丹生谷貴志
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丹生谷貴志(にぶや たかし 1954年-)は、日本の文芸評論家。美学、表象論などを専攻。 東京出身。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。同大大学院美術研究科西洋美術史修了。現在、教授として就任する神戸市外国語大学では、国際関係論と比較文化論を教えている。
「…」を多用した独特の文体を特徴とする。その分析とも感想ともつかない繊細な書き方にファンが多い。 ドゥルーズ、フーコー、バルトに、大いに親しむ。映画も、クリント・イーストウッドを初め、大いに愛好する。それらへの丹生谷の愛好ぶりは、『ドゥルーズ・映画・フーコー』に詳しい。
著作に、『光の国 あるいは Voyage en Vain』 、『ドゥルーズ・映画・フーコー』 『死体は窓から投げ捨てよ』 、『死者の挨拶で夜がはじまる』、『天皇と倒錯 現代文学と共同体』、『家事と城砦』、『三島由紀夫とフーコー<不在>の思考』などがある。