花王ソフター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
[編集] 経緯
合成洗剤で洗濯すると、衣類がごわごわになる問題があった。これを解決するために柔軟剤が開発されたわけで、シャンプーの後リンスをするのと同じ理屈である。
花王が1962年に日本で初めて柔軟剤花王ソフターを発売すると、同業他社も同じように柔軟剤を発売していった。なお同時期に漂白剤花王ブリーチも発売されている。
1966年6月にライオンが柔軟剤ライオンソフターを発売すると、類似商号対策や対抗上1ヶ月後の1966年7月にハミングと改名して再発売している。
なお、これはライオンから仕上げ剤トリオ(塩素系漂白剤・柔軟剤・洗濯糊)が出たために、花王の仕上げ剤の改名が一斉に行われた時期でもあった。
- 花王ブリーチ→ハイター
- 花王ソフター→ハミング
- 花王スターチ→キーピング
但し初期は花王ソフターの字も小さく書かれていて、花王の柔軟剤であることを示している。