6ニムト!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
6ニムト!(ジックスニムト、ゼクスニムト、6 Nimmt!)は、ドイツのカードゲーム。
単純なルールで多人数が遊べるため、幅広い層で楽しめる。名前は訳せば、「6枚とれ!」の意。
- 作者は、ヴォルフガング・クラマーとKlaus Palesch。
- 発売は、Amigo社。日本語版は、エポック社より発売。
- プレイ人数は、2~10人。
目次 |
[編集] ゲームの概要
カードは1~104の数字が書かれており、それらには牛の頭の図柄が(1つ、あるいは複数)描かれている。目的は、カードをなるべく取らないことであり、牛の頭の数がマイナス点となる。
ゲーム開始時、手札として10枚ずつ配られる。場には4枚のカードが並べられる。ゲーム中、場にはカードの列が4列並べられることになり、最初の4枚が4列のカードのそれぞれ1枚目となる。残りのカードは使わない。
プレイに手番はない。全員、手札から1枚選び伏せて場に出し、同時に開く。
出したカードは場の4列のいずれかに並べる。並べ方は以下のルールに従う。
- 全員が出したカードの数の少ないものから並べる位置を決める。
- 並べる位置は、「そのカードの数字より小さいもののうちで最大のもの」。
- 場に4、15、34、100となっていたら、67は34の列に並べて置く。場は4、15、67、100となる。
そして、列の6枚目にあたるカードを出した場合は、その1枚を残し、5枚を引き取ることになる。また、そもそも場のいずれの数字よりも小さい数字を出した場合は、いずれかの列を全て引き取り、1枚を置く。
使ったカードは手札に戻ることはなく、引き取ったカードは手札とは別に置いておく。手札を使い切った時点で、ゲーム終了。マイナス点の少ない人が勝ち。
楽に置けると思った列が、先に割り込まれて引き取る羽目になったり、逆に引き取ることを覚悟して出したカードが生き残ったり、一回一回が盛り上がる。プレイ時間も短く、手頃で人気のあるカードゲームである。
少人数のための上級ルールとして、1から使用枚数分だけの数字を使う(3人なら、1~34)ルールがある。ゲーム後半は手札の読み合いがある程度可能で、シビアな展開となる。
[編集] 受賞歴
- 1994年、ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート
- 1994年、ドイツゲーム大賞 1位
- 1994年、ドイツカードゲーム賞 1位
[編集] シリーズの他の作品
- 赤箱ニムト (Hornochsen!)
- ボードニムト (Tanz der Hornoshsen!)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- AMIGO社内紹介ページ(独語)