中国銀行タワー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
所在地 | 中華人民共和国、香港 |
建設期間 | 1985年 - 1990年 |
使用目的 | 事務所 |
高さ | |
---|---|
アンテナ / 尖塔(最頂部) | 367m |
屋上 | 305m |
最上階 | m |
技術的詳細 | |
階数 | 70階 |
延べ床面積 | 約135,000 m2 |
建築家(事務所) | |
skyscraperpage |
中国銀行タワー(英語:Bank of China Tower, 中国語:中銀大廈)とは、中国銀行香港分行の本店ビルのことである。Bank of China Towerの頭文字を取って『BOC Tower』と呼ばれることもある。
目次 |
[編集] 概要
中国銀行香港分行は1917年、香港(現中華人民共和国・香港特別行政区、設立当時はイギリス領・香港)に設立された(詳細は中国銀行の項を参照)。中国銀行香港分行は、2001年に中華人民共和国の中国銀行(本店:北京市)より独立して別法人となっている。
中環(Central)地区の香港上海銀行(HSBC)横に現存する、洋中折衷のアールデコ調建築である旧社屋(1950年完成、パーマー&ターナー:設計)の老朽化、及び業務の効率化を図る目的で、現在の建物が新たに建設された。
香港島北部の金融街である金鐘(Admiralty)地区に位置し、中国系アメリカ人建築家であるイオ・ミン・ペイ(I・M・Pei、貝聿銘)の設計による超高層オフィスビルである。1990年に完成した。
鋼鉄製のトラスの枠組みをデザインに生かし、幾何学的なイメージを連想させる。青いハーフミラーガラスの壁面を持ち、意匠は発展する香港の街を、成長の早い植物の竹に見立てて起草された。地上72階建てで高さが367.4mであり、完成当時は香港のみならずアジアでも最高の高さを誇った。(それまでの香港で最も高いビルは、香港島北部の灣仔(Wan Chai)地区で建設され、1980年に完成した合和中心(Hopewell Centre:216.0m)である。中国銀行タワーは、アジアで初めてとなる高さ300m超の超高層ビルであり、香港を象徴する建物であると同時に、香港のイメージをも変える建物となった。)
その後1992年に、灣仔地区に建設された地上78階建てで高さ374mを持つセントラルプラザ(中環廣場:Central Plaza)に追い越された。しかし、世界的に著名な建築としても知られ、今日でも観光名所と同時に香港を象徴する建築のひとつでもある。
建物はオフィス及び業務窓口として利用されており、展望台などは設置されていない。
[編集] 中国銀行タワーにおける風水
香港では建物や部屋を設計する際に、『風水』を非常に気にする風習がある。中国銀行タワーでは建設当時、香港立法評議会議事堂や香港上海銀行(HSBC)へ建物の鋭部が向けられていて、周辺の建物の風水や運気を下げていると言う噂が少なからず出ていたが、公式な見解も無い為にこれは定かではなく、都市伝説の域を出ていない。
[編集] 周辺施設
- 香港MTR・中環(Central)駅
- 香港MTR・金鐘(Admiralty)駅
- 長江集團中心(Cheung Kong Center)
- 花旗銀行中心(Citibank Tower)
- 亞太金融大廈(Asia Pacific Financial Tower)
- 香港公園(Hong Kong Park)
- 茶具文物館(Museum of Tea Ware)
[編集] 交通
[編集] 関連項目
超高層ビル・高層建築物 > カテゴリ:超高層ビル 編集 |
---|
台北101 | ブルジュ・ドバイ | フリーダム・タワー | タワー2 | シアーズ・タワー | エンパイアステートビルディング | クライスラービル | ワールドトレードセンター ツインタワー | ライブラリータワー | ペトロナスツインタワー | バンク・オブ・アメリカ・プラザビル | 中国銀行タワー | 香港国際金融中心 | 横浜ランドマークタワー | アルマアタタワー | 東京タワー | ロックフェラーセンター | サンシャイン60 | 東京都庁舎 | りんくうゲートタワー | 大阪ワールドトレードセンタービルディング | ブルジュ・アル・アラブ | セントラルプラザ | ザ・センター ウィキプロジェクト:超高層ビル 高さが300メートル以上か、有名な超高層ビル、また高層建築物について取り上げています. |