花 (歌)
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『花』(はな)は、1900年(明治33年)に滝廉太郎によって発表された歌曲集『四季』の第1曲である。『荒城の月』と並び、廉太郎の歌曲でも最も広く親しまれている名曲のひとつである。武島羽衣による歌詞は、春の隅田川の情景が歌われている。
ピアノ伴奏付きの女声2部合唱で歌われる。3番まで歌詞がある有節歌曲だが、ところどころで旋律を変えているのが味わいを深めている。
なお、滝廉太郎の歌曲集『四季』の他の曲は、第2曲が『納涼』(作詞:東くめ)、第3曲が『月』(作詞:滝廉太郎自身による)、第4曲が『雪』(作詞:中村秋香)と題されている。しかし第1曲『花』が有名になりすぎたこともあり、他の3曲は滅多に演奏されない。
[編集] その他の『花』
- 喜納昌吉 『花~すべての人の心に花を~』(シングル曲)
- Mr.Children 『花 -Memento Mori-』(シングル曲)
- 稲田光穂 『花』(アルバム『呼吸』収録曲)
- SHY 『花』(シングル曲)
- ORANGE RANGE 『花』(シングル曲)
- 樹原涼子 『花』(「俺の屍を越えてゆけ」主題歌)