福岡教育大学附属福岡中学校
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福岡教育大学附属福岡中学校(ふくおかきょういくだいがくふぞくふくおかちゅうがっこう)は、国立大学法人福岡教育大学の附属中学校。福岡市中央区にある。 教育大学の付属校として、教育研究と教育実習の場ともなっている。生徒数は360人あまり。40人のクラスが一学年に3クラスずつと、障がいのある生徒への教育をする4組がある。
以前は福岡教育大学教育学部附属福岡中学校と称したが、2004年度(平成16年度)から福岡教育大学が国立大学法人になるのに伴い、現校名に改称された。
生徒主体を重んじる学校で、生徒会、指導員や女子リーダーなどが中心となり、行事や集会が開かれる。遠行会という行事では糸島半島47kmを歩き抜く。他の学校にもこの行事を模倣したと考えられる行事が存在する例もある。
総合的な学習のみならず、授業でもテーマについて議論をすることが多い。たとえば、「コンパスで五角形を書こう」でその方法を考えることなどである。
おもな進学先は公立高校では御三家と呼ばれる福岡県立修猷館高等学校(20人)、福岡県立筑紫丘高等学校(5人)、福岡県立福岡高等学校(11人)や、私立高校では、西南学院高等学校(12人)、筑紫女学園高等学校(13人)、福岡大学附属大濠高等学校(16人)久留米大学附設高等学校(4人)などである。 (2004年度(平成16年度)卒業生)
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[編集] 所在地・アクセス
- 地下鉄1号線
- 唐人町駅、大濠公園駅より徒歩10分
- バス
- 伊崎より徒歩5分、西公園より徒歩10分
[編集] 沿革
- 1947年(昭和22年)福岡第一師範学校附属附属中学校として発足
- 1948年 モットーの「行第二里」「一歩々行万里」「不動心」が打ち立てられた
- 1949年 福岡学芸大学福岡第一師範福岡附属中学校と改称
- 同年 学友歌「輝け附中」制定
- 1950年 遠行会が始まる
- 1951年 福岡学芸大学附属福岡中学校と改称
- 同年 新校舎落成記念
- 1960年 校舎第1棟全焼 学大福岡分校借用
- 1961年 現校舎竣工
- 1965年 学友歌「輝け附中」を校歌に制定
- 1966年 福岡教育大学附属福岡中学校と改称
[編集] 学校組織・カリキュラム
[編集] 校訓
- われ日本の大樹とならん
- 一歩々行万里
- たゆまぬ努力が積み重なって大事を完成する。常に努力を続けよう。
- 行第二里
- 人が第一里をいくとき、第二里をいこう。与えられたことだけをするにとどまらず、自己の任務を積極的に進んでやり抜こう。たえず一歩先をいくことを心がけよう。
- 不動心
- 正しいと信ずることは最後までやり通す強い信念を持とう。
[編集] 制服
- 冬服
- 男子 黒い学ランで、ボタンには「附中」という字の入った校章が刻まれている
- 女子 紺色のセーラー服で、襟に白のラインが一本入っている。
- 夏服
- 男子 カッターシャツに灰色の長ズボン
- 女子 白いセーラー服で、襟だけ紺色であり、やはり、襟に白のラインが一本入っている。
[編集] 行事
- 4月 入学式
- 5月 体育祭
- 7月 中体連
- 11月 合唱コンクール
- 12月 遠行会
- 3月 卒業式