ムスタング (エレクトリックギター)
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ムスタング (MUSTANG) は、フェンダー社のエレクトリックギター。本来ならば「マスタング」と発音されるべきであるが、他の「マスタング」との混合を避けるためか、慣習的に「ムスタング」と呼ばれる。一般に「ムスタング」という場合、大抵はこのギターのことである。但し英語としての正しい発音はあくまで「マスタング」なので注意が必要。
ムスタングは1964年、フェンダーのスチューデントモデルとして登場した。 ミュージックマスター (MUSICMASTER) やデュオソニック (DUOSONIC) 等と同じくショートスケールであるが、他のスチューデントモデルには装備されていないヴィブラートユニット、ダイナミック・ヴィブラートが搭載されている。 また、フェイズサウンドを出す事が出来る事も特徴。
ベースバージョンのムスタングベースや、カート・コバーンがムスタングとジャガーを基にデザインしたギター「ジャグスタング」、ボディ厚を増し、ダイナミック・ヴィブラートの代わりにシンクロナイズド・トレモロユニットを搭載したミディアムスケールの「サイクロン」など、派生機種も存在する。
Charやニルヴァーナのカート・コバーンが愛用者として知られている。
1982年に生産が終わるがその後フェンダー・ジャパンが生産を始め、現在も販売している。
[編集] 愛用ミュージシャン
- TOMOKA (ZONE)
- 百々和宏 (MO'SOME TONEBENDER)