星のカービィも~れつプププアワー
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星のカービィも~れつプププアワーは月刊コロコロコミック12月号(2006年)から連載開始した、谷口あさみ作の漫画である。アニメ版やひかわ博一の星のカービィとの繋がりは特に無い。
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[編集] 概要
同誌で12年間連載されていた『星のカービィ デデデでプププなものがたり』と交代と言う形でコロコロコミック2006年11月号で予告が掲載された。一足先に別冊コロコロコミック2006年12月号で読み切りとして掲載。 そして月刊コロコロコミック12月号から連載開始した。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場キャラクター
- カービィ
- この漫画の主人公。宇宙一の能天気者。大の食欲旺盛であり、吸い込んだ者の能力をコピーすることができる。ちなみに予告では、ドロッチェ団に入ろうとしたシーンがある。また、ドク曰くプププランド一の危険人物でもある。「~のだ」が口癖。
- 団長・ドロッチェ
- ドロッチェ団のリーダー。お宝を狙ってプププランドにやって来た。読み切り版では意外とせこい一面も見せた。
- スピン
- ドロッチェ団の一員。サングラスをしており、身長が低い。「~ッチュ」が口癖。
- ストロン
- ドロッチェ団の一員。体が大きく力持ち。大食いでもある。大食い大会でカービィに勝利したことがある(だが、優勝賞品であるプププ丼はカービィに食べられていた。)「~もー」が口癖。
- ドク
- ドロッチェ団の一員。頭が良く、いつもUFOみたいな機械に乗っている。
- チューリン(青、黄、緑)
- ドロッチェ団の戦闘員。だが、基本的には応援役。
- デデデ大王
- デデデ城に住む大王。カービィのライバル。予告版では新キャラクター(ドロッチェ団)の登場により出番があるかどうかを心配していたが、連載版でも普通に登場していた。なお、本人は関西弁で喋る。第1話では大食い大会の司会者をやっていた。おそらく、今作では完全な脇役キャラになると思われる。
- クールスクープ
- 通称「クール」。カービィのツッコミみたいな存在。
- Mr.フロスティ
- 第1話では大食い大会でおでんを食べた数をカウントしていた。それを見ていたガウガウ曰く「野鳥の会かー!?」
- ボンカース
- 第一話では大食い大会に参加していたが、カービィが巨大おでんの鍋の中でおならをしたため、続行できずリタイヤ。
- エイブン
- 第一話に登場。大食い大会に参加したが、やはりカービィのおならによりリタイヤ。
- ペイントローラー
- 第一話に登場。彼も大食い大会に参加したが、やっぱりカービィのおならのせいでリタイヤ。「~ゼ」が口癖。
- コックン
- プププランドの料理の鉄人。
- ポピーブロスJr.
- 上記のボンカース、ペイントローラー、エイブンがカービィのおならによりリタイヤした時にたんかで運んだ。
- バウファイター
- 作中によく空気と化して出ている格闘犬。ゲームとは違い、リアル顔で書かれている。本人は老師口調で喋る。
[編集] 盗賊・ドロッチェ団が狙った宝物やその他
- 「奇跡の毛」
- 読み切り版に登場。1つだけ願いがかなう伝説の毛である。ドロッチェ団はまんまと盗みに成功したが、途中から登場したカービィにより奪われる(実はカービィは勘違いしていたが)。しかも、カービィが「ケーキを食べたいのだ。」と奇跡
の毛に願ってしまったため、奇跡の毛がケーキだらけになってしまった(おまけにドロッチェ団も食われそうになった)。
- 「プププ丼」
- 第一話に出てきた大食い大会の優勝賞品。プププランドの料理の鉄人コックンがつくった(材料はバニラ、イクラ、ウニ、プププ米、メロン、コーンフレーク、チョコレートシロップ)謎の丼。カービィ、ボンカーズ、ミミック、ペイントローラー、さらにはドロッチェ団も大食いが得意分野のストロンの5人が大食い大会に参加し、優勝を争った。しかし、ドロッチェはその隙にプププ丼を盗むつもりだった。だが、カービィがいつの間にかハチマキに縛りつけていたためカービィとの奪い合いになり失敗に終わる。が、その間にストロンが逆転しており、すでに優勝していた。結果的に優勝したのはストロンだったが、大会にもどるときにカービィによってすでに食われていた。
[編集] 作品の特徴・評価
予告ではスーパーマリオくんみたいな話の繋がりがあるギャグ漫画になると思われていたが、実際は1話完結の漫画となった。当初は12年もの間連載されていた星のカービィ デデデでプププなものがたりと突然の交代だったこともあってか、絵のタッチ、カービィの口癖が「ペポ」から「のだ」に変わったことなどに戸惑いを感じる人も多かった。