Be-6 (航空機)
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Be-6(ベリエフ6;ロシア語:Бе-6ビェー・スィェースチ)は、ソ連のベリエフ設計局で1940年代後半に開発された多用途飛行艇(Многоцелевой самолет-амфибия)。初飛行は1948年。機体は全金属性で、ガル翼になった主翼と2枚の垂直尾翼が大きな特徴となっていた。大馬力の星型エンジン 2 基と大量の燃料を搭載し、5000 kmに迫る長大な航続距離を誇った。主な任務は、対潜哨戒飛行や爆撃または雷撃による対水上艦艇攻撃などの長距離洋上哨戒・偵察任務、機雷敷設任務、輸送任務であった。後継機の登場後は哨戒機としての任務を降り、専ら輸送機として軍用のみならず北極圏を中心に民間でも使用された。1960年代末までにBe-12に交代するなどして全機が退役した。北大西洋条約機構(NATO)は、識別の容易化のためにBe-6に対し「マッジ」(Madge)というNATOコードネームを付けた。
[編集] スペック
- 初飛行:1948年
- 翼幅:33.0 m
- 全長:23.5 m
- 全高:7.45 m
- 翼面積:120.0 ㎡
- 空虚重量:18827 kg
- 通常離陸重量:23456 kg
- 発動機:シュヴェツォーフ製 ASh-73TK(АШ-73ТК) レシプロエンジン×2
- 出力:2300 馬力 ×2
- 最高速度:415 km/h
- 実用航続距離:4900 km
- 実用飛行上限高度:6100 m
- 乗員:8 名
- 武装:
- 23 mm機関砲NS-23(НС-23)またはNR-23(НР-23) ×5(のち4)
- 機首に1 門(弾数100~200発)
- 背部に2 門(DT-B8ターレットに装備、弾数500~550発)
- 尾部に2 門(I1-K6-53Beターレットに装備、弾数各砲225発)
- 爆弾、深度爆弾、爆雷 ×8、1000 kg魚雷 ×2の内いずれかまたはこれらの組み合わせ
- 23 mm機関砲NS-23(НС-23)またはNR-23(НР-23) ×5(のち4)
[編集] 運用国
[編集] 外部リンク
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カテゴリ: ソ連・ロシアの航空機 | 水上機・飛行艇 | 対潜哨戒機