美貌の果実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『美貌の果実』(びぼうのかじつ)は、白泉社「花とゆめ」で連載されていた川原泉の漫画作品。サブタイトルは「10月はとぼけている」。
また、同作を表題作とする漫画短編集。
[編集] ストーリー
ブドウの収穫とワインの仕込みを目前にして、秋月家の母娘は途方に暮れていた。というのも、父と兄が突然の事故で一度に失ってしまったからです。この母娘を陰ながら助けるために葡萄の精が現れて・・・
[編集] 登場人物
- 秋月菜苗…秋月ワイナリーの「オピニオンリーダーor家庭内実力者(いばりんぼ)」。お気楽極楽性分な一家のただ一人のしっかり者(?)で、父兄を交通事故でなくしたあと母を助けワイン作りにいそしむ。高校卒業と同時に都築氏と結婚する。
- 都築貴英…総合酒販メーカー「リーベル社」の社長。商談のため訪ねた秋月ワイナリーに娘ともども入り浸るうちにすっかり馴染む。酒の会社の社長なのに酒に弱い。菜苗と結婚し、週末には中央自動車道を2時間半かけて通う単身赴任の身となる。
- 都築七実…都築氏の一人娘。父親と一緒に訪れた秋月ワイナリーで、菜苗と仲良くなった。彼女を母のように慕っている。
- 葡萄野精…秋月家の葡萄に宿っている美貌の精霊だが惰眠をむさぼっているので行基様に叱られている。秋月家の危機に際し恩返しの為にと実体化する。行基様が大善寺(山梨県甲州市)に植えた甲州葡萄の末裔にして、薬師如来様縁の葡萄樹の直系子孫。崖から落ちた七実を助ける為に最後の力を使いきってしまう。
- 山本虹益…グルメ評論家。ある時、フランスパン・フォアグラ・チーズを小脇に抱えて試飲にやってきた彼。後日、雑誌に派手にかつ親切に書いたおかげで、小規模ワイナリーであった秋月ワイナリーには異常な数の注文が殺到。
[編集] コミックス
- 1987年2月発行 ISBN 4592115783
- 同時収録作