リセウ大劇場
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スペインのバルセロナに所在するオペラ劇場。バルセロナの目抜き通りランブラのちょうど中間点に位置し、同都市を代表する観光スポットの一つである。近年は同劇場で様々なDVDやCDが収録されており、一部のファンの間ではミラノのスカラ座と並び称される程の評価を得る等、カルト的人気のある歌劇場である。
[編集] 沿革
- 1847年:劇場の完成。落成式が行なわれる。
- 1854年:劇場の養成所が学校法人となり音楽院に昇格。(参照:リセウ高等音楽院)
- 1861年:第一回目の火災。ステージと客席の部分が全焼。
- 1862年:復元の後、劇場を再開。
- 1893年:爆弾事件の発生。(アナーキストサンティアゴ・サルバドールが二階客席から爆弾を投げ、20人あまりの死者を出すという事件)
- 1994年:第二回目の火災。ステージと観客席が全焼。
- 1995年:劇場再建。現在に至る。
[編集] 他の表記
和訳の「リセウ大劇場」は劇場の所在するカタルーニャ自治州の公用語であるカタルーニャ語の名称(Gran Teatro del Liceu)を元にしている。スペイン語では「リセオ(Gran Teatro del Liceo)」となり、寧ろ近年までこちらの表記が一般的であった。 また「リセウ歌劇場」や単に「リセウ劇場」等と様々な表記が観光ガイドブックやネット上で使われており一様でない。ここでは原語を尊重し「リセウ大劇場Gran Teatro del Liceu」で統一する。