ボーイングNLA
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ボーイングNLA(Boeing NLA)とは、アメリカの航空機メーカーのボーイング社が1990年代にボーイング747ジャンボジェットよりも大型の旅客機の構想として発表した、New Large Aircraft構想のことである。このNLAは500席以上の機体市場を狙って発表されたもので、同時期にはエアバスA380(当初はA3XX)とマクダネルダグラスMD-12の構想も発表されていた。しかしながら、この計画はライバルメーカーの計画を牽制するために発表した側面もあり、ボーイング社は同規模の旅客機市場では複数のメーカーが参入するほどの市場規模はないとして、実際に開発に着手することはなく、ボーイング747の性能向上型の開発に力を入れるようになった。
[編集] 機体性能(あくまで構想のみ)
- 操縦乗員 2
- 乗客 606
- 全幅: 77.7m
- 離陸重量 1,214,800ポンド(552,182kg)
- エンジン出力 70,000lbf(310kN)X 4
- 航続距離 14,538km(9,086マイル)
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レシプロ旅客機:40A | 80 | 221 | 247 | 307 | 314 | 377 |
ジェット旅客機:367-80 | 707/720 | 717 | 727 | 737 | 747 | 757 | 767 | 777 | 787 |
構想・開発中止:2707 | 7J7 | NLA | ソニック・クルーザー | Y1 | Y3 |