分離主義
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分離主義(ぶんりしゅぎ)とは、中央と言語も習慣も異なる地方が、独立を目指すことを指す。対応は、その国の情勢次第である。独立を認めることもある(1)し、自治権で妥協させることもある(2)し、実力で封殺することもある(3)。あるいは、自主財源がないなどの理由で、大きな声にならないこともある(4)。
(1)エリトリア・東ティモール民主共和国。長い独立闘争の末勝ち取ったものであり、後は国家運営を軌道に乗せるだけである。
(2)スペインの、バスク国やカタルーニャ州。穏健派は納得しているが、急進派は武装闘争を厭わない。
(3)中国における、台湾やチベット。戦前の日本における、朝鮮半島経営。警察機関を使って独立派を摘発し、多数派住民を送り込んで、先住民を少数派にしようとする。
(4)イギリスにおけるスコットランド・カナダにおけるケベック・日本における琉球。普段は独立論は強くならないが、差別問題が起きれば、強くなる。