源頼家
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源 頼家（みなもとのよりいえ、寿永元年8月12日（1182年9月11日） - 元久元年7月18日（1204年8月14日））は、鎌倉幕府の第二代将軍（在任1202年 - 1203年）である。河内源氏後裔の源頼朝の長男、母は北条政子。正室は比企能員の娘若狭局。幼名は万寿。左金吾とも呼ばれる。子には、一幡、公暁、栄実、禅暁、藤原頼経の正室・竹御所がいる。
建久10年（1199年）父頼朝の急死により家督を相続。建仁2年(1202年)征夷大将軍宣下。源氏の嫡男として期待されていたが、側近や妻の実家である比企氏を重用し従来の習慣を無視した独裁的判断が目立った。疎外された母方の北条氏を中心とした有力御家人は将軍の権力確立を阻むべく十三人の合議制をしき、頼家の独断は抑えられた。建仁3年（1203年）、急病で危篤に陥ると、死後の相続は子の一幡と弟源実朝に分譲する合議が出される。反発した頼家は、比企氏と組み北条氏討伐を計るが、逆に比企氏は滅ぼされ（比企能員の変）、頼家は将軍職を剥奪され伊豆の修禅寺(静岡県伊豆市)に幽閉される。幽閉先の修禅寺では近隣の子供達と付近の山々を遊びまわったりして子供の面倒見は良かったらしく、現代でも愛童将軍地蔵というものが当地には残されている。翌年、北条氏からの刺客により暗殺。また、頼家の死体から大量の妖怪が生まれたという言い伝えがある。
[編集] 官職位階履歴
※日付＝旧暦
- (1197年)建久8年12月15日、従五位上に叙し、右近衛権少将に任官。
- (1198年)建久9年1月13日、讃岐権介を兼任。 11月21日、正五位下に昇叙し、右近衛権少将・讃岐権介如元。
- (1199年)建久10年1月、家督相続。 1月20日、左近衛中将に転任。
- (1200年)正治2年1月5日、従四位上に昇叙し、左近衛中将如元。 1月8日、禁色を許される。 10月26日、左衛門督に遷任。
- (1202年)建仁2年1月23日、正三位に昇叙し、左衛門督如元。 7月22日、従二位に昇叙し、征夷大将軍宣下。左衛門督如元。
- (1203年)建仁3年1月23日、正二位に昇叙し、左衛門督如元。 9月7日、出家。
- (1204年)元久元年7月18日、薨去。享年23。 法名：法華院殿金吾大禅閤。 墓所：静岡県伊豆市修善寺の福地山修禅寺
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