ピープルズ・エルボー
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ピープルズ・エルボーはプロレスの技の一種で、エルボ(肘)攻撃の一種である。WWEのスーパースター、「ザ・ロック」の必殺技として有名。
リング中央に仰向けになった相手の頭の上に立ち、ひじのサポーターを観客席に投げる。その後、腕を振り自らロープへ飛ぶ。相手を飛び越え一往復したあと、腕を振り、観客に指を指しながら、エルボードロップをする。
技そのものの威力より、大きなムーブからくるパフォーマンスが重要な技で、観客も一体になって盛り上がる。
一説では、武藤敬司のフラッシングエルボーが基になっているとも言われている。
技をかける流れは以下のとおりである。
- 先ず相手を何らかの技(主にスパインバスター、又はロック・ボトム)でリングの中央付近に仰向けに倒す。
- 相手の頭側に立ち、足で相手の両手を身体に寄せる。
- 付けている場合は、肘のサポーターを外して、客席に投げる。
- 両手を広げ、身体の前で交差する動作(昔、豊登が良く行っていた動作に似る)を繰り返す。
- ロープに向かい突進し、はね返る動作を一往復して勢いを付ける。
- 相手の横に静止し、片足を上げて身体を痙攣させて、エルボー・ドロップを行う。