金曜10時!うわさのチャンネル!!
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金曜10時!うわさのチャンネル!!(きんよう10じ-)は、1973年10月5日から1979年6月29日まで、日本テレビ系列で、毎週金曜22時から22時54分まで、生放送された人気バラエティ番組である。
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[編集] 内容
[編集] アコのゴッド姉ちゃん
和田アキ子がガキ大将的存在の「ゴッド姉ちゃん」、せんだみつお、ザ・デストロイヤー(なぜかドイツ軍兵士のヘルメットを被っている)らが仲間の悪ガキどもに扮したメインコーナー。和田アキ子が連中をひたすらののしり、ハリセンでどつき倒した。ただし、犬には弱くせんだらがたまにスタジオに大きな犬を連れて逆襲する場面もあった。この番組への出演を機に、和田の「姉御肌」のキャラクターが定着した。このコーナーの中でゲストがザ・デストロイヤーに四の字固めをかけられて悶絶することがよくあったが、それがきっかけでブレイクしたタレントも多い(当時日本テレビアナウンサーの徳光和夫はそれまではスポーツ関係のアナウンサーという印象でしかなかったが、このコーナー出演をきっかけにバラエティへも進出し、後の「おもしろ真面目」で小林完吾アナウンサーと共演するきっかけにもなっている)。また、ガッツ石松がまだ現役の世界チャンピオンの時にこのコーナーに出演して、「ぼくさーボクサーなの」というギャグを発していた。
[編集] タモリのコーナー
サングラスではなくアイパッチをしていた初期のタモリが怪しげな芸をふんだんに披露した。4ヶ国語麻雀、中洲産業大学のタモリ教授(もともとはオールナイトニッポンの企画)、タモリ神父、「イグアナ」の物真似など、今日ではまず目にする事が出来ない。
[編集] せんだみつおのコーナー
せんだみつおが謎の中国人・萬に扮し、その正体が暴かれるまでを描くコントのコーナー。
[編集] 出演者
- 和田アキ子
- ザ・デストロイヤー(プロレスラー)
- せんだみつお
- 湯原昌幸
- あのねのね
- タモリ
- 所ジョージ
- 山城新伍
- 千昌夫
- マギー・ミネンコ
- 木の葉のこ
- ラビット関根
- 魁三太郎
- 徳光和夫(当時日本テレビアナウンサー。準レギュラー)
- ガッツ石松(当時プロボクサー。準レギュラー)ほか
[編集] スタッフ
- 製作:井原高忠
- プロデューサー:笈田光則
- 演出:赤尾健一
- 作・構成:城悠輔、出倉宏、石畑俊三郎、阿久悠
- テーマ曲演奏:高橋達也と東京ユニオン
- 制作著作:日本テレビ
[編集] ネット局
- 日本テレビ系列各局
- なお、他系列として放送されたテレビ静岡は、本来の時間に、「ゴールデン洋画劇場」(21時~、当時)をフジテレビと同時ネットしていたため、時差ネットだった(放送日時は日曜日の12時~12時54分、タイトルは「うわさのチャンネル!!」)。
- 同様方式として、当時日本テレビ系列の第1期らしきフルネット局だった山形放送テレビは、本来の時間に、「ナショナル劇場」を時差ネットしていたため、こちらも1週遅れの時差ネットだった。(放送日時は金曜日の17時~17時54分→のちに土曜日の14時~14時55分で、タイトルは「金曜5時!うわさのチャンネル!!」だった。土曜日移行後は「うわさのチャンネル!!」に改題、後述の2局と同じタイトルに)
- 中京テレビは、当時本来の時間に東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の「大江戸捜査網」を放送していたため、この番組は土曜の深夜に放送されていた。(タイトルは「うわさのチャンネル!!」)
- またテレビ岩手も、番組放送期間中は日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネットだったため、本来の時間にテレビ朝日の番組を放送していたため、やはり同局もこの番組は別時間で放送されていた。(タイトルはテレビ静岡、中京テレビ、山形放送(土曜日移行後)と同様に「うわさのチャンネル!!」)
日本テレビ系 金曜22時台 | ||
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