石田秀範
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石田秀範(いしだ ひでのり、1962年-)は、日本のテレビドラマ・映画の監督・演出家。東映の特撮を主に手がける。愛称は「巨匠」。
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[編集] 作風
良くも悪くも、非常にエキセントリックで独創的な演出を行うことで有名。極端に画面の色を変えたり、シリアスな話の最中に突如として登場人物の頭上にスポットライトが降りてきたりと、常人には思いもつかないような奇抜な演出を好んで行う。特に、ギャグ・スラップスティックの演出を手がけると、一部の人間の眼には「暴走」と映るほどの強烈な世界を作り出すことがしばしばある。
また、「仮面ライダー龍騎」で登場人物にメイド服、給仕服を着せてダンスを踊らせたり、「仮面ライダー剣」のオープニングをミュージッククリップ調に仕上げたりと、音楽を中心に置いたミュージカル風味の演出を好んで行う。「仮面ライダー555」のてれびくんハイパーバトルビデオや、「仮面ライダー響鬼」の1話では、風味どころかそのものずばりのミュージカルを撮影している。
キャリアの中で、「宇宙刑事ギャバン」以降の、ADKが担当する枠の作品から離れたことが殆どない。 因みにギャバンは最終三部作(田中秀夫組)のサード助監督からの参加であった。
「巨匠」の愛称は、東映の作品公式ホームページで使用されていたことから広まったことだが、その強烈な演出を皮肉る意味で使われている節もある。
平成仮面ライダーシリーズにおいて、現在まで3年連続で第一話を演出した。
[編集] 主な作品
[編集] テレビ
[編集] 監督
- 特救指令ソルブレイン(1991年)
- 特捜エクシードラフト(1992年)
- 特捜ロボジャンパーソン(1993年)
- ブルースワット(1994年)
- 重甲ビーファイター(1995年)
- ビーファイターカブト(1996年)
- ビーロボカブタック(1997年)
- テツワン探偵ロボタック(1998年)
- 燃えろ!!ロボコン(1999年) ※「ヒデ・I」の名義を使用
- 仮面ライダークウガ(2000年)
- 仮面ライダーアギト(2001年)
- 仮面ライダー龍騎(2002年)
- 仮面ライダー555(2003年)
- 仮面ライダー剣(2004年)
- 仮面ライダー響鬼(2005年)
- 仮面ライダーカブト(2006年)
[編集] 助監督
- 宇宙刑事ギャバン(1982年)
- 宇宙刑事シャリバン(1983年)
- 宇宙刑事シャイダー(1984年)
- 巨獣特捜ジャスピオン(1985年)
- 時空戦士スピルバン(1986年)
- 超人機メタルダー(1987年)
- 特捜最前線(1977-1987年)
- 仮面ライダーBLACK(1988年)
- 世界忍者戦ジライヤ(1988年)
- 機動刑事ジバン(1989年)
- 特警ウインスペクター(1990年)
[編集] 映画
[編集] 監督
- 仮面ライダー剣 MISSING ACE(2004年)
- 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006年)
[編集] 助監督
- 宇宙刑事シャイダー 追跡!しぎしぎ誘拐団(1984年)
- 特捜ロボジャンパーソン(1993年)
- ブルースワット(1994年)
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