リザードン
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リザードン | |
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全国 リザード - リザードン (#006) - ゼニガメ |
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ジョウト リザード - リザードン (#231) - ゼニガメ |
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ホウエン リザード - リザードン (#208) - ゼニガメ |
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全般 | |
英語名 | Charizard |
進化体系 | 2進化ポケモン |
進化前 | リザード |
進化後 | なし |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | とかげポケモン |
タイプ | ほのお / ひこう |
高さ | 1.7 m |
重さ | 90.5 kg |
技 | だいもんじ |
特性 | もうか |
リザードンは、ポケットモンスターシリーズに登場する490種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
リザードンの進化の過程における前身のヒトカゲやリザードとは異なり、一組の巨大な翼を持っている。リザードンの呼吸はリザードよりも熱く、青白い灼熱の炎を吐く。テレビゲームや原作においてはリザードンはポピュラーな存在である。なぜか拡張パック第一弾に収録されたポケモンカードのリザードンの絵は、赤い炎を吐いている。
橙色の竜がベースとされており、竜と同様の頭部を持つ。3本の指を持つ2組の腕と、同じく3本の指を持つ2組の足を持ち、長い尻尾を引き摺る(英語版の絵を参照)。首はやや長く、尻尾の付け根は首よりも太い。尻尾の先端には赤色の外炎と黄色の内炎を持つ炎が常に灯してあり、水に濡れてもまず消えることはないが、これが消えるとリザードンは死に至るとされる。顔から胴体、翼の裏側にかけて全般的に橙色であるが、腹部から尻尾の裏側までの直線はやや薄みがかった黄色となっており、翼の内側が青緑色となっている。翼はコウモリのような形状をしており、これにより地上1400mまで飛ぶことも可能であるとされる。
初登場時から現在に至るまでポケモンの数は大幅に増え、その中で全体の1割弱を占めるみずタイプが苦手なほのおタイプの中にあって、初代はもとより今なお根強い支持者は多い。正式にはドラゴンタイプではないが、その容貌や習得可能なドラゴン技の多さ、『金・銀』にて四天王のドラゴン使いのワタルの手持ちであることから、ドラゴンタイプとの認識を持つ人もいる。
[編集] ゲームでのリザードン
『赤・緑・青』で最初に選べるヒトカゲの最終進化形態。ヒトカゲから進化したリザードがレベル36に達した地点でリザードンに進化することができる。その時に、ひこうタイプの技、「つばさでうつ」を覚えることが出来る。リザードンは進化前のヒトカゲやリザードとは違い、翼を持ってるために進化した段階でタイプに「ひこう」が加わる。そのため「そらをとぶ」を覚えることが可能である(ただし『ピカチュウ』以降)。更に弱点であったじめんタイプの技を無効化に出来るようになった点も魅力の一つといえる。火炎系の技が非常に強く、「だいもんじ」を覚えさせるプレイヤーも多い。
『赤』『ファイアレッド』ではパッケージに描かれているポケモン。『ファイアレッド・リーフグリーン』では条件を満たすと、ほのおタイプ最強の固有技「ブラストバーン」を覚える。
鳴き声がサイホーンととても似ている。
[編集] アニメでのリザードン
サトシのリザードからリザードンに進化した。当初はリザードの時と同様になかなか命令を聞かなかったが、後に心を開くようになる。以降はその強力な攻撃力を遺憾なく発揮して、サトシのパーティの主力として活躍した。その後リザードンの谷でサトシと別れ、修行にはげむ。下記の映画では応援に駆けつけ、フスベジムやバトルピラミッドなどでも助けに来ている。ちなみに、現在は谷で一緒に住む♀のリザードン「リサ」の彼氏でもある。
[編集] ポケモンカードでのリザードン
ポケモンカードにおいては第一弾として発売された「ポケットモンスターカードゲーム」の時点から登場していた。このカードは120のHPを持ち、エナジーバーンという特殊能力と、「ほのおのうず」という技を持っている。エナジーバーンは自分につけられた炎以外のエネルギーカードを炎エネルギーとして扱うことができるというもので、後述のほのおのうずと併用して使用することで大きな攻撃力を持つことができる。また、同シリーズに存在する「無色2個エネルギー」との併用により更に大きな攻撃力を持つこととなる。ほのおのうずは発動に炎エネルギーが4つ必要で、自分のエネルギーカードを2枚剥がして捨てることにより100のダメージを相手に与えることができる。また、逃げるのに3のエネルギーを持ち、水の弱点、格闘の抵抗力を持っている。このカードは他のポケモンと比較しても非常にコストパフォーマンスに優れた技であったため、バトルや大会で頻繁に使用された。更に、このカードは余りの強さから非常に大きな人気を模すこととなり、後のとりかえっこプリーズキャンペーンでイラスト違いの同カードが配布された他、このCDの特典として封入された。また全面にホログラムが入ったカードが『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』の映画館限定発売のカードパックに封入され、これは特殊能力が改められていた。エナジーバーンではなく、ファイヤーレイズというもので、自分の他のポケモンについている炎エネルギーを2枚、自分に付け替えることができるというものであった。このカードは全般的に炎で構成されているデッキに対してしかあまり使えないという欠点があったが、オリジナルのリザードンではエネルギーカードの種類を問わないので炎の特色が弱いデッキにも使用できた。
その他に、わるいポケモン、ひかるポケモン、カツラのポケモン、ワタルのポケモン、ポケモンex、δ-デルタ種のポケモンなどとしても収録されている。
[編集] 映画でのリザードン
第1作目のポケモン映画である「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」では、サトシのリザードンがコピーリザードンと戦うが、素早さが上回るコピーリザードンに負けてしまう。 コピーリザードンは、消滅したはずのヒトカゲがミュウツーの手により復活したポケモン。 短編映画「ピカチュウのなつやすみ」では、首が土管にはまってしまい、他のポケモン達に引っ張り出してもらうシーンと、 ライチュウ、カラカラ、マリル、ブルーを相手に雑魚寝したままの体制でシーソーで遊ぶシーンがある。 第3作目のポケモン映画である「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI」では、リザードンが谷から応援に駆けつけることとなる。エンディングでは再び谷に戻っている。
[編集] その他におけるリザードン
ポケモン金銀が発売するまでリザードンはカメックスやフシギバナ、ピカチュウと並び、積極的にプロモーション活動に使用された。またポケモンを象徴する初期メンバーとしての印象も強い。