高沢秀昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

高沢秀昭（たかざわひであき、1958年 9月10日 - ）は、北海道沙流郡門別町（現・日高町）出身のプロ野球選手（遊撃手→外野手）、現千葉ロッテマリーンズ二軍打撃兼外野守備走塁コーチ。

[編集] 来歴・人物

苫小牧工高から王子製紙苫小牧を経て、1979年、ドラフト2位でロッテに入団。1988年には首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、同年の10.19決戦には近鉄バファローズの優勝を打ち砕く同点ホームランを阿波野秀幸より放つ。

1989年シーズン終了後、高橋慶彦・白武佳久・杉本正志との大型トレードで水上善雄とともに広島東洋カープへ移籍するが、当時の金田正一監督に呼び戻され1991年シーズン中にロッテへ復帰し、チーム名が千葉ロッテに変わった1992年限りで引退。引退後はロッテの打撃兼守備走塁コーチとして選手の指導にあたっている。1991年はシーズン途中だった為、背番号「7」であったが本人は「自分は1桁背番号は似合わない」と7番を2年目の南渕時高に譲り（南渕は31番だったので背番号を交換）、かつて付けていた愛着のある「31」に戻す。

低迷期が長いロッテにとっては地味ながら、チームでは勿論、80年代後半のパリーグを代表するバッターであった（1988年には首位打者を獲得）。俗にロッテを評して言う「チームは弱いがタイトルホルダーの宝庫」の代表選手。1988年以外にも常に打率上位には名を連ねていた。また「自分は4番を打つ器じゃない」と評しながらも、在籍外国人が期待はずれで、和製大砲が育たないといったチーム事情から、典型的な3番打者タイプながら、4番を打つ事が割とあった。

趣味は読書、好きなミュージシャンに中島みゆきという、野球の技量以上に堅実な人柄もロッテ内外の野球ファンに慕われた。

[編集] 略歴

身長・体重　178cm・78kg
血液型　B型
投打　右投げ右打ち
球歴　苫小牧工高→王子製紙苫小牧→ロッテ→広島→ロッテ
プロ入り年度・ドラフト順位　1979年・2位（ロッテ）
守備位置　外野手（1982年までの登録は内野手）

[編集] タイトル・表彰

初出場　1980年 11月5日対近鉄バファローズ戦（川崎球場）
初安打　1982年 5月30日対阪急ブレーブス戦（川崎球場）
初本塁打　1982年6月5日対近鉄バファローズ戦（日生球場）

[編集] 打撃成績

年度	チーム	背番号	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	打率
1980	ロッテ	31	1	0	0	0	0	0	0	0	0	.000
1981	ロッテ	31	10	3	1	0	0	0	0	0	0	.000
1982	ロッテ	31	38	77	15	18	1	1	1	9	4	.234
1983	ロッテ	31	62	234	37	71	11	3	6	27	7	.303
1984	ロッテ	31	97	385	70	122	26	5	11	47	11	.317
1985	ロッテ	31	120	418	75	114	18	2	12	56	12	.273
1986	ロッテ	31	106	355	48	97	16	2	15	48	14	.273
1987	ロッテ	31	128	455	64	133	20	2	11	50	27	.292
1988	ロッテ	31	125	483	67	158	28	1	14	64	13	.327
1989	ロッテ	31	105	368	61	102	22	1	12	56	7	.277
1990	広島	10	91	240	28	61	13	2	6	24	5	.254
1991	広島	10	20	32	5	8	1	1	0	2	0	.250
	ロッテ	7	35	100	16	25	3	0	4	9	1	.250
1992	ロッテ	31	67	128	16	23	3	0	3	7	6	.180
通算			1005	3278	503	932	162	20	95	399	107	.284

カテゴリ: 日本の野球選手 | 千葉ロッテマリーンズ及びその前身球団の選手 | 広島東洋カープ及び広島カープの選手 | 北海道出身の人物 | 1958年生

See also ebooksgratis.com: no banners, no cookies, totally FREE.

高沢秀昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

目次

[編集] 来歴・人物

[編集] 略歴

[編集] タイトル・表彰

[編集] 打撃成績

[編集] 関連項目

Views

ナビゲーション

ヘルプ

検索