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サザエさん (テレビアニメ) - Wikipedia

サザエさん (テレビアニメ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この「サザエさん (テレビアニメ)」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。

サザエさん』は、長谷川町子の同名の漫画、『サザエさん』を原作とするテレビアニメである。ハイビジョン制作(2005年10月- 系列外ネット局も含む)。

目次

[編集] 概要

放送は1969年10月5日から、『忍風カムイ外伝』の後番組としてフジテレビで始まり(ちなみに第1回の放送は「75点の天才!」「押売りよ今日は」「お父さんはノイローゼ」の3本)、同局系列の世界的なアニメの長寿番組、そして平均視聴率が20%前後というアニメだけでなく全番組の中で非常に高い部類に属する国民的番組として2006年現在も続いている。週一の固定放送枠を持つアニメ番組では世界一長寿番組とも言われる。尚、第一回放送の「75点の天才!」は、1992年7月19日日曜日FNSの日「平成教育テレビ」内の“サザエさんスペシャル”で一部が放送された。

基本放送枠は毎週日曜日の18:30~19:00 (以下JST)(サザエさんが始まる前にはカウキャッチャーとして必ず日清食品の30秒CMが流れるため、現在の本編は18:30:30開始、終了は18:59、1990年代後半には18:31:30開始の時期もあった。また1998年11月まではカルビーの30秒CMがヒッチハイクとして流れていたため本編は18:58:30で終了だった。さらに前はヒッチハイクは30秒×2だったため本編終了は18:58だった。当初は東芝の単独提供番組だったが、1998年11月から東芝が単独提供からメインスポンサーに縮小した為、複数社提供となっている。また、2005年10月からハイビジョン制作に移行した。またFNSの日では1997年の「真夏の27時間ぶっ通しカーニバル」からはステレオ放送になっている。

レギュラー放送の他に、1975年4月1日から火曜日19:00~19:30にオープニング・エンディングを新規に制作した再放送『まんが名作劇場 サザエさん』(ネット局ごとにスポンサーは異なる)があったが、1997年11月18日の放送を以って打ち切られている(余談だが、最終回の日も“放送終了”のテロップやアナウンスは一切なかった)。その後、同時間帯にはフジテレビでは『ドラゴンボール』、『ゲゲゲの鬼太郎(85年版)』、『怪奇倶楽部』の再放送が放送され、それ以後はバラエティ枠となった。ただし、以前に同じ長谷川町子原作の『いじわるばあさん』が放送されていて、この時間帯がローカル枠になったため、一部地域(関西テレビなど)では一足先に1996年3月で打ち切りになった(関西テレビでは同時間帯の後番組として『さんまのまんま』が放送された)。ゴールデンタイム全国ネットでのアニメ再放送という稀有な例である。なお、再放送の第1回は上記の第1回の放送とは異なっていた。又、火曜ワイドスペシャルが2時間に拡大された場合も休止となった。

アニメの製作は主にエイケン(旧TCJ) 。当初は宣弘社(現宣弘企画)と共同で制作していた。

現在でこそほのぼのアニメの代名詞のようになっている本作。しかし、放送初期は『トムとジェリー』を髣髴とさせるような、完全にドタバタ調のギャグアニメであり、それが原作ファンから不評だったため、後に現在の路線に転換する。また、放送当初は登場人物の顔が原作と同じで、シワだらけで顔つきがあまりよくなかったが、年月が流れていくにつれて現在の顔になっていった。

また、1987年以降、夏休みにはFNSの日内でタレント、もしくはお笑いタレントが声優に挑戦することが定番になっている。(※SMAP中居正広ナインティナインなど)

2006年現在、作品中には携帯電話が登場しているが、何故か磯野家の電話は黒電話のままである。また、東芝がメインスポンサーであるということから、白物家電に関しては各回の放送時点で最新式が使われていると思しき描写が見られる。現在磯野家で使われている家電製品の多くは1980年代前半頃の東芝製品が描かれている。

また、今まで日本で行われた万博には家族全員で行っていたが、愛知万博には行かなかった。ただし、2005年4~9月期のオープニングではサザエさんが訪問している。当然、作品中には東芝(1990年国際花と緑の博覧会三井グループとの合同)のパビリオンが必ず登場している。

現在放送中(当然ながら再放送を除く)のアニメでは珍しくモノラル放送(2006年4月迄は唯一。FNSの日放送分のみステレオ放送に)であると共に、CMやスペシャルの一部を除いて唯一セル画を制作に使用している作品である。これはオリジナルの雰囲気を極力保つため敢えて昔ながらの方法に拘っている為であるが、CMやオープニングおよびエンディングアニメについては特番などの特別版を中心にデジタルで制作され始め、2005年10月以降はOP・ED・次回予告のバンク部分がデジタル制作に切り替わった。本編は現在もセル画制作を続けているが、将来的にはセル画材の需要減による生産量減少からセルアニメ制作に必要な量が確保出来なくなる事も予想される事から、全編デジタル制作になる可能性がある。

因みに、脚本家である三谷幸喜が最初に挑戦したストーリー性のある脚本が、本作である。三谷は、計4本の脚本を書き、その1つ「兄思い 妹思い」(昭和60年放送)は、2005年7月24日放送25時間テレビで再放送された。

なお、演出担当のひとりであるながきふさひろは2005年3月27日放送の3話目「父ちゃんは小説家」(作品No.5546)を最後に演出を降板したと思われたが、2005年5月22日放送の3話目「おみやげ裏話」(作品No.5572)で約2か月ぶりに復帰した。

現在、フジテレビのサザエさんの公式ページには、他のアニメ(ちびまる子ちゃんワンピースなど) と違い、サザエさんなどこのアニメのキャラクターを使った画像や動画が一切公開されていない。これは、著作権元の著作権管理が厳しいためである。もちろん、現在キャラクターをCMに起用しているJAバンクの公式ページでもキャラクターが使われることや、CMが動画配信されることが現在まで一度も無い。

かつては年末年始、春や秋の改変期の特番が多い時期でも休止されずに放送されていたが、近年は日本シリーズ1999年2004年2006年ほか)や特番などで休止される週も少なくない。ただし、視聴率に陰りが見えているわけではない。

[編集] 登場人物

詳細はサザエさんの登場人物を参照。

[編集] 同時ネット局

(字幕放送)

※全てFNS系列局であるが、テレビ大分とテレビ宮崎はクロスネット局となっている。

※(地上D):既に地上デジタル放送が本放送もしくは試験放送で開始されている局。よってこのマークがある局のエリアでは一部の地域を除いてハイビジョン放送での視聴が可能である。(2006年11月現在)

[編集] 時差ネット局

  • 青森テレビ(地上D) - 1974年10月より放送開始、開始当初は土曜日18:00~18:30に放送されていたが、同時間帯に毎日放送製作のアニメ番組を同時ネットするため2004年4月からは土曜日17:30~18:00に放送されている。(それまでは毎日放送製作のアニメ番組は1週遅れで17:30~18:00に放送されていた)。ただし、オールスター感謝祭など、TBS系列で特番等がある時は放送時間の変更がある。
    なお、フジテレビ系の「火曜日の再放送版」も1981年4月から1983年3月まで日曜日夕方の16:30~17:00、1983年4月から1984年3月まで日曜日の朝10:30~11:00、1984年4月からは、月曜日の夕方16:30~17:00へ時間変更して放送されていた。
  • テレビ山梨 - 日曜日10:00~10:30(地上D)
  • テレビ山口 - 土曜日10:47~11:16(地上D)
  • 四国放送 - 木曜日17:00~17:30

[編集] 過去のネット局にまつわる小話

  • 山形県では、当初は山形テレビの放映だったが、同局が1993年にテレビ朝日系列に変更した際に打ち切りとなり、その後テレビユー山形TBS系列)で時差ネットされていた(1997年3月まで。土曜日夕方5時半~6時)。1997年、フジテレビ系列のさくらんぼテレビが開局したのでそちらに移行となった。
  • 岩手県では、放映当初は岩手放送によりフジテレビと同時ネットされていたが、ふしぎなメルモ放映開始と同時に打ち切られた。その数年後にフジテレビ火曜の再放送の1年遅れ(本放送の6年遅れ)で放映を開始した。曜日・時間は木曜日の午後5時半。その後、1991年に岩手めんこいテレビが開局したのでそちらに移行され、現在に至っている。なお、同局開局時には、オープニングにおいて岩手県の映像として当時の岩手めんこいテレビの本社(現在はめんこい美術館、奥州市水沢区)が登場した。
  • 香川県では日本テレビ系列の西日本放送が放送していたが、1976年3月で打ち切られた。系列外だったのと、対岸の岡山放送や関西テレビにより視聴できたためと思われる。その後同県は1979年に岡山とのテレビ相互乗り入れが開始され、徐々に山間部でも見られるようになっていった。(放映時間は注記参照)
  • 高知県では高知放送により月曜19時~19時30分に放映されていたが、1997年よりその年開局した高知さんさんテレビに移行した。当時、オープニングで高知県・徳島県の映像として土佐電気鉄道の「さんさんテレビ」のロゴ入りの路面電車が登場した。
  • 鹿児島県では、当初JNN系列局の南日本放送(放送時間のデータ不明、地元の皆様ご提供下さい)でネットしていた。これは鹿児島テレビが日本テレビ系列とのクロス加入であったため。1994年に日本テレビ系列の鹿児島読売テレビが開局したのに伴いクロスネットが解消され、フジテレビの単独系列局となった鹿児島テレビに移行した。
  • 大分県ではテレビ大分が1975年から現在まで放送しているが、フジテレビと日本テレビ、テレビ朝日とのトリプルネットだったこともあり放送日時は改編期で何回か移動している。他のネット局が再放送をしていた火曜夜7時に、本放送を2日遅れで放送していたこともある。現在は同時ネットに落ち着いている。
  • 長崎県では、テレビ長崎が日本テレビ系とのクロスネットだった時代は、一時本来の放送時間を日本テレビ系の同時ネット枠としていた関係で、時差ネットだったことがある。

[編集] その他過去のネット局注記

  • 北海道:札幌テレビ…火曜日午後7時30分・2日遅れ(1972年北海道文化放送開局まで)
  • 広島県:広島テレビ…火曜日午後6時・2日遅れで放送開始、途中中断の後月曜日午後6時・1日遅れで放送再開(1975年テレビ新広島開局まで)
  • 山口県:山口放送…火曜日午後7時・2日遅れ(1979年9月まで NNN日曜夕刊ネット開始に伴い同年10月にテレビ山口に移動)
  • 香川県:西日本放送…土曜日午後6時・6日遅れ(1976年3月打ち切り、詳細は上記)。放送開始半年頃からテレビ岡山(岡山放送の旧名。開始当時はNETテレビ~テレビ朝日系とのクロスネット)も西日本放送と同一時間に放送開始。テレビ岡山は、相互乗り入れの数年前までこの枠で放送を続けるも途中からフジ同一ネットへ変更。西日本放送は相互乗り入れまでこの時間枠で放送継続。岡山放送が視聴できる地域では結果的に前週分をRNC、今週分の新作をOHKでと2日連続で視聴できる格好となっていた。
  • 島根県:山陰放送…木曜日午後6時・4日遅れ(山陰中央テレビ開局まで放送)

[編集] ネットに関する補足

  • フジテレビ系列以外での放送の場合、フジテレビ系で本作が定期的に放送されるアニメスペシャルに組み込まれたり、FNSの日内で本作がスペシャルで放送される場合、放送はお休みとなる。又、年末年始の放送のうち年末の放送では放送内容調整の為、曜日配列によってはFNS系列・同時ネット局より先行放送される場合がある。(その場合、次週予告が差し替え又は予告なしとなる)。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌・挿入歌

[編集] 日曜主題歌(実写でも使用)

  • オープニングテーマ
    1. 『サザエさん』作詞:林春生 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平 歌:宇野ゆう子
  • エンディングテーマ
    1. 『サザエさん一家』作詞:林春生 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平 歌:宇野ゆう子
    • テレビ版のエンディングテーマは、前半はレコード版の2番、後半は3番が使われている。これは、1番の歌詞が本作の設定と異なるため。
  • シングル盤
    1. サザエさん/サザエさん一家(1969年11月10日発売)
    2. サザエさん/サザエさん一家(CDシングル)(1992年9月23日発売)
    • その他、アニメ主題歌のオムニバスCDにも多く収録されている。
    • さらに、iTunes Storeで2006年8月23日から配信されている。

[編集] 火曜主題歌

  • オープニングテーマ
    1. 『サザエさんのうた』作詞:保富康午 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明 歌:堀江美都子
    2. 『ウンミィのうた』作詞:伊藤アキラ 作曲:宇野誠一郎 歌:古賀ひとみ、ヤング・フレッシュ
    3. 『愛しすぎてるサザエさん』作詞:杉紀彦 作曲:小林亜星 編曲:あかのたちお 歌:水森亜土、こおろぎ'73
    4. 『ハッピーディ・サザエさん』作詞:雨宮雄児 作曲:松山祐士 編曲:松山祐士 歌:松尾香
    5.  『サザエさんのうた』作詞:保富康午 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明 歌:堀江美都子
  • エンディングテーマ
    1. 『あかるいサザエさん』作詞:(株)エイケン 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明 歌:堀江美都子
    2. 『天気予報』作詞:伊藤アキラ 作曲:宇野誠一郎 編曲:宇野誠一郎 歌:猪股裕子、ヤング・フレッシュ
    3. 『サザエさん出発進行』作詞:杉紀彦 作曲:小林亜星 歌:水森亜土、こおろぎ'73
    4. 『ひまわりみたいなサザエさん』作詞:雨宮雄児 作曲:松山祐士 編曲:松山祐士 歌:松尾香
    5. 『あかるいサザエさん』作詞:(株)エイケン 作曲:渡辺宙明 編曲:渡辺宙明 歌:堀江美都子
  • シングル盤
    1. サザエさんのうた/あかるいサザエさん(1975年4月10日発売)
    2. ウンミィのうた/天気予報(1977年6月??日発売)
    3. 愛しすぎてるサザエさん/サザエさん出発進行(1979年5月10日発売)
    4. ハッピーディ・サザエさん/ひまわりみたいなサザエさん(1980年11月??日発売)
    • 現在、「サザエさんのうた」「あかるいサザエさん」はCD「テレビまんがレコードの殿堂~コロムビア・マスターによる昭和キッズTVシングルス vol.11」または「テレビアニメ スーパーヒストリー 10「破裏拳ポリマー」~「勇者ライディーン」」で、「ウンミィのうた」「天気予報」は10枚組のCD「アニメ主題歌メモリアル」で(この全集には「サザエさんのうた」「あかるいサザエさん」も収録)で、「ハッピーディ・サザエさん」「ひまわりみたいなサザエさん」はコロムビアファミリークラブから発売されている10枚組の通販CD「永久保存版アニメ主題歌大全集」で聴くことができる。「サザエさん出発進行」「愛しすぎてるサザエさん」は2006年現在もCD化されていない。

[編集] 挿入歌

    1. 『カツオくん(空を見上げて)』作詞:北山修 作曲:筒美京平 歌:高橋和枝
      2003年の放送1700回記念の放送では現在のカツオ役の冨永みーなが歌った。
    2. 『レッツ・ゴー・サザエさん』作詞:北山修 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平 歌:加藤みどり
  • シングル盤
    1. カツオくん(空を見上げて)/レッツ・ゴー・サザエさん(1970年8月5日発売)
    • 現在、「レッツ・ゴー・サザエさん」は「永久保存版アニメ主題歌大全集」で聴くことができる。

[編集] オープニング・エンディング

  • オープニング、エンディングとも3ヶ月ごとに変更。
  • オープニングではサザエさんが日本各地を旅行するアニメーションを使用している(27時間テレビ内で放送される場合はスペシャルバージョンになる)。内容は季節に合わせ3ヶ月ごとの変更だが、訪れる県は半年ごとの変更である。東芝一社提供時代は必ずその地の東芝支社や東芝の広告看板が出てきた。

[編集] サザエさんのオープニング旅行記

[編集] 2003年10月~12月石川県1

[編集] 2004年1月~3月石川県2

[編集] 2004年4月4日6月27日静岡県1

[編集] 2004年7月~9月静岡県2

[編集] 2004年10月3日12月26日鹿児島県1

[編集] 2005年1月9日3月27日鹿児島県2

[編集] 2005年4月3日6月26日愛知県1

[編集] 2005年7月3日9月18日愛知県2

[編集] 2005年10月2日12月25日広島県1

[編集] 2006年1月8日3月26日広島県2

[編集] 2006年4月2日6月25日宮城県1

[編集] 2006年7月2日9月24日宮城県2

[編集] 2006年10月1日12月31日岡山県1


  • オープニング最後の製作社表示が「宣弘社」から「フジテレビ」に変更されたのは1985年から。フジテレビのロゴは1986年に現在のものに変更されたので、旧ロゴでの表示は短命だった。
  • エンディングは単行本「よりぬきサザエさん」に掲載された傑作を抜粋してアニメ化して流す(噴出し表示付き)。末尾の映像は四季ごとに違う。春・秋は一家がネイティブアメリカンの格好をして、西部劇風の風景を行進する。夏はハワイを連想させる風景をバックにフラダンスをしながら歩く、冬は雪原をそりを曳いていくというものである。ただし、放送開始当初は一家が動物園に行くという内容だった。
  • 提供クレジットは東芝1社提供時代はサザエさんとタラちゃんとタマがアニメで登場し「“明日をつくる技術の東芝”(後に“エネルギーとエレクトロニクスの東芝”に代わる)がお送りいたします!」「いたしまーす!」と伝えていた(放映開始当初はカラーテレビやカラー放送が普及しはじめた頃であり、サザエ単独で「提供は東芝でございます カラーでお送りいたします」となっていた)。サザエさんの提供読みは最初はオープニングのみだったが、後にエンディングでも登場する。東芝を含む複数提供となった現在は、サザエさんの声での提供読み(「この番組は、東芝と、ご覧のスポンサーの提供でお送りいたします」)と文字表示のみ。なお、かつて東芝のロゴをバックにしていたことからもわかる通り、サザエさん一家が横一列で歩いてくるあの部分からが提供クレジットである。
  • テレビ山口(TBS系。かつてはフジテレビ系にも加盟)で放送される分にはフジテレビが制作したテレビ山口用のオリジナルバージョンによるオープニングがある(東芝単独提供時代、同局では一時東芝がスポンサーに入っていなかった時期があり、この時代の名残と思われる)。しかしそれ以外の時差ネット局には同時ネット放送時と同じオープニング映像となる。
  • 1987年東芝機械事件などで東芝グループが不祥事を起こした際、オープニング・エンディング後の提供表示が独自のもの(全くの新作。「TOSHIBA」のロゴの代わりに「SAZAESAN」と表記した映像を使用し、提供読みの代わりに別の台詞を入れたもの)に差し替えられたことがある。

[編集] 予告編

  • 予告編では毎週、サザエによる出だしのセリフの後、サザエさん一家のうち1人が声で登場、コメントのあと次回放送の3本を紹介する。このローテーションは固定されている。
    • その出だしは通常「さ~て、来週のサザエさんは?」だが、特番などで次回の放送予定が再来週以降になってしまう場合には「さ~て、次回のサザエさんは?」と変化する。
    • 2006年10月15日の放送終了後の予告編は、翌週10月22日ナゴヤドームでのプロ野球日本シリーズ中継のため休止であるにもかかわらず「さ~て、来週のサザエさんは?」のままだった。
    • 予告の最後にはサザエさんが手にじゃんけんのグー・チョキ・パーの絵が付いた棒を持ち、「じゃんけんポン! うふふふふふふ」の声と共に3つのうちのどれか一つを視聴者に見せる。
    • じゃんけんをする時にサザエさんが付けているエプロンは、場合によって変わる(エプロンにワールドカップバレーバボちゃんのロゴが付いているなど)。
  • 1991年までは、予告の最後にサザエさんがマメ等を投げ食いしていたところを視聴者に見つかり、慌てて隠すシーンで喉に詰まらせ「んがっくっく」とやっていた。
    • 最後の『んがくっく』は喉に物を詰まらせて発せられた『つまっちゃった』という台詞。
    • この時サザエが口にするものは毎回変わっていた。

[編集] 予告最後の演出が変更になった理由

  • 後に東北大学医学部附属病院耳鼻咽頭科(現:東北大学病院耳鼻咽喉科)と国立小児病院小児科の医師から、これを子供が真似て投げ食いで気管を詰まらせると最悪の場合は死亡事故がありうると指摘された。実際にこの真似をして小学6年の男児が死亡すると言う痛ましい事件が1990年頃に発生した。
  • その事件後、フジテレビは長谷川町子に了解を取って、1991年10月20日放送より、じゃんけんに変更され、「じゃんけんポン! うふふふふふふ」という形式となった。その当時、制作のエイケンは「少しでも危険があるものを放映するわけにはいかない」とコメントした。
    • 先の死亡事故が原因により変更となったと言われているが、1991年10月20日放送より「あのシーンも(放送期間が)長かったし」というスタッフの思いつきでじゃんけんに変更されたという説もある。参考リンク

[編集] タマの声の主

タマは磯野家で飼っている白い猫である。

火曜アニメのエンディングのスタッフロールではタマの声優は「?」と書かれて秘密になっており、「タマの声優は誰なのか?」はサザエさんの謎のひとつとされていた。

現在日曜アニメにはこの表示はない為(一時は表示されていたが)、火曜アニメの終了とともにこの表記は消滅した。

「タマの声優は『?』という芸名の人ではないか」と言う冗談のような噂もある(昔デーモン小暮閣下が「我輩は『!』である」と言った影響か)。以前、同局の朝の情報番組でタマの声優を探す特集をやっていた。それによるとタマの鳴き声はアシカの赤ちゃんの鳴き声ということになっていた。(実際は単なるSE(効果音)である。)

[編集] 事件

  • 1977年頃、オープニング映像が流れる際に、本来ならば30分後に放送開始される『惑星ロボ ダンガードA』の主題歌が誤って流れる放送事故が発生したことがある。
  • 脚本家の三谷幸喜が脚本を書いた1985年8月18日放送「タラちゃん成長期」の話で、タラちゃんが筋肉増強剤(プロテイン)を使ってマッチョマンになるというシチュエーションが「君はサザエさんを馬鹿にしているのか!」と当時のプロデューサーの逆鱗に触れ、それがもとで降板させられる事件も発生している(後に三谷が雑誌へのインタビューでその顛末を語っていた)。
  • 1996年頃、サザエさんとバカボンのパパを合成した「サザエボン」や、波平と鉄腕アトムを合成して造られた「鉄腕波平」などといったキャラクターグッズが無許可で作られ、ヤングエイジ層を主体に売れていたが、翌年に長谷川町子美術館や赤塚不二夫らが「著作権・肖像権等の侵害に当たる」として、企画・販売を担当していた福岡県内の会社を相手に訴訟を起こした。裁判所は原告の訴えを認めて会社に販売禁止を命令、グッズは絶版となった(会社はその後2000年1月に破産)。だが、その手の無許可合成キャラグッズ類は今なお後を絶たないのが実情であり、大阪府大阪市淀川区の十三駅前西商店街でも「波平アトム」(おそらく前記の「鉄腕波平」と同様のもの思われる)と言う名の看板がある。こちらが先という説も(余談だがこれは陣内のネタにされた。)「サザエボン」はダウンタウン松本人志大喜利の答えとして生み出したものが初出と思われる。
  • 2000年12月24日放送「サンタとお約束」の話で、タラちゃんがサンタクロースは本当にいると信じていたものの、そのサンタクロースがマスオだったため愕然。その後、放送を見た視聴者から「子供の夢を壊さないで」などと苦情、抗議の電話やメール、投書等がフジテレビに殺到した。参考リンク
  • 1996年8月25日放送分では、東芝談合事件の制裁のため、オープニングの提供表示(TOSHIBA)の代わりに(SAZAESAN)と表示され、提供読みが一切なかった。

[編集] 最高視聴率

1979年9月16日放送で39.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。

[編集] スペシャル版

過去何度かアニメ版にもスペシャルとして放送された回があった。宇宙にいるサザエさん一家と地球のサザエさん一家との話や、一家でハワイに行く話などがある。

[編集] 原作とテレビアニメとの比較 

出典の明記:この記事は、執筆の際に参照した文献の出典を明記していないか、あるいは信頼のおける資料を使用せずに書かれた独自調査になっている可能性があり、内容の信憑性に疑問が持たれています。ノートで議論を行うか、参照した資料を参考文献の節にて列挙した上で執筆してください。

各キャラクターの性格について見ただけでも、相違は顕著に存在する。例えば、原作では一家きってのわがままな「天然ボケ役」で原作では最も目立つキャラクターの一人だったワカメがアニメでは「いい子」になり、存在感がほとんど無くなってきている。サザエはカツオにたいして原作以上に意地悪であるし、アニメでは厳格でカツオを怒鳴ってばかりいる波平も、原作においてはかなり抜けているキャラクターとして笑われ役を演じている。また、タラオも原作での登場回数は必ずしも多くないが、アニメにおいては圧倒的に存在感が増し、性格もおとなしくなった。ただしタラオに関しては、アニメ初期の頃は「ちくしょう」「やったぜ」などの台詞もあり、それなりの悪戯っ子であったと声優の貴家堂子は語っている。 内容そのものも、原作の『サザエさん』は、風刺画が元になっている新聞の4コマ漫画の例に漏れず、かなり革新的な内容であり、ほのぼのとした味を持ちながらも、社会風刺やブラックユーモアの要素も多分に含む、ナンセンスなギャグマンガであった。 原作者の長谷川町子も生前アニメ放映には乗り気でなかった事や、「今テレビでやっているサザエさんは、私のサザエさんとは全く別のものです。私はテレビのサザエさんとは何の関係もありません」と、アニメ版を批判するような発言をした事も注目に値する(以上の原作者の発言は日本テレビ系「知ってるつもり!?」で紹介された)。原作のファンはアニメ版から一定の距離を置いて鑑賞している者が多く、それゆえ東京サザエさん学会ではアニメを研究対象としていない。

[編集] 裏番組の変遷

「サザエさん」と放送時間帯の重なる他局の番組の扱いを簡単に述べると、「1969年当初は「サザエさん」以上の存在感を持つ番組の放映時間帯で視聴者層も競合していた。1972年頃には次第にマイナーな時間帯となったが、しばらく「サザエさん」と視聴者層の競合する番組を放送していた。しかし、1980年代以降は「サザエさん」と視聴者層の競合しない番組(主に成人向けの情報番組や教養番組、時にマニアックなバラエティーやアニメ)を放送して、今に至る。」と述べることができる。

[編集] NHK総合

1990年代半ばまでは午後6時~6時45分枠と6時45分枠~7時枠に分かれていた。後者は今日と同様、ローカルニュースや天気予報の時間帯である。ここでは、午後6時~6時45分枠について述べる。

  • 1973年3月まで;午後6時~6時5分に「こどもニュース」(平日・土曜・日曜共通で放送)放送の後、「少年映画劇場」が放映。内容は、主に欧米のアニメ。
  • 1973年4月~1974年3月;「ステージ101」(日曜午後7:20~8:00から移動)が放送。
  • 1974年4月~1986年3月;「レッツゴーヤング」当時の代表的なアイドル歌番組。
  • 1986年4月~1988年3月;「ヤングスタジオ101」上記番組のアレンジ的な番組。
  • 1988年4月~1993年3月;「NHK経済マガジン」この枠初めての成人向けの情報番組かつビジネス番組。
  • 1993年4月~2000年3月;「特報首都圏」などのローカル番組を放送。
  • 2000年4月~2003年3月;「課外授業 ようこそ先輩」久々に児童層を意識した番組。
  • 2003年4月~現在;「NHK海外ネットワーク

[編集] 日本テレビ系

  • 1972年10月まで;「シャボン玉ホリデー」1960年代の代表的な人気バラエティー。しかし末期は「サザエさん」との競合などもあり打ち切り。
  • 1972年10月~1979年4月;バラエティーや、歴史上の冒険者を扱ったドキュメント「冒険者たち」、特撮(「ファイヤーマン」、「円盤戦争バンキッド」)、アニメ(「家なき子」→「宝島」)などが放映。日本テレビとしては力を入れた枠だったが、視聴者の競合から、多くの地域(同時間帯に「サザエさん」の放映のある地域)では「サザエさん」に比べてマイナーな存在となる。なお、フジ・日テレのクロスネット局の中にはこちらを同時ネットとして「サザエさん」を遅れネットとしていた局があった。直前の日本テレビの時間帯の「NNN日曜夕刊」のネットと、19時以降に日本テレビのプロ野球中継を放送するための都合とみられる。
  • 1979年4月~2000年9月;「独占!!スポーツ情報」;ここにきて「サザエさん」との競合がなくなる。巨人戦の先行中継などもあり、「サザエさん」と同等の視聴率を稼げる枠になる。
  • 2000年10月~2002年9月;「THE独占サンデー」;放送開始時間が18時になる。
  • 2002年10月~現在;「真相報道 バンキシャ!」;

[編集] TBS系

  • 1969年10月時点;新番組として、時代劇「怪傑黒頭巾」を放送開始。なお、この枠は1959年に「月光仮面」を放送するなど、子供向け番組の枠として先行した存在だった。
  • その終了後~1973年3月;1971年10月~1972年3月にアニメ「ふしぎなメルモ」を放送したが、次第にマイナーな枠になる。
  • 1973年4月~1982年3月;「JNNニュースコープ」(平日・土曜・日曜共通で放送)
  • 1982年4月~2000年3月;「報道特集」(土曜午後10時から移動。午後6時スタート。なお、現在は午後5:30~6:24)
  • 2000年4月~現在;「未来の瞳」→「ZONE」→「夢の扉 ~NEXT DOOR~

[編集] テレビ朝日系(1977年3月まではNETテレビ)

1970年代前半には放送開始時間が18時でボウリング番組を放送していた。当時のボウリングブームを考えると、うまみのあった番組だった可能性もある。しかし、その放送終了後はマイナーなアニメ・特撮の本放送やメジャーなアニメの再放送など、マイナーな枠になった。1980年代~1990年代前半は1982年4月~9月に「こちらデスク」を時間帯移動で放送した後にはマイナーなバラエティーなどを放映。その後、1990年代後半以降は「素敵な宇宙船地球号」、「100人の20世紀」などの教養番組を経て現在の「グレートマザー物語」に至る。

[編集] テレビ東京系(1981年9月までは東京12チャンネル)

1970年前半は毎日放送の「ヤングおー!おー!」を放送。その後1970年代後半は「三菱ダイヤモンド・サッカー」などを放送していた。1990年頃に時代劇「鞍馬天狗」、1990年代後半にはアニメ「天地無用!」や「サイボーグ009」などを放送。なお、現在は「トコトンハテナ」。

[編集] 視聴者の受容の変遷

そのほのぼのとした内容や、日曜日夕方という時間帯などから、放送開始以来今日に至るまで、小学生以下の子供とその親には非常に人気を博してきた。子供が生まれたことで、この時間帯にテレビを視聴する習慣のなかった人がこの時間帯に「サザエさん」を見るようになった人も多い。
しかし、その受け止められ方は、時代によって異なる。
なお、これまで放送された時代の全期間について、視聴率の高さに比していわゆる「アニメファン」の関心は低く、ファンレターなども少ない。アニメ誌などでの露出も皆無といっていい。
また、青少年層や、単身者など子供を持たない成人層の視聴の一般化は、放送開始後に子供だった世代が成長した後に限られるようである。

[編集] 1970年代

上述のとおり放送開始後の10数年は同時間帯に競合番組があった。しかし「サザエさん」の存在は、それを上回るものだったようで、「サザエさん」が本来の時間帯に放送される限り、他局のアニメや娯楽番組はマイナーに甘んじる存在だったようである。
1974年まで原作の新作があったことなどもあり、当時は後年ほど「サザエさん」の作品世界と実際の社会・生活文化等との乖離は小さく、「サザエさん」は普通のアニメとして受容されていた。
なお、フジテレビの連続した時間帯がアニメだったことは後年と同じだが、ファミリーものやファンタジーなどの他に、1980年代半ば以降では放送のないSFヒーローものもあった。18時台前半では「科学忍者隊ガッチャマン」とその続編などのタツノコアニメであり、19時台前半では「マジンガーZ」に始まる一連のロボットアニメである。しかし、このことはこの時間帯の男児の視聴も誘引することとなり視聴者層の幅を広げた。
また、当時後年と異なり、連続した時間帯にレトロもののアニメの放送はなく、「サザエさん」の作品世界と実際の社会・生活文化等との乖離は小さかったこともあり、あまり「サザエさん」に(まして日曜日夕方のテレビ番組全般には)懐古趣味は期待されていなかった。従って当時の東芝の家電は何の不自然もなく登場し、当時の世相もある程度反映されていた。

[編集] 1980年代

その後は同時間帯に競合番組はなくなったもの、「サザエさん」の作品内容と実際の生活との乖離が大きくなった。
かつ日曜日は朝の子供向け番組の存在が強くなる。1983年4月~1986年9月にはフジテレビの18時台前半にはアニメの放送がなく、スポーツ情報番組(「スポーツ天国」→「スポーツ特Q」)を放送していた。
無論、1980年代後半からのコンピューターゲームや家庭用ビデオ機器の普及、何より日曜日の夕方のこの時間帯にはレジャーなどで毎週のように戸外にいる人も増えるなど、ライフスタイルの多様化や他の媒体との競合が軽視できなくなった。
にも関わらず、「サザエさん」は人気番組であり続けた。しかし代償も大きかった。「サザエさん」は以前のように「現在を映す番組」ではなく、「懐古趣味故に存在できる番組」と化したのである。1986年10月より再開したフジテレビの18時台前半のアニメ枠が古典的な漫画のリメイクだったこと(ただし、こちらは放送当時に合わせたアレンジが加えられている)、その後の時間帯もフジテレビ・他局ともレトロ志向が強まったことなどがその象徴である。
なお、1970年代に「サザエさん」を見ていた世代には高校生以降、さらには大学・短大生や社会人など成長しても視聴し続けるものも多かった。しかしその視聴は主に一人でするものだった。1970年代に「サザエさん」を見ていた世代の親たちにとって、「サザエさん」などの日曜日夕方のアニメ群は子供が小さいときだからこそ楽しかった番組群であり、またこの世代は少年・少女時代にアニメを見ていない世代だった。従って、その親たちは、子供らの同居・別居を問わず、子供らが高校生以降に達すると、日曜日夕方には裏番組の報道系やスポーツ・グルメなど、ファミリー路線ではない番組を家庭のメインとなるテレビで見ることが多くなった。

[編集] 1990年代

1970年代に子供として「サザエさん」を見ていた世代は、晩婚化などでその後も独身となるものが増えたが、世帯を持ち子供を得る者も無論多かった。それが始まる時代がこの時期であり、ここに2世代目の「サザエさん」視聴がはじまる。
しかし、この年代に入ってもいまだビデオデッキが登場せず、居間にちゃぶ台があるなど、ますます「サザエさん」の作品内容と実際の生活との乖離が大きくなっっていった。

[編集] 2000年代

1970年代に子供として「サザエさん」を見ていた世代の他、1980年代に子供として「サザエさん」を見ていた世代も子持ち世帯に参入した。しかし、最早「サザエさん」の作品内容と実際の生活との乖離は絶望的に大きくなり、愛知万博見学も本編ではなくOPで登場する程度となった。今や「サザエさん」は「古き良き過去を映し出し、理想の日常を描き出す番組」となっていたのである。事実、「サザエさん」の作品内容が暗い現実社会の姿で無くなっている事は火を見るより明らかである。

[編集] その他

  • 本作の視聴率と株価(東証株価指数:TOPIX)の間には連動性があるとの指摘もある。2003年~2005年の間の相関係数は-0.86。(2005年の大和総研のレポート)この関係とは、日曜18:30~19:00までやっている本作の時間帯は、景気の動向が良い時は人が外食等で外出している為に視聴率が悪くなり、逆に景気の動向が悪い時は外食を避け家で過す傾向があることから視聴率が上がるから、というもの。
  • 磯野家にある民生品(家電品等)は昭和50年代のままらしく、パソコン、FAXなどはない。カツオが「うちにはパソコンはない」と発言した回もあった。また自家用車もないが、たまにマスオさんがレンタカーを借りてくることがある。商店街の富籤の景品にハイビジョンプラズマテレビが紹介されたことも。
  • 黒いダイヤル式電話機(電電公社式600形・600A形)を「今どきサザエさんの家にしかない」といったりする。サザエさん一家はかつて日本電信電話公社(現NTTグループ)のCMにも登場したことがあり、後にマイラインのCMに登場したり、NTTコミュニケーションズが一時期スポンサーに入ったのも当時からの流れといえる。
  • アニメが複数社提供となって以降は作中にも配慮がある。マクドナルド風のファストフード店が登場したり、カゴメ提供時代は磯野家の食卓に色使いや容器形状が同社製品と同じソースが置かれたり夕食のオムライス調理のシーンでトマトケチャップをかけるカットがきちんと入れられている。台所の戸棚にカルビーかっぱえびせん風の「えびあられ」なるスナック菓子が置いてあった事も。
  • 磯野家にはよく絵に描いたような泥棒が入る(年に3回位、特に節分時にをつけて入る)。
  • サザエさんは、「フジテレビの受信料の集金に来た」という詐欺にひっかかったことがある。(原作漫画では「ラジオ東京」となっていた。また最初のコマは当時の連載紙だった朝日新聞の集金が描かれていた)
  • また、本作が放映される時間帯にはもう日曜日も残り少ないため、月曜日のことを考えると憂鬱になる状態が「サザエさん症候群」と呼ばれることがある。本編もさることながら、EDの「サザエさん一家」が(特に間奏部分)がそれを想起するとされる。
  • タラオとイクラは、小走りする際に効果音が流れる。
  • 2004年5月3日に放送された『HEY!HEY!HEY!この10年で最もヒットしたのは誰だ? ゴールデンウィーク特別企画不滅の名曲ベスト100』の10位にサザエさんの主題歌がランクインした。なお1995年1月16日、『HEY!HEY!HEY!』に宇野ゆう子が出演して本作の主題歌を歌っている。このときサザエ役の加藤みどり、カツオ役(2代目)の高橋和枝が応援ゲストとして登場した。
  • 2005年5月5日放送の『笑っていいとも』のコーナー「世界ライトQギモンバトル」にて、青木さやかの「イクラちゃんの声は使い回してるの?」と言う質問に対し、イクラ役の桂玲子は「そんなことはない、イクラちゃんは怒ってるときやうれしい時など、感情をこめて『は~い』や『バブー』の言い方を付けています、決して使いまわしはしてません」と答えている。過去には、『明石家マンション物語』では、西村知美がイクラちゃんが『は~い』や『バブー』いか言わない事にクレームを付けた事があった。
  • 現在のオープニング曲は前奏が無く、いきなり『お魚咥えたドラ猫・・・』と始まるが、放送開始当初は原曲通り前奏が最初に入り、そのため尺が長い分1番の部分のみ使われていた。また、オープニングアニメーションも今の様なサザエが日本各地を旅行するものではなく、タイトルロゴも異なっていた。
  • 同局の『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』において、エンディングの曲は原曲の1番の歌詞を使っていないと紹介された。というのも、1番の歌詞が「二階の窓」で始まっているのだが、アニメの磯野家宅は平屋で2階が存在せず歌詞とアニメの設定が矛盾してしまうからである。ちなみにアニメサイズ版の曲は、2番と3番の歌詞を融合させたような歌詞になっている。
  • 波平が「この家も古いなぁ」と言うが、ワカメが友達の家に泊まりに行ってもカツオが金持ちの家に泊まりに行くときでも早く家に帰るので磯野家の家族にとって我が家が一番だということが分かる。
  • 特別番組として放送されるスペシャル版で、サザエさんは「こうして見るといつも変わらないけど、そういうところがマンガのいいところよね」と幾度か発言している。この発言から、サザエさんは自分たちが架空の存在であり、かつマンガの中でしか存在できない事を自覚している事がわかる。
  • 漫画「浦安鉄筋家族」では、サザエさん一家をパロディー化した場面がある。本家は海産物を関連付けた名前に対し、浦安鉄筋家族では、焼き鳥の種類を関連付けた名前になっている。
  • 年中行事を題材としたストーリーが、必ず組み込まれる。また、家族旅行、ボーナスなどの話題は毎年繰り広げられ、世知辛い現代社会において「平穏な家庭」を印象付けている。
  • 戻しようの無い時間軸の進行が起きないよう、カツオやワカメの学校における進級には触れられず、また恋愛は「成就されない」形で終わる。
  • まるで年中行事のように、「美人にゃ弱い」という作品が定期的につくられる。オチは、ノリスケが街頭で「すっごい美人!」と叫ぶと、寝たきりのおじいさんが窓のところへはっていこうとするもの。
  • 画風として、全ての登場人物は起立あるいは徒歩のとき、腕を真下に伸ばし手を地面にかざすような姿勢をとる。
  • 1992年7月19日放送の“FNSの日”内のスペシャルでは、1969年の第1回放送分の一部などを放送していた。
  • 1980年代中ごろ、第二話を短くして、第三話との間に毎週「運動会」「クリスマス」などのテーマに沿って2分程度の4コマ漫画をつないだ作品が放送されていた時期があった。この時期、予告編でも4本放送されるように紹介されていた。エンディングアニメと似ているが、セリフ付でBGMもあった。しかし背景などはかなり省略されていた。
  • 初回放送から35年以上経つが、ビデオ化DVD化された事は一度もない。長寿、人気作品の中でビデオ化、DVD化されていないのはサザエさんだけである。理由とは、製作側も明らかにしていない。
  • 一時、小学生を初めとする子供の間で「サザエさんの苗字は?」というクイズが流行ったことがある。大多数の人は「磯野」と答えてしまうが、マスオとの婚姻にて改姓しているので正解は「フグ田」である。
  • 2006年10月より、長年使用してきたタラオのエンディング表記名が「タラ」から「タラオ」に変更された。

[編集] トリビア

  • 同局の番組『トリビアの泉』で紹介されたものである。
    • No.168 「サザエさんのエンディングテーマは一番の歌詞ではない」-91へぇ (2003年7月30日放送)
    • No.858 「サザエさんの終わりの歌っぽいアメリカの歌がある」-58へぇ(2005年11月23日放送)
    • No.880 「「OIL」を3つ書いてピリオド(.)をつけるとサザエさんの終わりの歌っぽく聞こえる」-94へぇ(歴代「ぽくなるシリーズ」2位のへぇ数を叩き出した。2006年1月25日放送)

[編集] 日本で現在放送されている主な長寿アニメ番組

[編集] 提供スポンサー

  • 東芝(30秒×2 1998年10月までは単独提供)

以下30秒

[編集] 現在

[編集] 過去

[編集] 東芝単独提供時代にヒッチハイクCMを流した企業(カルビーを除く)

  • 資生堂
  • 江崎グリコ(~昭和59年3月25日、同年同月グリコ・森永事件(当時の呼称はグリコ事件)が発生したため降板、ハウスへ交代)
  • ハウス食品(昭和59年4月1日~、かつて同社から「サザエさんちのふりかけ」「サザエさんちのおにぎり」「サザエさんちのお茶漬け」が発売されていた)

[編集] FNS系列以外のスポンサー

[編集] 火曜日の再放送に提供していたスポンサー(フジテレビの場合)

すべて30秒

[編集] 提供読み

[編集] 放送開始当初

  • オープニング サザエさん「提供は、東芝でございます。カラーでお送り致します。

[編集] 1998年10月まで

  • オープニング サザエさん「明日を作る技術の東芝が、お送り致します。」→「エネルギーとエレクトロニクスの東芝が、お送り致します。」タラちゃん「いたしまーす!(いてきま~す!)」「ドンッ」(タラちゃんの「いてきま~す(いたしま~す)」の後の音は太鼓音だが、季節と絵柄によって適宜さまざまな音が用いられる。例:正月は琴、夏は花火の音、秋祭りの時期には笛、など)
  • エンディング フジテレビ女性アナによる提供読み「明日を作る技術の東芝が、お送り致しました。」→同じく「エネルギーとエレクトロニクスの東芝が、お送り致しました。」→タラちゃん「ママ~!」サザエさん「エネルギーとエレクトロニクスの東芝が、お送り致しました。」タラちゃん「またね~!

ちなみに、初期エンディングはブルーバックに白抜きで「Toshiba 明日を作る技術の 東芝」→「TOSHIBA」と表記、後のエンディングは「E&Eの東芝」をバックにサザエさんがドレスの姿であった。(最後にはタマがサザエさんのドレスのスカートから出てきて、下駄をはいていたサザエさんは顔を赤らめるというアニメーションだった。)

尚、OP時のタラちゃんのセリフは「いたしま~す」なのか「いてきま~す」なのかが曖昧となっている。人によって「いたしま~す」と聞こえていたり、「いてきま~す」と聞こえていたりする。

[編集] 1998年11月以降

  • オープニング サザエさん「この番組は、東芝と、ご覧のスポンサーの提供でお送りしま~す!
  • エンディング サザエさん「この番組は、東芝と、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。

[編集] 外部リンク

[編集] 番組の変遷

フジテレビ系列 日曜日18:30枠
前番組 サザエさん 次番組
忍風カムイ外伝 -----
フジテレビ系列 火曜日19:00枠
おらあガン太だ まんが名作劇場 サザエさん ローカル枠
(フジテレビ及び一部局ではドラゴンボール再放送)

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