ジェームズ・クラーク・マクスウェル
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ジェームズ・クラーク・マクスウェル(James Clerk Maxwell, 1831年6月13日 - 1879年11月5日、エディンバラ生まれ)は、イギリス(スコットランド)の理論物理学者。姓はマックスウェルと表記されることもある。マイケル・ファラデーによる電磁場理論をもとに、1864年にマクスウェルの方程式を導いて古典電磁気学を確立。さらに電磁波の存在を理論的に予言し、その伝播速度が光速度に同じで、横波であることを証明した。土星の環や気体分子運動論・熱力学・統計力学などの研究でも知られている。
[編集] 年譜
土星の環を研究、「ファラデーの力線について」を著す。
- 1859年 気体分子の速度分布関数及び平均自由行路を導入
- 1860年 ロンドン大学キングスカレッジ教授に就任
- 1861年-1862年、「物理学的力線について」を著す
- 1864年 「電磁場の動力学的理論」でマクスウェルの方程式を導く
- 1871年 ケンブリッジ大学教授に就任
- 1873年 「電気磁気論」を著す
- 1874年 キャヴェンディッシュ研究所初代所長に就任
- 1879年 統計力学にアンサンブルの概念を導入
[編集] 関連項目
- マクスウェル(単位)
- マクスウェルの悪魔(気体分子運動論)
- マクスウェルの関係式(熱力学)
- マクスウェル・ボルツマン統計(統計力学)
- ハインリヒ・ヘルツ:マクスウェルの方程式を発展させ、電磁波の存在を実証。
カテゴリ: イギリスの物理学者 | 19世紀の自然科学者 | 1831年生 | 1879年没