市進予備校
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市進予備校(いちしんよびこう)は、株式会社市進が運営する高校生向けの塾。市進学院の姉妹校で、市進学院に在籍していた生徒は入会金なしで入学できる。「現役主義」をうたい、浪人生は受け入れていない。最近では中高一貫校の生徒の受け入れを始めた。
規模はそれほど大きくはないが、面倒見の良さときめ細かい指導で定評を得ている。
「V検」という検定試験を英単語・古文単語・日本史・世界史で実施しており、定期的に語彙を増やせる。英単語V検は「Vテスト1級」に合格した市進学院生も受けられる。
3月スタート、2月終了。授業は1~1.5ヶ月を一つの単位とする「ターム」で区切られている。
目次 |
[編集] カリキュラム
高校生向けの授業は次の通り。ただし水道橋校は英語・数学のみで、クラス分けも違う。
- 高1・・・英語、数学(いずれもS/G/G5→9月からHの3レベル)、国語(講習時のみ)
- 高2・・・英語(S/G/Hの3レベル)、数学(S/G/MH/NHの4レベル)、国語(S/Gの2レベル)、日本史・世界史・化学・物理(高3の授業に参加する形で受講可能)
- 高3・・・英語(L/C/Q/F/Pの5レベル)、数学(MS/MG/MH/MP/NS/NG/NHの7レベル)、国語(S/Gの2レベル)、日本史(S/Gの2レベル)、世界史(S/Gの2レベル)、物理(S/Gの2レベル)、化学(S/Gの2レベル)、政治経済、生物、地理(講習時のみ)、小論文(講習時のみ)、推薦対策(講習時のみ)
中高一貫生向けの授業「アドバンスコース」は次の通り。
- 中1・・・英語、数学(いずれもV/Tの2レベル)
- 中2・・・英語、数学(いずれもV/Tの2レベル)
- 中3・・・英語、数学(いずれもV/Tの2レベル)
- 高1・・・英語、数学(いずれもV/Tの2レベル)
中1~高2までの学年の授業は、原則として「カンフェリー」と呼ばれる生徒の進路相談を担当する人が兼任する。高3は非常勤講師が授業を持つ。どの学年もオリジナルの問題集で授業をするが、中1・2向けのテキストは市進学院のものと共通の部分もある。 「ウイングネット」という映像講座もあり、高1の英語、高2の英語、高3の数学(MS)、英語(C)、化学(S)、物理(S)などの講座をいつでも受講できる。
なお、一部の教室では設置していないクラス、科目があるので注意。
また、高3生向けに「東大日曜スクール」(東京・本郷の市進予備校教育本部で実施)と「千葉大対策日曜講座」(千葉校で実施)がある。
長期休業中の講習会として、「春期講習」「夏期講習」「冬期講習」「入試直前講座」がある。
[編集] 主な講師(非常勤)
- 英語・・・芦村京、石橋渉、上條義明、小出信夫、斎藤健仁、坂本貢造、鈴木翔太、田村喜宏、信原健志、波多野瑞、原志保、平林秀光、丸真美、八坂章典、吉田剛、力丸康紀
- 数学・・・相川雅昭、飯田俊朗、遠藤健二、岡本洋之、城能博、木村昭彦、島田秀雄、須藤謙、中利宏、細野篤、山田泰彦
- 国語・・・甘利忠彦、飯塚敏夫、緒方ひじり、軽部九二男、志摩邑悟、高木一哉、豊崎未千、平野豊雄、深山大輔、三栖隆介、渡辺冨士子
- 日本史・・・安部克哉、井上烈巳、佐藤四郎、竹内義則、渡辺今日子
- 世界史・・・鵜飼恵太、小池直子、山口由紀子
- 政経・・・遠山博
- 物理・・・中山佳美、矢野太一
- 化学・・・佐藤史人、福田訓久
- 生物・・・ひらばやしかずくに
河合塾などと掛け持ちしている講師が多い。
[編集] 教室一覧
※水道橋校だけは「市進prep15水道橋校」と名乗り、東大進学を目指して別カリキュラムで授業をしている。
※かつては藤沢校があったが、数年前に撤退。