし、島についてはその殆どが架空の存在である事に注意。
ゴジラに破壊された建物はその後、業績が好調になっていたりするために「ぜひとも次のゴジラ映画でウチを破壊してほしい」というオファーが東宝に来た事がある。しかし、『ゴジラ (1954)』で銀座を破壊した際には松坂屋を無断で炎上させたために「縁起でもない」とクレームが付いた。以降、実在する建物を破壊する際には所有者の許可を取るようになった。 ちなみにゴジラは城などの歴史的建造物にはほとんど手を出さない。たとえ壊してしまったとしても、戦いに巻き込まれたものばかりである。
[編集] 地域
[編集] 日本国内
- 北海道
- 根室市(『ゴジラ2000 ミレニアム』)
- 納沙布岬(『ゴジラ2000 ミレニアム』)
- 札幌市中央区(『ゴジラvsキングギドラ』)
- 宮城県
- 千葉県
- 松戸市(『キングコング対ゴジラ』)
- 館山市(『ゴジラ×メカゴジラ』)
- 千葉市美浜区(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 東京都
- 銀座(『ゴジラ (1954)』)
- 永田町(『ゴジラ (1954)』)
- 品川(『ゴジラ (1954)』、『ゴジラ×メカゴジラ』、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)
- 渋谷(『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- 新宿(『ゴジラ (1984)』、『ゴジラvsキングギドラ』、『ゴジラ2000 ミレニアム』)
- 赤坂(『ゴジラvsモスラ』)
- 有楽町(『ゴジラ (1984)』)
- 晴海(『ゴジラ (1984)』)
- 伊豆諸島(『ゴジラ (1984)』、『ゴジラvsビオランテ』)
- 小笠原村(『怪獣総進撃』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 神奈川県
- 山梨県(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 静岡県
- 熱海市(『キングコング対ゴジラ』)
- 清水市(現:静岡市清水区)(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 焼津市(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 愛知県
- 三重県
- 福井県
- 敦賀市(『ゴジラvsビオランテ』)
- 京都府
- 京都市下京区、東山区(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 若狭湾(『ゴジラvsビオランテ』)
- 大阪府
- 大阪市北区、中央区(『ゴジラの逆襲』、『ゴジラvsビオランテ』、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』、『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 福岡県
- 福岡市博多区、中央区(『ゴジラvsキングギドラ』、『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 大分県(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 熊本県(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 鹿児島県(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 沖縄県(『ゴジラ対メカゴジラ』)
[編集] 日本国外
- 北極海(『キングコング対ゴジラ』)
- ファロ島(『キングコング対ゴジラ』)
- インファント島(『モスラ対ゴジラ』)
- レッチ島(『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』)
- ゾルゲル島(『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』)
- ラゴス島(『ゴジラvsキングギドラ』)
- アドノア島(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- バース島(『ゴジラvsスペースゴジラ』、『ゴジラvsデストロイア』)
- ニューヨーク(『怪獣総進撃』、『ゴジラ FINAL WARS』)
- 香港(『ゴジラvsデストロイア』)
- パリ(『ゴジラ FINAL WARS』)
- 上海(『ゴジラ FINAL WARS』)
- シドニー(『ゴジラ FINAL WARS』)
- 南極(『ゴジラ FINAL WARS』)
[編集] 建物、場所
- 根室市
- 札幌市
- 青森市
- 青森駅周辺(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 山形市
- 山形駅周辺(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 仙台市
- 仙台駅周辺(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 日光市
- 中禅寺湖周辺(『キングコング対ゴジラ』)
- 茨城県
- 千葉市
- 千葉マリンスタジアム(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 幕張メッセ(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- ワールドビジネスガーデン(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 幕張新都心(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 東京都
- 品川駅(『ゴジラ (1954)』)
- 銀座和光(『ゴジラ (1954)』)
- 銀座松屋(『ゴジラ (1954)』)
- 松坂屋銀座店(『ゴジラ(1954)』)
- 国会議事堂(『ゴジラ (1954)』、『ゴジラvsモスラ』、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)
- 勝鬨橋(『ゴジラ (1954)』)
- 有楽町マリオン(『ゴジラ (1984)』)
- 有楽町、東海道新幹線などの高架橋(『ゴジラ (1984)』)
- 首都高速(『ゴジラ (1984)』)
- 西新宿高層ビル群
- 京王プラザホテル、センチュリーハイアット東京、新宿住友ビルディング(『ゴジラ (1984)』)
- 新都庁(『ゴジラvsキングギドラ』)
- 東京オペラシティ(『ゴジラ2000 ミレニアム』)
- ゆりかもめ(『ゴジラvsデストロイア』、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- 羽田空港(『ゴジラvsデストロイア』)
- 東京ビッグサイト(『ゴジラvsデストロイア』)
- お台場(『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- フジテレビ兼ニッポン放送社屋(ただし、破壊されるのは「フジテレビの隣に立っている架空のビル」である)(『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- レインボーブリッジ(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 品川プリンスホテル(『ゴジラ×メカゴジラ』)
- 東京タワー(『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)
- 丸ノ内線沿線(『キングコング対ゴジラ』)
- 渋谷109(『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- ビックカメラ渋谷ハチ公口店(『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- 渋谷センター街およびその周辺(『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)
- 横浜市・神奈川県
- 熱海城(『キングコング対ゴジラ』)
- 芦ノ湖(『ゴジラvsビオランテ』)
- みなとみらいおよびその周辺(『ゴジラvsモスラ』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 八景島シーパラダイス(『ゴジラ×メカゴジラ』)
- 新潟県
- 妙高山(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)
- 松本市
- 松本城(『三大怪獣 地球最大の決戦』)
- 静岡県
- 伊浜原子力発電所(架空)(『ゴジラ (1984)』)
- 富士山(『ゴジラ対メカゴジラ』、『ゴジラvsモスラ』)
- 名古屋市
- 鈴鹿市
- 鈴鹿サーキット(『ゴジラvsメカゴジラ』)
- 京都市
- 大阪市
- 神戸市
- メリケンパーク(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 広島市
- 原爆ドーム周辺(『ゴジラvsキングギドラ』)
- 坂出市
- 瀬戸大橋(『ゴジラvsキングギドラ』)
- 伊方町
- 伊方原子力発電所(『ゴジラvsデストロイア』)
- 福岡市
- 大分県
- 別府タワー付近(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 城島後楽園(『ゴジラvsスペースゴジラ』)
- 熊本県
- 鹿児島県
[編集] 関連作品
- 超星神シリーズ
- ウルトラQ、ウルトラマン
- 円谷プロ製作の特撮テレビドラマ。ゴジラやバラゴンの着ぐるみなどが流用されている。
- プルガサリ
- 1985年にゴジラ制作スタッフが朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に招かれて制作した怪獣映画。
[編集] ゲーム作品
- ゴジラ(ファミリーコンピューター)
- ゴジラとモスラを操作し、ゴジラ怪獣だけでなく、モゲラやゲゾラなどの東宝映画の怪獣を倒していくアクションゲーム。ストーリーは地球侵略を目論見る宇宙人の基地が木星で発見され、地球政府がゴジラとモスラを送り込むというもの。ゲームは大きく分けて移動パートとアクションパートに別れており、シミュレーションゲームのようなヘクスマップを移動して敵怪獣と対決したり敵基地を破壊したりする。ちなみに開発はぷよぷよシリーズのコンパイル。
- 超ゴジラ(スーパーファミコン)
- ゴジラを操作し、キングギドラやメカゴジラなどおなじみの怪獣を倒すアクションゲーム。ストーリーはゴジラの頭脳に撃ち込まれたコントロールボックスを遠隔操作し、地球征服を企む宇宙人が送り込んでくる怪獣達を倒していくというもの。ゲームは移動モードとバトルモードに分かれ、移動モードではシミュレーションゲームのようなマップ上で、ゴジラの駒を操作し、ビルや戦車などを破壊しながら敵怪獣を目指す。敵怪獣の駒と接触するとバトルモードに移り、敵怪獣との一対一での格闘となる。「闘争本能ゲージ」なるものが存在し、激しく増減するこのゲージのリズムを読み取りタイミングよく敵怪獣にパンチをする。ゲージが高い程強力な攻撃方法を選べる。攻撃方法を決定すると画面が切り替わりアニメーションによる演出が展開される。敵怪獣も「闘争本能ゲージ」を持っており、満タンになると攻撃を仕掛けてくる。これを繰り返し、敵怪獣のヒットポイントを0にするとステージクリアとなる。物語の後半、ゴジラにキングギドラの細胞を取り込むことで突然変異した「超ゴジラ」を操作できる。攻撃力が変異前のゴジラの倍近くあり、腹や尻尾からビームを出せるようになる。ちなみにスペースゴジラのデザインは超ゴジラを基にしている。
- 全6ステージで
- 「大阪攻撃指令」登場怪獣:キングギドラ(VSシリーズ版)
- 「富士山麓 奪われたメカゴジラ」登場怪獣:メカゴジラ(Gフォース版)
- 「箱根・芦ノ湖 博士救出作戦」登場怪獣:ビオランテ
- 「横浜炎上」登場怪獣:バトラ
- 「東京大決戦(I)」登場怪獣:メカキングギドラ
- 「東京大決戦(II)」登場怪獣:魔獣バガン
- となっている。
- 最終面であるSTAGE6の登場怪獣「魔獣バガン」は『モスラVSバガン』、『ゴジラの復活』などの没企画に登場予定であった。ゲーム中では古代中国に生息していた陸・海・空を司る怪獣に、タイムスリップした宇宙人がゴジラ細胞とギドラ細胞を融合させて作られた生物兵器と言う設定で登場。エネルギー体から怪獣形態へ変化、国会議事堂前でゴジラを待っている。しかし、ゲーム自体の評価はあまり良くなく、「キャラゲー」の域を出ないと言われている。
- ゴジラ 爆闘列伝(PCエンジン)
- 『ストリートファイター2』などのような対戦格闘ゲーム。のちにスーパーファミコンに移植された。マニアックさはSFC版の比ではなく、ゴジラはスーツ別で10匹以上おり、キングギドラも「宇宙超怪獣」「超ドラゴン怪獣」「メカ」に分かれ、メカゴジラIIは首が無くなっても動ける。ゴジラのアクションも、各エピソードの元になった映画作品の演出を採用している(全身発光など)。ボーナスゲームとしてゴジラ映画に関連するクイズコーナーもあった。
- ゴジラ 怪獣大決戦(スーパーファミコン)
- 『ガンパレードマーチ』、『式神の城』などのアルファシステムが開発。『爆闘列伝』の移植版だが、容量の関係でへドラやラドン、スーパーX2などが削除されてしまった。登場怪獣はゴジラ、アンギラス、モスラ、キングギドラ、ガイガン、メガロ、ビオランテ、メカゴジラ、メカゴジラ(Gフォース版)。対CPU戦ではメカゴジラ(Gフォース版)以外の8匹の中から選択し、同キャラ以外の8匹を倒せばクリアとなる。スコアが一定以上に達しているとスーパーメカゴジラ、轟天号が乱入してくる。さらに隠しコマンドを入力すれば対戦モードで使用できた。対戦前に自キャラ名と対戦キャラ名が黒バックに大きく赤文字で『○○VS.○○』と、映画のタイトルコールのように映し出されるという怪獣ファンが心躍る演出が入る。また、先述の轟天号登場はもちろんのこと、モスラの隠し技としてバトラが乱入、モスラと同時攻撃を行う。モスラステージでサンリオピューロランドのアトラクション『怪獣プラネット ゴジラ』に登場するオリジナルメカ「アース号」が背景に出現する。さらにスーパーメカゴジラにいたっては2本先取すると勝利ポーズに『ゴジラvsメカゴジラ』に登場したプテラノドン型のメカまで登場するなど、マニアックな演出も多い。ゲームバランスもよく、数あるゴジラのライセンスゲームの中でも屈指の出来。音楽も素晴らしい。
- ゴジラ~列島震撼~(セガサターン)
- プレイヤーが自衛隊となり、さまざまなユニットを使って怪獣を撃退するステージクリア式のリアルタイムシミュレーションゲーム。ドット絵で描かれたグラフィックと、映画の映像を取り込んだデータ画面等が美しく、ゲームバランスも良好。また、平成シリーズ(84ゴジラからデストロイアまでの世界観)が舞台の作品ながら、登場怪獣が昭和シリーズからも多数登場し、昭和メカゴジラ(敵)対平成メカゴジラ(味方)の夢の対決も実現。発売当時撮影中であった「デストロイア」も特別出演していた。自分がプレイヤーなので、殺獣メーサー車やスーパーX、メカゴジラ、モゲラなどを使うが、ステージによって使えるユニットが制限されているため、力押しでは勝てず、効率よく怪獣を倒す戦略性が必要。必勝法は、ヘリコプターなどを使って怪獣を誘導し、怪獣同士を戦わせて共倒れさせること。ゴジラゲームとしては屈指の名作。
- ゴジラ・ジェネレーションズ(ドリームキャスト)
- ゴジラを始めとする怪獣を操作して、日本の大都市を破壊するという夢のようなゲーム。敵としてGフォースの戦車や戦闘機が登場し、また特定のステージにて街の破壊率が一定の数値に達すると、スーパーX、XII、XIIIがボスとして登場する。操作可能な怪獣はゴジラ、メカゴジラ、初代ゴジラ、ハリウッド版ゴジラ、ミニラの5体に加え、隠しキャラクターとしてジャイアント芹沢博士というとんでもないキャラクターが登場する。しかし、操作キャラの少なさや、街を破壊し続ける作業のマンネリ化、怪獣同士の対戦がないことなどがファンの不評を買った。
- ゴジラ怪獣大乱闘
- ニンテンドーゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、プレイステーション2等で発売されている、ゴジラ怪獣をベースとした格闘ゲーム。
- ゴジラ(PC-9801)
- 大戦略のシステムを使って作られたシミュレーションゲーム。列島震撼と同じく、プレイヤーは防衛軍や自衛隊を指揮して、ゴジラをはじめとする怪獣を撃退する。初代ゴジラから、『VSキングギドラ』までをカバーしている。実在兵器だけでなく、メーサー戦車などの架空兵器も登場するが、怪獣たちの攻撃力はあまりに強力なため、なんとか被害を抑えつつ勝利条件を満たすことが必要となってくる。列島震撼と並ぶゴジラゲームの傑作のひとつ。
- バトルベースボール(ファミリーコンピュータ)
- バトルサッカー フィールドの覇者(スーパーファミコン)
- コンパチヒーローシリーズの一部の作品にはゴジラも出演している。怪獣王ということで、パワーやディフェンスが高めに設定されることが多い。
- ゴジラ・トレーディングバトル(プレイステーション)
- 東宝株式会社 映像事業部が開発した、『モスラ2』までの東宝特撮怪獣(キングコング、メカニコングを除く)がオールキャスト総出演するトレーディングカードゲーム。
[編集] 参考文献
[編集] 原作小説
- 香山滋『ゴジラ、東京にあらわる』(小説版の最新版タイトル)ISBN 4265063071
- 香山滋『ゴジラとアンギラス』(『ゴジラの逆襲』の小説版『ゴジラ 大阪編』の最新版タイトル)ISBN 4265063160
- 香山滋、福島正実『怪獣総進撃(怪獣小説全集1)』(本来の原作である企画書版の小説を収録)ISBN 4882930714
[編集] 資料集類
- 山田誠二『ゴジラ大全集 - 東宝特撮映画ポスターコレクション』ISBN 488718364X
[編集] 評論系
- 野真典和、伊藤誠之介、冬門稔弐『ゴジラ研究読本 - 全24本を総括し、徹底的に分析・解析』ISBN 4894905426
- 高橋敏夫『ゴジラが来る夜に - 「思考をせまる怪獣」の現代史』ISBN 4087471462(ISBN 4331006298 の改訂増補文庫化)
- 高橋敏夫『ゴジラの謎 - 怪獣神話と日本人』ISBN 4062093189
- 高橋敏夫『~怪獣要撃戦略マニュアル~ ゴジラ対自衛隊』ISBN 4049300060
- 産経新聞「戦後史開封」取材班『戦後史開封 昭和20年代編』ISBN 459402694X
- 原田実『怪獣のいる精神史 - フランケンシュタインからゴジラまで』ISBN 4938733161
[編集] その他
- GODZILLA Room:フロリダ州マディソンブルー泉の中にある、ゴジラ人形がぶら下げられている水中洞。
- GO GODZILLA GO/IKA:SUPEREUROBEAT vol.92に収録。vol.100にもノンストップバージョンが収録されている。
[編集] 関連項目
- 伊福部昭 - 有名な「ゴジラのテーマ」の作曲者。彼が担当したゴジラなどの特撮映画のテーマをメドレー風に組み合わせた『SF交響ファンタジー(第1 - 3番、ゴジラVSキングギドラ)』という管弦楽曲も作曲している。
- 松井秀喜 - メジャーリーグ・ニューヨーク・ヤンキース所属のプロ野球選手。「ゴジラ」の愛称で呼ばれる。その縁で映画『ゴジラ×メカゴジラ』にゲスト出演した。
- 嶋重宣 - 広島カープ所属のプロ野球選手。背番号が松井秀喜と同じため、「赤ゴジラ」の愛称で呼ばれる。
- 内川聖一 - 横浜ベイスターズ所属のプロ野球選手。背番号は上記の二人と違うが、「アゴジラ」の愛称で呼ばれる。
- Blue Oyster Cult - アメリカの'70年代ハードロックバンド。「Godzilla」という曲のバックでゴジラ出現を知らせ、避難を促す日本語の臨時ニュースが聞こえる。ちなみにその台詞をバンドのメンバーに教えたのは音楽評論家の渋谷陽一である。元スキッドロウのセバスチャン・バックも来日時に日本のファンのために歌ったが、日本のファンがあまりこの歌を知らず盛り上がらなかった。アメリカではハードロックファンの間では有名な曲である。
- Mozilla - WebブラウザMozilla(モジラ)の名前は、ゴジラをもじって付けられた。(当初はNetscape Navigatorの開発コードネーム)
- Bugzilla - バグ管理システムBugzilla(バグジラ)の名前もゴジラが起源である。
- 倉敷保雄 - フリーアナウンサー。スカパー!のサッカー実況で有名だが、DVD特典のオーディオコメンタリーで聞き手を担当。『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』公開の際にはTV番組『さとう珠緒のゴジラ研究所』でゴジラ博士を務めた。
- オバケのQ太郎 - 「ゴジラ」というあだ名のガキ大将が登場するが、由来は当然怪獣の「ゴジラ」と推測される。
- ハレンチ学園 - 主要キャラとして「ヒゲゴジラ」が存在するが、この由来も怪獣「ゴジラ」と推測される。
- Dr.スランプ - 主要キャラのガッちゃんの正式名称「則巻ガジラ」はガメラとゴジラの合成語である。
- 名探偵コナン - 怪獣ゴメラはガメラとゴジラの合成語である。
- シムシティ - 災害としてゴジラを模した怪獣が登場し、街を破壊する。
[編集] 外部リンク
- 「ゴジラ FINAL WARS」オフィシャルサイト - 公式サイト
- 「ゴジラ ファイナル ボックス」オフィシャルサイト - DVD公式サイト
- ゴジラ3D(Godzilla 3D to the Max)
ゴジラ | |
昭和版: | ゴジラ (1954) - ゴジラの逆襲 - キングコング対ゴジラ - モスラ対ゴジラ - 三大怪獣 地球最大の決戦 - 怪獣大戦争 - ゴジラ・エビラ・モスラ - ゴジラの息子 - 怪獣総進撃 - ゴジラ・ミニラ・ガバラ - ゴジラ対へドラ - ゴジラ対ガイガン - ゴジラ対メガロ - ゴジラ対メカゴジラ - メカゴジラの逆襲 |
平成VS版: | ゴジラ (1984) - ゴジラvsビオランテ - ゴジラvsキングギドラ - ゴジラvsモスラ - ゴジラvsメカゴジラ - ゴジラvsスペースゴジラ - ゴジラvsデストロイア |
ミレニアム版: | 2000 ミレニアム - ゴジラ×メガギラス - ゴジラ・モスラ・キングギドラ - ゴジラ×メカゴジラ - ゴジラ×モスラ×メカゴジラ - FINAL WARS |
海外制作: | GODZILLA |
番外: | ゴジラアイランド |
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | ゴジラシリーズ | 東宝