名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線
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ガイドウェイバス志段味線(ガイドウェイバスしだみせん)は、愛知県名古屋市東区の大曽根駅から同市守山区の小幡緑地駅に至る名古屋ガイドウェイバスのガイドウェイバス専用軌道区間である。愛称はゆとりーとライン。
ここでは、軌道法に基づき軌道特許を受けた大曽根~小幡緑地間の専用軌道区間を中心に記述する。一般道路走行区間・運行路線の詳細については名古屋ガイドウェイバスを参照のこと。
目次 |
[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):6.5km(専用軌道区間)
- 案内軌条:側方案内式
- 駅数:9駅(専用軌道区間)
- 複線区間:全線
- 動力:内燃
[編集] 概要
守山区の志段味地区に造られる志段味サイエンスパークの足として計画され、バスと一般的な新交通システムの中間の輸送力を持つガイドウェイバスが採用された。
大曽根~小幡緑地間の専用軌道区間は全線が高架線となっている。施設・車両は名古屋ガイドウェイバスが保有・管理しており、専用軌道区間での車両の運転は同社から委託を受けて小幡緑地より先の一般道路走行区間から乗り入れるバス事業者(名古屋市営バス・名鉄バス・ジェイアール東海バス)が行っている。専用軌道区間の全線と地上区間(一般道路走行区間)の中志段味までの区間で名古屋市の敬老パス及び福祉パスが利用できるほか、中志段味から東谷橋までの区間で敬老パスまたは福祉パスを持っている当該区間の沿線住民に対して配布されている乗車票が利用できる。
なお、ドイツやイギリスなどで導入されているガイドウェイバスの専用軌道区間は地上区間もあるが、名古屋ガイドウェイバスの場合、専用軌道区間は全線高架を走るので専用軌道区間を高架区間、また一般道路区間も全線地上を走ることから地上区間とも呼ぶことがある。
[編集] 運行形態
以下の運転系統の路線が運行されている。専用軌道区間である大曽根~小幡緑地間だけを走る系統を除いて一般道路走行区間に直通する。専用軌道区間では昼間時間帯約10分間隔の運転となる。
- 大曽根~小幡緑地
- 大曽根~中志段味
- 大曽根~中志段味(志段味スポーツランド・サイエンスパーク経由)
- 大曽根~高蔵寺
- 大曽根~瀬戸みずの坂
[編集] 歴史
[編集] 駅一覧
一般道路走行区間は名古屋ガイドウェイバス参照。
駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
Y01 | 大曽根駅 | 0.0 | 東海旅客鉄道:中央本線 名古屋鉄道:瀬戸線 名古屋市営地下鉄:名城線(M12) |
名古屋市 | 東区 |
Y02 | ナゴヤドーム前矢田駅 | 1.0 | 名古屋市営地下鉄:名城線(M13) | ||
Y03 | 砂田橋駅 | 1.6 | 名古屋市営地下鉄:名城線(M14) | ||
Y04 | 守山駅 | 2.7 | 名古屋鉄道:瀬戸線(守山自衛隊前駅) | 守山区 | |
Y05 | 守山市民病院駅 | 3.3 | |||
Y06 | 川宮駅 | 4.3 | |||
Y07 | 川村駅 | 5.1 | |||
Y08 | 白沢渓谷駅 | 6.0 | |||
Y09 | 小幡緑地駅 | 6.5 | (一般道路直通) |