南アルプス号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南アルプス号(みなみあるぷすごう)は、東京都渋谷区と長野県伊那市を結ぶ高速バスである。
目次 |
[編集] 概要
JRバス関東では、支店ごとの独立採算性を重視しており、伊那支店(当時)においても東京発の高速バス路線の一部を担当していたため、営業便による東京支店までの乗務員送り込みという目的も兼ねて開設された路線で、開業当初はJRバス関東のみの会員制バスであった。JRバス関東としては、東京駅~松本バスターミナル間の「松本号」(1992年廃止)以来、久しぶりの「中央道方面かつJRバス関東エリアで完結する」高速バス路線である。定期化後も沿線自治体からの増便の要望はあったが、乗車率がさほど多くなかったため、JRバス単独運行の期間は増便されなかった。その後、沿線2社の参入により増便され、現在に至る。
京王電鉄バスが参入している中央自動車道経由の高速バス路線であるが、JRバス主導の路線のため「中央高速バス」には含まれず、「ハイウェイバスドットコム」での予約もできない。
[編集] 路線
[編集] 停留所一覧
新宿駅新南口~中央道三鷹~中央道深大寺~中央道府中~中央道日野~中央道八王子~伊北インター前~松島(ジャスコ箕輪店前)~塩ノ井(伊那バス塩ノ井バス停)~南殿(伊那バス・JA南箕輪前)~伊那双葉(ニシザワショッパーズ双葉店前)~中央区三丁目~信州伊那自動車教習所前(JRバス・伊那バス下川手バス停)~千年町~JRバス高遠駅~高遠さくらホテル~道の駅南アルプスむら~伊那美和~戸台口~仙流荘~伊那里
[編集] 運行会社
[編集] 歴史
[編集] 沿革
- 2001年4月1日 毎日運転の高速バス路線として開業。2往復。
- 新宿駅新南口~守屋登山口~伊那藤沢~健老橋~JRバス高遠駅~高遠さくらホテル~道の駅南アルプスむら~伊那美和~仙流荘(2号を除く)・戸台口(2号のみ)~伊那里
- 境川PAで休憩していた。
- JRバス単独運行だった頃は、下り便に限り守屋登山口~伊那里間では、途中の一般路線バスのバス停で降車を扱っていた。
- 2005年6月1日 伊那バス・京王電鉄バスが参入の上増便・以下の経路に変更となる。
- 新宿駅新南口~中央道三鷹~中央道深大寺~中央道府中~中央道日野~中央道八王子~伊北インター~松島~塩ノ井~南殿~双葉~JRバス伊那支店~伊那北駅前~中央区三丁目~信州伊那自動車教習所前~千年町~JRバス高遠駅~高遠さくらホテル~道の駅南アルプスむら~伊那美和~戸台口~仙流荘~伊那里
- 2006年4月1日 この日の乗車分よりみどりの窓口での発売を終了。
- 2006年6月1日 経路変更により、現在の停車順となる。
[編集] 使用車両の変遷
- 定期便運行開始当初は、「ドリームふくふく号」を中国JRバスへ移管したことで余剰となっていた3列シートのボルボ・アステローペを使用していた。伊那支店から東京支店に管理委託という扱いになっていたので、足立ナンバーのまま。
- 2002年にボルボ車は他線へ転用となったため、やはり余剰車の中から、元「ドリーム号」に使用していた3列シートのエアロクィーンMを使用していた。この車両は正式に伊那支店所属となっており、松本ナンバーであったが、1台は東京支店常駐となっていた。
- 2005年の増便に伴い、車両は他社と同様の4列WC付ハイデッカーに変更された。
[編集] 関連項目
[編集] 同様に乗務員送り込みを目的とした路線
[編集] 外部リンク
カテゴリ: バス関連のスタブ記事 | 高速バス路線 | ジェイアールバス関東 | 京王電鉄バス | JRバス