人生ゲーム
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人生ゲーム(じんせいげーむ)は、1960年にアメリカMilton Bradley社(現Hasbro社)から発売された、ボードゲームである。
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[編集] 概要
原型は1860年ごろ、イギリスの印刷業の社長Milton Bradleyによって考案された「The Checkered Game of Life」。
日本版は、1968年、株式会社タカラ(現タカラトミー)から発売された。タカラトミーの発表によると、日本版の累計出荷数は1000万個を超える。
ゲームシステムは、双六の発展形。ゲーム序盤のルーレット目によって「人生の筋道」が決まり、その後の人生が左右されていく。プレイヤーはサイコロではなく「ルーレット」を回し、人の一生になぞらえたイベントをこなしていく。現在でも改良版が発売されているという、息の長いゲームである。 ボードゲームとしての人生ゲーム以外にも、携帯ゲームとして発売された「人生ゲームキャンディ」シリーズもある。また、オンラインでも遊べたり、携帯電話のゲームとしても配信されている。
[編集] 人生ゲームのバリエーション
人生ゲームは、マスにその時代を反映させたものや、企業やキャラクターのタイアップによるバリエーションが多数存在する。特に平成元年より発売された「平成版」はシリーズ化されるほど、人気商品となった。
- 人生ゲーム(初代) 1968年発売
- 人生ゲーム(2代目) 1980年発売
- 人生ゲーム(3代目) 1983年発売
- 人生ゲームロイヤル 1985年発売
- 人生ゲーム(4代目) 1990年発売
- じぱんぐ人生ゲーム 1990年発売
- THE CHECKERD GAME OF LIFE(チェッカード・ゲーム・オブ・ライフ)復刻版 1993年発売
- 人生ゲーム TEENS倶楽部 1994年発売
- 大人生ゲーム 1996年発売
- 人生ゲーム 関西版 1997年発売
- 人生ゲームEX(5代目) 1997年発売
- 人生ゲーム(初代復刻版) 1998年発売
- 人生ゲーム平成版1999 1999年発売
- ハローキティ人生ゲーム 1999年発売
- 人生ゲーム 阪神版 1999年発売
- 人生ゲーム平成版20世紀 2000年発売
- でじこの人生ゲーム 2000年発売
- 人生ゲーム モノ・マガジン編 2000年発売
- ときめきメモリアル2人生ゲーム 2001年発売
- 人生ゲーム平成版 ネットラヴァーズ 2001年発売
- 筋肉番付人生ゲーム 2001年発売
- 闘魂伝承 人生ゲーム アントニオ猪木版 2002年発売
- ミニモニ。人生ゲームだぴょん! 2002年発売
- 人生ゲーム昭和おもひで劇場 2003年発売
- 人生ゲームB&B(ブラック&ビター) 2003年発売
- ギャラクシーエンジェル 人生ゲーム 2003年発売
- 人生ゲームRD(レインボードリーム) 2004年発売
- ドラえもんとのび太の人生ゲーム 2005年発売
- 人生ゲームM&A 2005年発売
- 人生ゲーム芸人魂 2005年発売
- ポケットモンスターAG 人生ゲーム 2006年発売
- きらりんレボリューション 人生ゲーム 2006年発売
- おしごと発見!人生ゲーム 2006年発売 (『13歳のハローワーク』協力)
- 地域限定版
- 白馬版人生ゲーム めざせ白馬マイスター!
- 人生ゲーム平成版シリーズ
- 人生ゲーム 平成版 1989年発売
- 人生ゲーム 平成版II 1990年発売
- 人生ゲーム 平成版III 1991年発売
- 人生ゲーム 平成版IV 1992年発売
- 人生ゲーム 平成版V 1993年発売
- 人生ゲーム 平成版VI 1994年発売
- 人生ゲーム 平成版VII 1995年発売
- 人生ゲーム 平成版VIII 1996年発売
- 人生ゲーム 平成版X(エックス) 1998年発売
- ポケット人生ゲームシリーズ
- ポケット人生ゲームRD
- ポケット人生ゲームEX
[編集] タイアップ版
タイアップ版には、阪神タイガース、吉本興業、ハローキティ、ポケットモンスターなどがあり、現在でも続々と発売されている。また、地域限定版として長野県白馬村をテーマとした「白馬版人生ゲーム めざせ白馬マイスター!」がある。(これは通常のタイプに白馬版のプレートを被せる物であり、発案者は地元の高校生と言われている)
また、近年M&Aが多くなった事を受けて、2005年9月、経営者としてM&Aを繰り返して企業拡大させる「人生ゲーム M&A」を発売した。M&Aの対象年齢は15歳以上と他版に比べて高めに設定されている。 しかし、M&Aはその開発に証券取引法違反の嫌疑がかけられたライブドアの堀江貴文元社長らが関わっていたことなどから、2006年2月に製造中止となった。計10万個が出荷されたという。
[編集] ボードゲーム以外の人生ゲーム
[編集] テレビ番組 クイズ!人生ゲーム
近年では、コンピュータゲーム版を発売している他、更にBS朝日では毎週土曜日午後9時から双方向対応クイズ番組として、「クイズ!人生ゲーム ~THE QUIZ OF LIFE~」を放送していた。
司会は、人生案内人役として進行している宇梶剛士と、助手役として進行している野村真季アナウンサーの2人である。又、2005年の夏から『メメプロ』から、甲斐美花と山岸愛梨の2人が参加。この2人はUN(うん)ガールズとして進行している。
同番組は、同年の11月を持って一旦終了するが、2006年はリターンズとして以前の放送の一部を再放送し、同年春で完全終了。後番組は「みんなの脳ドリル」。
番組の入れ替わり
BS朝日 双方向クイズ番組 | ||
---|---|---|
前番組 | クイズ!人生ゲーム | 次番組 |
列島クイズ!都道府県太郎 | みんなの脳ドリル |
[編集] 人生ゲームキャンディ
携帯液晶ゲームとして2005年に発売され、のちに追加要素を増やした人生ゲームキャンディ120%も発売された。ボードゲームの人生ゲームが、複数人数で遊ぶゲームだったのに対して、基本的に1人用の育成タイプのゲームである。(通信機能により、他人のものと交流は可能。)「1週間で人生を体験しちゃお」をコンセプトに、女性向けとして作られている。ルーレットによって運命が決まるという人生ゲームらしさはあるものの、キャラクターを育てるという点において、既存の人生ゲームよりもたまごっちに近いゲームといえる。 形は5.5センチほどの円形で、ボールキーチェーンがついている。カラーバリエーションが多く、いずれもキャンディの味を思わせる名前がついており、カラフルなものになっている。
- 人生ゲームキャンディ
- 人生ゲームキャンディ オレンジフロート
- 人生ゲームキャンディ メロンクリームソーダ
- 人生ゲームキャンディ バニラミルク
- 人生ゲームキャンディ ストロベリージャム
- 人生ゲームキャンディ オーシャンアイス
- 人生ゲームキャンディ トロピカルソーダ
- 人生ゲームキャンディ マンゴジュレ
- 人生ゲームキャンディ ピーチクリーム
- 人生ゲームキャンディ ポップチップバニラ(トイザらス限定カラー)
- 人生ゲームキャンディ120%
- 人生ゲームキャンディ120% ピーチトルネード
- 人生ゲームキャンディ120% シンデレラアイス
- 人生ゲームキャンディ120% アセロラバンチ
- 人生ゲームキャンディ120% ブルーベリーボンボン