忍者戦隊カクレンジャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『忍者戦隊カクレンジャー』(にんじゃせんたいカクレンジャー)は、1994年(平成6年)2月18日から1995年(平成7年)2月24日までテレビ朝日系列で毎週金曜日17:30 - 17:55に全53話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第18作である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
スーパー戦隊シリーズ | ||
第17作 | 五星戦隊 ダイレンジャー |
1993年2月 ~1994年2月 |
第18作 | 忍者戦隊 カクレンジャー |
1994年2月 ~1995年2月 |
第19作 | 超力戦隊 オーレンジャー |
1995年3月 ~1996年2月 |
目次 |
[編集] 概要
[編集] ストーリー
戦国時代、忍者たちは妖怪たちと激しい戦いを繰り広げていた。戦いの末、猿飛佐助をはじめとする5人の忍者たちが、妖怪総大将ヌラリヒョンと妖怪たちのエネルギーを、無敵将軍ら三神将より与えられた「封印の扉」の中に閉じ込めることに成功した。
それから400年。エネルギーを失って人間社会に溶け込んでいた妖怪たちの一人・カッパは、猿飛佐助の子孫・サスケと霧隠才蔵の子孫・サイゾウを騙して、東京湾にあった「封印の扉」を開けさせてしまった。先祖代々封印の扉を見守ってきた家系の少女・鶴姫はこれを知り、封印を解いてしまったサスケとサイゾウ、三好晴海入道の子孫・セイカイ、そしてアメリカからやってきた児雷也の子孫・ジライヤの4人とともに、400年前の先祖と同様に妖怪封印を行うこととする。
クレープ屋を営みながら、妖怪封印の旅を続ける5人。しかしてんでんばらばらで動いていたはずの妖怪たちの裏から、邪悪なる存在が現れ、彼らは苦しい戦いを強いられるようになっていく……
[編集] 特徴
全般に中華テイストあふれる前作『五星戦隊ダイレンジャー』に対し、当作はシリーズ内での忍者もの第一弾で、敵怪人が日本古来の妖怪たちであるなど和風テイストが取り入れられている。ただし初期の戦闘シーンではアメリカンコミックスのような擬音吹き出しを取り入れるなど、単なる和風作品とは言えないような部分も多い。
レッドがリーダーの座を他の色の戦士に譲った初の作品でもあり、リーダーは忍者の総領であるホワイト=鶴姫となっていた。ただし当初鶴姫の補佐役的立場にあったレッド=サスケも、後半には実質的なリーダーのようになってしまっていた。これについては鶴姫と父とのドラマがクローズアップされ、それに反比例して彼女のリーダー的なキャラクターが薄まってしまったことが大きい。
タイトルロゴ末尾の「ー」が「ャ」の下に置かれるようになり、以後その配置がシリーズの恒例に。
オープニング時に、『超電子バイオマン』以降現在でも恒例となっている、戦隊メンバーを演じる役者によるタイトルコールがなく(代わりにコーラスで「カクレンジャー・ニンジャ、ニンジャ」の台詞が入る)、前奏前のコーラスとともにタイトルロゴが表示される。コーラスによるタイトルコールは『大戦隊ゴーグルファイブ』『科学戦隊ダイナマン』以来3作目であるが、イントロに被せるのではなく独立した形で使われたのは本作のみ。
なお、OPとEDを唄っているトゥー・チー・チェンは、作曲者の都志見隆である(「都志見」を中国語読みにした)。作曲者とヴォーカルが同一なのはシリーズ初である。
余談ではあるが、カクレンジャーを漢字にすると「隠連者」となるが、鶴姫がリーダーであることから「鶴連者」になるとも考えられる。
この作品の6人目の戦士は初の人間から変身しないタイプのヒーローで、同時に自らが巨大ロボに変身するという設定。
24話までが第1部で、25話以降を第2部「青春激闘編」と呼ぶ2部構成で、戦隊シリーズで2部構成の作品は2005年現在この作品だけである。(ただし明確に一度終わりを迎えるという意味ではなく、敵組織の交代という点では、中盤に敵幹部がほぼ全滅し、第3勢力であった流れ暴魔が敵となった1989年の『高速戦隊ターボレンジャー』も2部構成といえる他、敵首領の交代1度に加え、ターボレンジャー同様中盤に幹部がほぼいなくなった2005年の魔法戦隊マジレンジャーは3部構成と言える。)特に第1部では敵組織が設定されていないことや、語り手として落語家・三遊亭円丈が扮する講釈師が設定されている(ナレーターがいない)のが特徴である。この講釈師は第2部から登場しなくなったが、39話の「特別編だよっ!!」の回で再登場する。
スーパー戦隊シリーズの中で三番目に話数が多い(全53話)。なお、一番目に多いのは秘密戦隊ゴレンジャー(全84話)、二番目に多いのは電撃戦隊チェンジマン(全55話)。
[編集] キャスティング
鶴姫役の広瀬仁美が戦隊役者陣では最年少、逆にサスケ役の小川輝晃が最年長で、彼が自身でも認めているように、共演者達を引っ張っていく意識が強かったことも、先述のリーダー的ポディションに影響した可能性がある。
敵側では、『地球戦隊ファイブマン』でファイブイエロー/星川レミを演じた咲田めぐみ(現:成嶋涼)がくノ一軍団の一人サクラを演じているが、シリーズの過去作品において変身ヒーロー・ヒロインを演じた俳優が、悪側のレギュラー・セミレギュラーとして再出演するのは萩原佐代子・植村喜八郎に次いでこれが3例目である。なお小川は後に黒騎士/ヒュウガとして『星獣戦隊ギンガマン』に出演しており、変身メンバーを2度演じた6人目の俳優となった。
他にも前述の鶴姫の父を『太陽戦隊サンバルカン』で2代目バルイーグル/飛羽高之を演じた五代高之が、太郎を前作『ダイレンジャー』のキリンレンジャー/天時星・知を演じた土屋圭輔(当作で次郎を演じ、後に『重甲ビーファイター』で主演した土屋大輔は彼の双子の兄)が演じるなど、『ダイレンジャー』同様、比較的過去の戦隊経験者のレギュラー・セミレギュラー出演者が多い。また、28~29話におけるジライヤとガリの師弟対決が、ショー・コスギとケイン・コスギの親子競演として各方面で話題となった。
[編集] 登場人物
[編集] カクレンジャー
- ニンジャレッド サスケ - 演:小川輝晃/スーツアクター:高岩成二
- 戦国時代に誕生した、退魔を専門とする忍者集団「隠流」の末裔で、猿飛佐助の子孫。妖怪カッパに騙され、妖怪のエネルギーを閉じ込めていた「封印の扉」を開けてしまった責任からカクレンジャーの一員となる。サイゾウとはカクレンジャー結成前からの付き合い。スケベで猪突猛進気味な熱血バカと、沈着冷静な戦士という正反対の性質を兼ね備えている。多彩な忍術・剣術を使いこなし、特に分身(わけみ)の術を得意とする。メンバーのピンチを救うのはいつも彼の役割である。花火が大好き。
- 『西遊記』の孫悟空に相当する。
- ニンジャホワイト 鶴姫(つるひめ) - 演:広瀬仁美/スーツアクター:村上利恵
- 隠流鶴姫家の24代目総領にして5人のリーダー。封印の扉を開けた結果窮地に陥ったサスケとサイゾウを救い、カクレンジャーを召集した。メンバー最年少の15歳(途中で16歳になる)ながら男勝りで勝気。一方で仲間への慈愛も深い。7歳のときに亡くなった、と聞かされていた父を慕うあまり、自身を見失う事もあった。
- 『西遊記』の三蔵法師に相当する。
- ニンジャブルー サイゾウ - 演:土田大/スーツアクター:宮崎剛
- 隠流忍者の末裔で、霧隠才蔵の子孫。古くからの付き合いであるサスケと同様の理由でカクレンジャーの一員となる。女と金に目がないが、情にもろくて困った人に対しては損得勘定抜きで助けずにはいられないので、子供達からも慕われる。財布が無くなったり買ったばかりの車を叩き切られたり新年早々おみくじで大凶を引いたりと、なにかとツイていない。言葉遣いが微妙にオカマ臭い時がある。水遁の術とサスケ同様剣術を得意としており、目隠しをしたまま裁縫が出来るなど忍者としての素質はある。剣の持ち方は逆手。
- 『西遊記』の沙悟浄に相当する。
- ニンジャイエロー セイカイ - 演:河合秀/スーツアクター:石垣広文
- 隠流忍者の末裔で、三好晴海入道の子孫。鶴姫に召集された4人目のカクレンジャー(小学館の雑誌などでは第3戦士と扱われることが多い)。ゲーセン通いをしていて、軽い性格で、争い事を好んでいなかったが、妖怪ロクロクビが子供達を襲うのを目の当たりにして封魔の戦いに身を投じる。争いごとを好まないのは、やや気が弱くお人よしな面もあるからだが、自ら認めるようにここ一番には強い。大柄ではないが、先祖の血からかパワーファイターである。食べることと女性には目がなく、鶴姫に告白をしたこともあるが特に進展はない。
- 『西遊記』の猪八戒に相当する。
- ニンジャブラック ジライヤ - 演:ケイン・コスギ/スーツアクター:喜多川務
- 隠流忍者の末裔で、児雷也の子孫。彼の一族は家伝の巻物を奪った妖怪アズキアライを追ってアメリカに渡っていたが、アズキアライが日本に向かった事を知り来日、鶴姫達に合流する。強靭な脚力を持ち近接戦闘を得意とする。その格闘技術は生身でも妖怪を倒すほど。アメリカ出身のためか日本語が得意でなく一見寡黙に見えるが、テレビ番組のヒーローにのめり込むなど素はノリやすい性格。10歳のとき父親が目の前で惨殺され、その真犯人である育ての親を自ら倒すなど、苦難多き人生を歩んでいる。
- 『西遊記』の玉龍に相当する。
- ニンジャマン - 声:矢尾一樹/スーツアクター:日下秀昭・高岩成二
- 36話から登場。シリーズ初、人間体を持たない6人目の戦士で三神将の弟子。1000年前、老婆に化けた妖怪大魔王に騙され、大勢の人たちを傷つけた罰で壺に閉じ込められていたが、復活する。子供が大好きで、気は優しくて力持ち。伸縮自在で親指大から巨大ロボサイズまで変化できる。武器は背中に背負った忍者刀ニンジャソード。手のひらから炎を放つ「火遁の術」、冷たくない雪だるまに化ける「忍法雪だるま変化」、筋斗雲に乗って飛行する術が使える。「青二才」と言われると怒りが爆発し寅さんの名ゼリフである「それを言っちゃ~おしめぇよ」などの台詞とともに姿や大きさすらも変化したサムライマンに変身する。
[編集] 変身アイテム
- ドロンチェンジャー
- カクレンジャーの5人が装備している変身用アイテム。ドロンチェンジャーを胸の前にセットして「スーパー変化」の発声の後、「ドロンチェンジャー」と言って印を結び、ドロンチェンジャーのスイッチを入れることにより変身する。(緊急時は「スーパー変化」の発声のみで変身)。最終話で妖怪大魔王を封印するために失われたが、 『オーレVSカクレンジャー』に出演した際には何故か持っていた。
[編集] 武器・装備・合体技
- 秘剣カクレマル
- 基本装備。背中に背負っている忍者刀。元はカクレンジャーの先祖が妖怪を封印するために地面に突き刺した刀で、カクレンジャーの素質がある者のみが抜くことができた。刀身には「忍者戦隊」の文字が刻まれている。鎧を真っ二つにする切れ味を誇り、エネルギーを集中させれば戦車も切り裂く。5人のカクレマルをクロスさせて強力な閃光を放つ「カクレマル雷光波」という技がある。『オーレ VS カクレンジャー』では、その強化版「カクレマル・スーパー雷光波」を使用した。
- カクレイザー
- 基本装備。厚さ5mの石垣を貫通できるイオンビームを発射する光線銃。銃身部を引き抜くと、コンクリートの壁もくりぬくレイザーナイフになる。
- シノビナックル
- 基本装備。パンチ力を強化する特殊超合金製の手甲。厚さ2mのレンガ塀を砕く。個人武器を合体させることもできる。2つずつ持っているので、両手に1つずつ装備することもある。
- 忍之巻(しのびのまき)
- 隠流忍術の奥義が書かれた巻物。超忍獣を召喚するときに使う。
- 忍装束
- 変身前に、索敵・諜報行動時に着用する忍者装束。マフラー、帯の色は変身後のスーツと同じ色。ただ、その他の部分が男性陣は黒なのに対して鶴姫は白(つまり、鶴姫は白づくめでジライヤは黒づくめ)。
- マキビシ
- 鋭いトゲのついたマキビシをばら撒く。変身前にも使用する。
- 鉤縄
- 壁などを登るために使用する忍具。シノビナックルと併用する事もある。
- 抜け身の術
- やられたと思わせてスーツだけ残す。そこから奇襲攻撃を仕掛けることが多い。
- 忍法・消え身の術
- 煙と共に敵の目の前から姿を消し、攻撃を回避する。
- カクレタワー
- 5人がやぐらを組む。ここから次々に敵に個人技を決める。
- カクレシャワー
- クモの糸を投げつけて敵を捕らえ、スパークさせる。3D映画『スーパー戦隊ワールド』で、ホワイト、ブルー、ブラックの3人が使用。
- 忍法乱れ飛び
- 5人で次々に敵の上を飛び越えながら攻撃する。シロウネリ戦で使用。
- 忍法檻抜け
- 檻から脱出する。劇場版で使用。
- 遠心力脱出
- 劇場版で檻の中の鶴姫と子供達を助けるために使用した技。4人で檻の周りを高速疾走し、檻を持ち上げた。
- カクレンジャーボール
- 10話から登場した必殺武器。『ゴレンジャー』のゴレンジャーハリケーン、『サンバルカン』のバルカンボール、『ファイブマン』のスーパーファイブボールに相当するラグビーボール型爆弾。ニンジャホワイトの「カクレンジャーボール! レディ、ゴー!!」の合図で散開、パスしながらパワーをため、ニンジャレッドの「カクレシュート!」の発声とともに敵に向かってキックする。レッド以外のメンバーがシュートすることもある。変身前でも使用可能で、その状態でも灯篭を粉砕する威力がある。終盤ではニンジャマンを加えて6人で行なうこともあった。
[編集] 個人武器・技
- ニンジャレッド
-
- レッドスライサー
- 十字手裏剣を模した大型のブーメラン。1秒間に300回転しながら飛んで行き、直径5cmの鉄の杭30本を斬ることが出来る。槍としても使える。また、回転させれば盾にもなる。
- 猿手裏剣
- サスケ専用の手裏剣。強烈なエッジのかかった「S」字型。一度に10枚投げられる。
- 雷鳴剣ヒカリマル
- 31話で三神将の一人、ツバサマルから授かった、稲妻を呼ぶ剣。カクレマルを合体させれば、二本の刀のエネルギーがスパークして、稲妻を呼び起こす。
- 隠流・雷鳴斬
- カクレマルとヒカリマルを柄の部分で接続して稲妻を呼び、そのエネルギーを加えた2本の剣で敵を斬る必殺技。初使用ではカクレンジャーボールの効かないガシャドクロに致命傷を負わせた。
- 火炎将軍剣
- 本来は無敵将軍の必殺武器。20話で仲間とはぐれた上にドロンチェンジャーを手放し、花のくの一組に追い詰められたサスケに貸し与えた。くの一組を撃退した。
- 隠流・満月斬り
- カクレマルで円を描き、そこから一気に斬る必殺剣技。満月斬りの直後に、さらに十字に敵集団を斬り裂く「隠流 満月十文字斬り」という技もある。
- 忍法疾風斬り
- 高速移動で敵に切りかかる。
- オン・サル・ニン 火炎つむじの術
- 炎を発生させて敵を焼き尽くす忍法。
- 分け身の術
- 最大8人に分身して攻撃するニンジャレッドの得意技。敵の周囲を回って撹乱してから一斉にジャンプし、本体だけが敵に隠流満月斬りを浴びせる「分身一体剣」という技がある。
- 化け身の術
- 虫、妖怪、小型戦闘機等に化ける。変身前でも使える。消火器に化けて炎を消す「忍法消火器」という応用技もあり、劇場版で使用。
- 代わり身の術
- 敵の攻撃をかわしながら、人形にすりかわって敵を惑わせる。
- 筋斗雲
- 忍法で雲を練成し、その雲に乗って空を飛ぶ。
- 忍法空蝉の術
- 声だけで敵を惑わせる。四方八方から声を反響させるため、自分の居場所を悟られないようにする。16話で使用。
- カクレマル忍び返し
- 48話で使用した、カクレマルによる技。
- 体内発電
- 体内で電気を発生させ、鼻の穴にコンセントを差し込んで電気を起こす。劇場版で使用。
- 猿飛家秘伝・縄抜けの術
- 関節を外して、縛られた縄を解く忍術。
- 忍法スケスケ望遠鏡
- サスケの忍具。厚い壁も見通すことが出来る望遠鏡。セイカイの体内に侵入したガキツキを発見した。
- ニンジャホワイト
-
- ホワイトビーク
- 二又になった爪を回転させて分厚いコンクリートの壁に穴を開けたり、敵を突き飛ばすつぼきり型の武器。投げる事も、敵の刃物を受け止める事も可能。
- 鶴手裏剣
- 鶴姫専用の手裏剣。鋭い「く」の字型をしている。物を貫くのに向いている。
- 隠流・くの字斬り
- カクレマルで「く」の字を描くように斬る必殺剣技。
- オン・ツル・ニン 白鶴の舞
- 空中を自由に飛び回りながら敵を攻撃する。
- 忍法花吹雪
- 無数の花びらをまき散らす。花びらに触れると爆発する。
- 折り鶴の舞
- 7つの折り鶴を操って爆発攻撃する。
- 折り鶴変化
- 自分自身が巨大な折り鶴に変身して飛行する。そのまま敵に突進することもある。
- 折鶴忍法・飛行凧
- 巨大な凧で空に舞い上がり、空中から忍び寄る鶴姫の忍法。ガキツキに体内に侵入されて巨大化したセイカイに使用、巨大コショウをばら撒いてくしゃみでガキツキを追い出そうとしたが失敗。
- 忍法巨大ローストチキン
- 食べ物を巨大化させる忍法。上記の巨大セイカイを巨大な鎖で拘束してから使用、ガキツキをおびき出そうとするも、セイカイが鎖をちぎってチキンを食べてしまって失敗。
- 忍法鶴姫バーガー
- 「化け身の術」の一種。大きなハンバーガーに変身する。上記の巨大セイカイの体内からガキツキをおびき出すのに成功した。
- 忍法おあずけ
- 目の前の食べ物を消してしまう忍法。7話で修行をサボっているセイカイに使用。
- 忍法紙鉄砲
- 折り紙を使った忍法で、大きな紙鉄砲を作り、大きな音を出して相手を驚かせる。7話で修行をサボっているセイカイに使用。
- ニンジャブルー
-
- ブルーショット
- タンクに100リットルの水が加圧されて入っており、槍の先より勢いよく水を噴射する水流銃。敵を30mも跳ね飛ばす威力。
- 狼手裏剣
- サイゾウ専用の手裏剣。四方の先端がとがった正方形型。切り裂くのに向き、一度に5~6枚投げる。
- 忍爆弾
- サイゾウの忍具。一度に3発ほど投げる、小さな青い爆弾。
- 隠流正方の陣
- カクレマルで正方形を描くように斬る必殺剣技。
- オン・オオカミ・ニン 水竜巻の術
- 水竜巻を呼び起こして敵を攻撃する。
- 忍法水走り
- 水の上を走り抜けるニンジャブルーの得意技。別名「水渡りの術」。
- 水柱の術
- 凄まじい勢いで地面から水を噴き上げさせ、水の壁を作る。敵の攻撃を防ぐ。
- 水落しの術
- 追ってきた敵を水の上に走らせ、一番深いところで落とす。
- 水鉄砲
- 指先から水を噴き出し、相手を驚かせる。
- 狼突進
- 狼のように突進し、壁もぶち破る。
- 乱れ蹴り
- 一度のジャンプで、素早く何人もの敵を蹴り倒す。
- 隠流・顔写しの術
- 他人に化ける。ヌッペフホフに顔を奪われたサイゾウが、ジライヤに化けてヌッペフホフをおびき寄せた。
- 化け身の術
- 大型トラック等に化ける。電気ドリルに化ける「忍法・電気ドリル」という応用技もあり、劇場版で使用。
- 隠流・ビッグウェイブ
- 『オーレVSカクレンジャー』で使用した技。巨大な津波を発生させて敵を攻撃する。
- ニンジャイエロー
-
- イエロークロー
- 頑丈な特殊スチール製のワイヤーが付いた鉤爪。敵めがけて発射して、鋭い爪で捕らえる。また、爪をビルの壁などに引っ掛けて登ることや、振り回して鎖鎌のように攻撃することができる。
- 熊手裏剣
- セイカイ専用の手裏剣。三角形で、「M」のマークがついている。岩でも深く突き刺さり、真っ二つに割ってしまう。
- 隠流・三段斬り
- カクレマルで正三角形を描くように斬る必殺剣技。
- オン・クマ・ニン 木の葉隠れ之術
- 木の葉を自由自在に操って、身を隠したり、敵を吹き飛ばしたりする。突進してくる妖怪の勢いを止める事も可能。
- 巨大あやかしの術
- 巨大な自分の幻を作り出して敵を攻撃する。劇場版では「あやかしの術」と呼称し、巨大な幻で敵を惑わせてから、敵の後ろから本物が現れて敵を攻撃した。
- セイカイパワー
- 妖怪に飛びかかられても、持ち前の怪力で軽々と振り回す。
- 隠流・ホームラン
- 忍法でバットを出し、妖怪が化けたボールを遠くへ飛ばす。アズキアライに使用。
- 木霊の術
- 自分の声を森の木に反射させ、超音波を作り出して敵を苦しめる。
- ターザン走法
- ロープやジャンプで、道の無い場所も突き進む。
- 忍法・ボロ破り
- 11話でシロウネリのボロ布に巻きつかれた時に使用した忍法。ただ怪力で破るだけ。
- 忍法ノコギリ
- 「化け身の術」の一種。ノコギリに化ける。劇場版で使用。
- 隠流・つむじ風
- 『オーレVSカクレンジャー』で使用した技。強力な突風を起こす。
- ニンジャブラック
-
- ブラックボウ
- 鋼鉄の扉を貫き、その向こうにいる敵をも打ち倒す強力なボーガン。
- ガマ手裏剣
- ジライヤ専用の手裏剣。星型をしており、「G」の字がモチーフ。物体を砕くのに向いている。
- 隠流・流れ星
- カクレマルで星型を描くように斬る必殺剣技。
- オン・ガマ・ニン 岩地獄の術
- 大きな岩を次々と敵めがけて飛ばす。
- 大地隠れの術
- 地中を掘り進み、敵の隙を突いて飛び出す忍法。
- 大地捕えの術
- 敵の足元の土を固め、動けなくする。
- スリーキック
- 3回連続して決めるニンジャブラックのキック技。1度目で1回、2度目で2回、3度目で3回の連続蹴りを打ち込む。
- ガマジャンプ
- 敵を引き寄せて集まったところで一気にジャンプし、4~5体のドロドロを吹き飛ばすジャンプ攻撃。
- 隠流シュート
- ボールに化けた妖怪を捕まえ、バットを構えるイエローに投げる。アズキアライに使用。
- 忍法ロッククラッシャー
- 「化け身の術」の一種。削岩機に変化する。劇場版で使用。
- 枯葉小判の術
- 枯葉を小判に変化させてばら撒く。ビンボーガミを惑わせて妖術を破った。
- 隠流・雷光落とし
- 『オーレVSカクレンジャー』で使用した技。落雷で攻撃する。
[編集] マシン
- シャークブリッダー
- レッド専用のバイク。最高時速320km。分厚い壁とコンクリートで出来た城壁も体当たりでぶち抜く。
- シャークランチャー
- イエロー・ブラック専用のバイク。最高時速300km。フロント部分のノコギリ型の角と、2門の速射破壊銃が武器。
- シャークスライダー
- ブルー・ホワイト専用の重攻撃型サイドカー。最高時速260km。サイドカー部に装備された2門のキャノン砲で敵を蹴散らす。3機とも、忍法で召還する。
- シャークドライバー
- シャークランチャーとシャークスライダーを合体させ、それをカタパルトにしてシャークブリッダーをマッハ2の速度で射出する必殺技。テレビでは3度使われたが、決まったのは1度だけであった。
- ネコマル
- カクレンジャーの基地に相当する猫バス。妖怪車両なので自分の意思を持ち、猫の鳴き声をあげるし、排気ガスは出さない。前面の口で噛みついたり、飛行能力やテレポート能力も持つ。リモコン操作により、屋根から大砲を出す。普段はクレープショップとして機能している。
[編集] 巨大ロボ
- 無敵将軍
- 五獣将が合体した、三神将の一人(当作の1号ロボに相当)。「三神将」はメカではなく、2000年前に妖怪と戦った賢人達の魂から生まれた存在で、自分の意志を持っている。無敵将軍は隠流忍術極意・心技体の「体」を司り、パワー系戦法を得意とする。合体コード(忍法?)は「忍者合体」。合体後「無敵将軍参上」の発声で戦闘開始。全高58m。重量7300t。
- シリーズ前半は五獣将に融合したカクレンジャーの意志によって動いていたが、後半は無敵将軍自身の意志(声:堀田智之)によって行動した。そのデザインは日本の城郭をモチーフにしており、要塞城郭・風雲幻城(ふううんまぼろしじょう)に変形することもある。胸の「忍」の文字がシンボルマーク。必殺技は、シャチホコ型の柄から伸びる炎の刃で敵を切り裂く「火炎将軍剣」。他にも、胸の「忍」の文字から花吹雪を射出する「将軍花吹雪」(モクモクレンに使用)、火炎将軍剣から炎の波動を放つ「火炎将軍波」(ダラダラに使用)、目から放つ光線(最終話でくの一組を猫に戻した)、妖術反射能力(劇場版でオオニュドウの縮小光線を胸の「忍」マークで反射して逆に縮小させた)といった技もある。
- 無敵将軍と後述の聖忍獣ツバサマルが超忍者合体すると、重火力攻撃形態の、ス-パ-無敵将軍となる。必殺技は「無敵キャノン一斉射撃」。
- 五獣将
- 「隠流巨大獣将の術」で召喚される5体のロボット。カクレンジャーと融合することで操縦するが、自分の意志でも活動可能。五獣将がやぐらを組んで回転する「真空ハリケーン」(オボログルマを倒した)や、印を結んで精神を集中し爆発を起こす「隠流奥義ビッグバン」(アズキアライのゴミ缶から脱出した)という必殺技がある。
- レッドサルダー
- ニンジャレッドの獣将。投げつけて敵を真っ二つにする大型手裏剣・サルダースライサーが武器で、カッパとロクロクビを倒した他、劇場版でヒトツメコゾウ弟を倒した。無敵将軍のボディになる。
- ホワイトカーク
- ニンジャホワイトの獣将。2又の爪を持ったカークビークが武器。無敵将軍の左手になる。
- ブルーロウガン
- ニンジャブルーの獣将。ビル群を貫通するほどの水を噴射する水流槍・ロウガンシャフトが武器。無敵将軍の右手になる。
- イエロークマード
- ニンジャイエローの獣将。鎖付きの鉤爪・クマードクローが武器。火の輪を放つ「隠流忍法火炎輪」という技も使える。無敵将軍の右足になる。
- ブラックガンマー
- ニンジャブラックの獣将。鋼鉄の壁を射抜く巨大な弓矢・ガンマーボウが武器。砂嵐を起こす「隠流忍法砂嵐」という技も使える。無敵将軍の左足になる。
- 獣将ファイター
- 12話~24話に登場。ドロンチェンジャーの中にあるメダルから出現した五獣将の分身。獣将よりも身軽なスタイルをしており、敏捷性に優れている。カクレンジャーと融合することで操縦するが、自分の意志でも活動可能。合体はしない。4体の獣将ファイターが組んだ腕を踏み台に、残りの1体がジャンプして敵に突進する「ファイタークラッシュ」という合同必殺技がある。 巨大カクレンジャーボールを使用することもでき(フィニッシュのコールは「スーパーカクレシュート」)、エンラエンラを倒している。
- バトルサルダー
- ニンジャレッドの獣将ファイター。指先で敵の頭を引っかく「サルダークロー」が使える。
- バトルカーク
- ニンジャホワイトの獣将ファイター。光となっての高速飛行が可能。クロスチョップ技の「カークカット」が使える。
- バトルロウガン
- ニンジャブルーの獣将ファイター。東京-大阪間を約3分で走る。急降下蹴りの「ロウガンキック」が使える。
- バトルクマード
- ニンジャイエローの獣将ファイター。空中から頭突きを決める「クマードヘッド」が使える。
- バトルガンマー
- ニンジャブラックの獣将ファイター。280mのジャンプ力を誇る。空中回転しながら連続して体当たりを決める「ガンマースリーアタック」が使える。
- 隠大将軍
- 31話から登場。超忍獣が合体した三神将の一人(当作の2号ロボに相当)。隠流忍術極意・心技体の「技」を司り、格闘戦を得意とする。合体コード(忍法?)は「五神合体」。合体後「隠大将軍推参」の発声で戦闘開始。レッドのパーツが顔およびボディを構成しない(レッド=ゴッドサルダーは右腕になる)戦隊シリーズ最初の巨大ロボ。ゴッドサルダーがいないまま右腕無しの合体を行ったこともある。ゴッドロウガンを分離させて敵にぶつける「ロウガンアタック」という戦法もあり、スナカケババアの壺を破壊した。必殺技は左手の「ゴッドバーストチョップ」と右手の「ゴッドハンマーパンチ」を連続して放つ「鉄拳ゴッドフィニッシュ」。尚、隠大将軍には指が存在しない。全高58.5m。重量7200t。
- 隠大将軍と聖忍獣ツバサマルが翼合体すると、空を飛べるスーパー隠大将軍となる。目から破壊光線を放つ(大魔王封印の扉を破壊した)他、空中で繰り出す連続回し蹴りの「フライングキック」が使える。必殺技は、飛行しながらゴッドフィニッシュを放つ「鉄拳フライングフィニッシュ」。この技には、右拳のゴッドサルダーだけで3回殴る「鉄拳フライングフィニッシュ・サルダースペシャル」というバリエーションもあり、アマノジャクにダメージを与えた。
- 超忍獣 (ちょうにんじゅう)
- 「隠流超忍獣の術」によって召喚される5体の無機生命体。5人が中に乗り込んで操縦するが、超忍獣自身も自分の意思も持っている。
- ゴッドサルダー
- ニンジャレッドが操る猿型の超忍獣。2本の剣「サルダーダブルソード」を取っ手部分で合体させ、空中から2連続斬りを決める「ゴッドサルダー二刀斬り」が必殺技。超忍獣、獣将、獣将ファイターの三体に分身する「サルダー分け身の術」も使える(39話で使用)。隠大将軍の右腕になる。
- ゴッドカーク
- ニンジャホワイトが操る鶴型の超忍獣。マッハ2で飛行し、目から「フライングビーム」を放つ。隠大将軍の顔になる。
- ゴッドロウガン
- ニンジャブルーが操る狼型の超忍獣。両目から破壊ビームを連続発射する。体を回転させながら、カッターのような尻尾で敵を切る「ロウガンアタック」も使える。隠大将軍の左腕になる。
- ゴッドクマード
- ニンジャイエローが操る熊型の超忍獣。両目から破壊ビームを連続発射する。前足を大地に叩きつけて地割れを起こす。隠大将軍のボディになる。
- ゴッドガンマー
- ニンジャブラックが操るガマガエル型の超忍獣。舌のようにレールを伸ばし、無数の分身を出して攻撃する「ガンマーダイナマイト」や、炎を吐く「ガンマーファイヤー」という技を持つ。隠大将軍の下半身になる。
- 聖忍獣ツバサマル
- 23話から登場。ハヤブサに似た白い巨鳥。三神将の一人で、隠流忍術極意・心技体の「心」を司どる。両翼に備わった8連装のキャノン砲からエネルギ-弾を発射する他、他の2体と合体してパワーアップさせることもできる。
- ニンジャマン
- 先にも書いたように本作品の6人目の戦士だが、伸縮自在の彼は3号ロボにも該当する存在である。「青二才」と言われて怒りが爆発すると、顔や手足が変形しサムライマンに変身する。武器はニンジャソードの柄に鞘を合体させた「サムライジャベリン」。必殺技は手のひらに気を溜めて放つ「サムライ激怒ボンバー」と「サムライ激怒斬り」で、どちらも三神将がとどめを刺す前の繋ぎ技として使用される。
- 子供に優しく気さくな性格だが、短気で単純すぎることが欠点。
- なお後のシリーズのガンマジン(オーレンジャー)もロボットでもなく人でもない存在で、シグナルマン(カーレンジャー)も同じことが言える。
[編集] サポートメンバー
- 百地三太夫(ももち さんだゆう) - 演:坂本あきら
- 鶴姫家に仕える忍者でカクレンジャーを影で支えている。妖怪たちに、要注意人物と目されている。5人と白面郎=殿の義輝の行く末を案じていたが、第31話でジュニアに命を絶たれてしまう。
- 太郎(たろう) - 演:土屋圭輔
- 鶴姫の兄的な存在。10年前の大魔王討伐の際、呪いで犬の姿にされていた。
- 次郎(じろう) - 演:土屋大輔
- 太郎の双子の兄弟。太郎同様犬の姿にされているが、2人とも一度だけなら人間の姿に戻ることが出来る。
- ブン - 演:福田康之
- 三太夫の弟子。正体は義輝に救われた良い妖怪。
- ガリ - 演:ショー・コスギ
- ジライヤの父(アメリカにて妖怪の捜査を行なっていた警察官)の友人。過去に自らの不注意で起こした交通事故により死に際にあった自分の娘を妖怪ヌエに蘇えらせてもらった見返りに、妖怪にとって不都合な存在であったジライヤの父を暗殺した。以後忍術の師匠として、真相を知らないジライヤを一人前の戦士に育て上げて日本へ旅立たせるが、ヌエの依頼により刺客として来日し、忍之巻を探す彼の前に出現する。しかし、その真意は「罪滅ぼし」としてジライヤに倒されるためであった。
[編集] 妖怪軍団
日本に古来より伝わる異形の者たち。その実態は、人の心に潜む怒りや憎しみの情念が生み出した姿である。2000年前に本格化した人間と妖怪の戦い、それは、三賢人と妖怪大魔王(おそらく先代)の闘争でもあった。これは、三賢人をリーダーとする人間側の勝利に終わり、大魔王と彼に協力した妖怪たちは、地底界に追放された。だが妖怪は滅ぶことなく、時代の節々でその姿は散見された。戦国時代にも、ヌラリヒョン率いる妖怪忍者が大魔王復活のため、暗躍していたが、先代カクレンジャーがヌラリヒョンを地底界に続く封印の扉に閉じ込めた。だがその400年後、現代で人間として暮らしていた妖怪カッパに騙されたサスケとサイゾウが封印の扉を開いてしまい、封印されていた妖怪たちが力を取り戻してしまった。当初こそは、指揮統制は無かったものの、貴公子ジュニアの登場、大魔王の復活以降は組織化され、妖怪王国の樹立を第一の野望とする。また、復活以前の現代社会においても、妖怪戦士ヌエを始めとする世界各国の現代妖怪たちが、暗黒街でツメを研ぎながら胎動していた。
- 妖怪大魔王 - 声:柴田秀勝
- 31話から登場した妖怪軍団の首領。人間の欲望をエネルギー源とする。大魔王以外の妖怪が倒された状態で攻撃されると、倒した妖怪たちが復活してしまうため、封印するしかない。
- 貴公子ジュニア<ガシャドクロ> - 演:遠藤憲一
- 14話から登場。妖怪世界にその人ありといわれた幹部で、精神の起伏が激しい。バラバラだった妖怪たちを統一させ、カクレンジャー抹殺するための強力妖怪を次々と駆り出す。ピアノやギター(実は武器に変わる)が得意。サイゾウ同様、口調が少しオカマ臭い。真の姿はガシャドクロ。大魔王の実子で、本来はその後継者になるはずだったが、白面郎の登場で、危うくなる。30・31話で大魔王の復活を迎え、勝利を確信し、巨大化するが、スーパー隠大将軍に倒され、断末魔を上げる。
- 白面郎/鶴姫の父・義輝(はくめんろう/よしてる) - 演:五代高之
- 30話から登場。妖怪界の参謀で大魔王の軍師。実は、死んだと思われていた鶴姫の父親だった。終盤、なぜ妖怪軍団についたのか、その真意が明らかにされる。
- ユガミ博士 - 演:秋間登
- 貴公子ジュニアにつき従う妖怪界の発明王。様々な発明品を開発。
- 花のくノ一組 - 演:サクラ:咲田めぐみ(現・成嶋涼)、ラン:田邊智恵、スイレン:本田順子、アヤメ:第15話~20話鈴木真帆→35話~生間美紀、ユリ:野口律子
- サクラ・ラン・スイレン・アヤメ・ユリの5人で構成される妖怪のくノ一部隊。スパイ活動から戦闘までこなし、花夢幻や花爆弾などの忍術を使う。その正体は猫であり、最終回に猫の姿に戻ると何処かへ消え去ったため、封印されたかどうかは不明である。
- ドロドロ
- 最下級の妖怪で、妖怪軍団の戦闘員的な存在。その顔はムンクの名作「叫び」をモチーフにしている。
[編集] スタッフ
- 原作:八手三郎
- 脚本:杉村升、荒川稔久、高久進、曽田博久、藤井邦夫
- 音楽:川村栄二
- 特撮監督:佛田洋
- 撮影:いのくままさお、浄空(瀬尾脩)
- 助監督:田﨑竜太、宮坂清彦
- アクション監督:竹田道弘、新堀和男
- 車輌協力:BMW
- オートバイ協力:スズキ株式会社
- ヒーロー&メカニックアイテムデザイン:プレックス
- キャラクターデザイン:篠原保、マイケル原腸、岡本英郎、阿部統
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)・吉川進、鈴木武幸、髙寺成紀(東映)・矢田晃一(東映AG)
- 監督:小林義明、坂本太郎、小笠原猛、渡辺勝也、東條昭平、佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
[編集] 主題歌
「忍者」という和の要素を持つ戦隊ということで、オープニング、エンディング共に和楽器を取り入れている。川村栄二が担当した劇中音楽には和楽器が一切使用されていないことと合わせて、印象深い音楽設計になっている。
[編集] オープニングテーマ
- 『シークレット カクレンジャー』
- 作詞:冬杜花代子 作曲:都志見隆 編曲:山本健司 歌:トゥー・チー・チェン
- ヒーローを観る一般人の目線から書かれた詞が特徴的(しかも「ヒーローの姿が実際に目撃されているのはほんの一瞬」という、極めてシュールな内容)。また特徴の欄で述べたように、作曲者の都志見自らが歌っている。因みに同氏の番組テロップは放送当初、「トゥー・チー・チェン」ではなく「テゥー・チー・チェン」と表記されていた。
- 番組タイトルと同一ではないオープニングテーマの曲名は、電子戦隊デンジマン『ああ電子戦隊デンジマン』以来。
- また戦隊OP曲としては初めてアレンジから生ブラスが廃された。
[編集] エンディングテーマ
- 『ニンジャ! 摩天楼キッズ』
- 作詞:冬杜花代子 作曲:都志見隆 編曲:山本健司 歌:トゥー・チー・チェン
- ドロドロがダンスをするエンディング映像が最初に用意され、それに合わせて都志見が作曲したという風変わりな経緯で作られた。戦隊ソングとしては初めてラップを取り入れている。こちらも歌詞の内容はシュールで意味を理解しにくいが、その一節が実は最終回の伏線(大魔王の力の源は人間の欲望)となっていた。
なお、最終回のエンディングでは『シークレット カクレンジャー』(歌詞は2番)を使用した。
[編集] 放映リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | スタッフ |
---|---|---|---|---|
1994/2/18 | 1 | 忍者でござる | ヌラリヒョン カッパ(演:赤星昇一郎) ロクロクビ(演:鈴鹿景子) |
監督-小林義明 脚本-杉村升 |
1994/2/25 | 2 | 危ないオバサン | カッパ ロクロクビ |
|
1994/3/4 | 3 | アメリカン忍者 | オボログルマ アズキアライ(演:粟津號) |
監督-坂本太郎 脚本-杉村升 |
1994/3/11 | 4 | 妖怪ポリスマン | アズキアライ | |
1994/3/18 | 5 | 凸凹珍ゲーマー | ヌリカベ モクモクレン(演:舘大介) |
監督-小笠原猛 脚本-杉村升 |
1994/3/25 | 6 | 目玉の王子様! | ||
1994/4/1 | 7 | こいつぁデカい | ガキツキ | 監督-渡辺勝也 脚本-荒川稔久 |
1994/4/8 | 8 | 化猫ショップ!! | バケネコ | 監督-渡辺勝也 脚本-高久進 |
1994/4/15 | 9 | ドッキリ生中継 | ドロタボウ | 監督-坂本太郎 脚本-杉村升 |
1994/4/22 | 10 | 子泣き爺いぢゃ | コナキジジイ | 監督-坂本太郎 脚本-高久進 |
1994/4/29 | 11 | ボロこそ最高!! | シロウネリ(演:市川勇) | 監督-小笠原猛 脚本-高久進 |
1994/5/6 | 12 | 出たァ!! 新獣将 | テング(声:岸野一彦) 妖怪レプリカ軍団 |
監督-小笠原猛 脚本-杉村升 |
1994/5/13 | 13 | ブッとばせ不幸 | カネダマ(演:斉藤清六) | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1994/5/20 | 14 | 俺は貴公子だ!! | ケウケゲン(演:大河内浩) | 監督-東條昭平 脚本-杉村升 |
1994/5/27 | 15 | げえッ!! 凄い奴 | シュテンドウジ兄(声:渡部猛) シュテンドウジ弟 |
監督-坂本太郎 脚本-杉村升 |
1994/6/3 | 16 | 赤猿の鬼退治 | ||
1994/6/10 | 17 | 魔剣とパンツ!! | アミキリ(演:河合亜美) | 監督-渡辺勝也 脚本-曽田博久 |
1994/6/17 | 18 | ハローきのこ君 | ザシキワラシ | 監督-渡辺勝也 脚本-杉村升 |
1994/6/24 | 19 | 暗闇の地獄罠!! | ツチグモ | 監督-小笠原猛 脚本-杉村升 |
1994/7/1 | 20 | 花のくノ一組!! | 花のくノ一組 | |
1994/7/8 | 21 | サルマネ必殺技 | サルガミ(演:大杉漣) | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1994/7/15 | 22 | 笑って頂きます | エンラエンラ(声:神山卓三) | |
1994/7/22 | 23 | 電撃!! 白い怪鳥 | ウミボウズ(声:河合義雄) | 監督-渡辺勝也 脚本-杉村升 |
1994/7/29 | 24 | あァ一巻の終り | ガシャドクロ 花のくノ一組 |
|
1994// | 25 | 新たなる出発!! | イッタンモメン (声:檜山修之) | 監督-坂本太郎 脚本-杉村升 |
1994/8/12 | 26 | 鶴姫家の超秘密 | カサバケ | |
1994/8/19 | 27 | 無敵将軍の最期 | ヌエ(声:玄田哲章) | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1994/8/26 | 28 | 超大物・来日!! | ヌエ ガリ(演:ショー・コスギ) |
監督-東條昭平 脚本-杉村升 |
1994/9/2 | 29 | 史上初の超対決 | ||
1994/9/9 | 30 | 再会 裏切りの父 | ガシャドクロ | 監督-小笠原猛 脚本-杉村升 |
1994/9/16 | 31 | 見たか!! 新将軍 | ||
1994/9/23 | 32 | ナメんな顔泥棒 | ヌッペフホフ(演:高月忠) | 監督-渡辺勝也 脚本-曽田博久 |
1994/9/30 | 33 | あまのじゃく村 | アマノジャク(演:岩城力也/声:梁田清之) | 監督-佛田洋 脚本-高久進 |
1994/10/7 | 34 | 花嫁砂地獄!! | スナカケババア(演:日向明子) | 監督-佛田洋 脚本-曽田博久 |
1994/10/14 | 35 | おしおき三姉妹(シスターズ) | カマイタチ | 監督-渡辺勝也 脚本-荒川稔久 |
1994/10/21 | 36 | 暴れん坊忍者!! | バクキ(声:神山卓三) | 監督-渡辺勝也 脚本-杉村升 |
1994/10/28 | 37 | 唐傘ダンス女王 | カラカサ | 監督-坂本太郎 脚本-杉村升 |
1994/11/04 | 38 | モオ~ッ嫌な牛 | ウシオニ(声:今西正男) | 監督-坂本太郎 脚本-曽田博久 |
1994/11/11 | 39 | 特別編だよっ!! | ノッペラボウ(声:大友龍三郎) | 監督-東條昭平 脚本-杉村升 |
1994/11/18 | 40 | 平成キツネ合戦 | キュウビノキツネ(声:京田尚子) | 監督-東條昭平 脚本-高久進 |
1994/11/25 | 41 | はぐれゴースト | チョウチンコゾウ(声:千葉繁) | 監督-小笠原猛 脚本-曽田博久 |
1994/12/2 | 42 | 強奪忍者パワー | ダラダラ | 監督-小笠原猛 脚本-杉村升 |
1994/12/9 | 43 | 三神将最期の日 | 監督-渡辺勝也 脚本-杉村升 |
|
1994/12/16 | 44 | 傷だらけ大逆転 | ||
1994/12/23 | 45 | 慌てん坊サンタ | オオムカデ | 監督-小林義明 脚本-曽田博久 |
1995/1/6 | 46 | 新春まんが地獄 | ムジナ(演:佐藤正宏) | |
1995/1/13 | 47 | 人間花火百連発 | カシャ(声:辻村真人) | 監督-小笠原猛 脚本-高久進 |
1995/1/20 | 48 | 大雪女の雪合戦 | ユキオンナ | 監督-小笠原猛 脚本-曽田博久 |
1995/1/27 | 49 | 突然!! ビンボー | ビンボーガミ | 監督-渡辺勝也 脚本-曽田博久 |
1995/2/3 | 50 | 特選!! 妖怪の宿 | ヤマンバ(演:小甲登枝恵/声:北浜晴子) ダイダラボッチ(演:木村修/声:江川央生) |
監督-渡辺勝也 脚本-杉村升 |
1995/2/10 | 51 | 英・雄(ヒーロー)・失・格 | ヤマンバ 軍師 白面郎 |
|
1995/2/17 | 52 | 大団円!! 父と娘 | 監督-坂本太郎 脚本-杉村升 |
|
1995/2/24 | 53 | 封印!! | 妖怪大魔王 花のくノ一組 |
[編集] 放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 ANB(現EX) テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IBC岩手放送
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YTS 山形テレビ
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21〔現UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 YBS 山梨放送
- 富山県 KNB 北日本放送
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FTB 福井テレビ
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SATV 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 TSK 山陰中央テレビジョン放送
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 EBC 愛媛放送(現テレビ愛媛)
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 RBC 琉球放送
[編集] 劇場版
- 忍者戦隊カクレンジャー(1994年4月16日公開)
- 監督:東條昭平 脚本:杉村升
- 登場妖怪:オオニュウドウ、ヒトツメコゾウ兄弟 - 演:日下秀昭(兄)、石垣広文(弟)
- 東映スーパーヒーローフェアの一編として上映された。
[編集] 3D映画
- スーパー戦隊ワールド
イベント用に制作された3D映画。ファイブマン、ジェットマン、ジュウレンジャー、ダイレンジャーと共に帝王ダイダスの侵略から地球を守る為に戦う。ダイダスに襲われる青年マサトを「電撃戦隊チェンジマン」でチェンジペガサス/大空勇馬、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」でドラゴンレンジャー/ブライを演じた和泉史郎が演じる。DVD「スーパー戦隊THE MOVIE VOL.4」の映像特典として収録。
-
- 脚本:鷺山京子
- 監督:渡辺勝也
登場怪人:帝王ダイダス、ザイガン、バンゴ、ダマル
[編集] オリジナルビデオ
[編集] 外部リンク
- 忍者戦隊カクレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
前番組: 五星戦隊ダイレンジャー |
テレビ朝日系金曜17時台後半 | 次番組: 超力戦隊オーレンジャー |
カテゴリ: スーパー戦隊シリーズ | 忍者作品