さんかく座
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さんかく座 (Triangulum) | |
略符 | Tri |
属格 | Trianguli |
英語での意味 | the Scilia |
赤経 | 2h |
赤緯 | 30° |
観測可能地域の緯度 | +90° ~ -60° |
正中 | 12月 |
広さの順位 - 総面積 |
78位 132 平方度 |
明るい星の数 視等級 < 3 |
0 |
最も明るい星 - 視等級 |
さんかく座ベータ星(β Trianguli) 3.00 |
流星群 | - |
隣接する星座 |
さんかく座(三角座、Triangulum)は、北天の星座の1つ。略符Tri。属格Trianguli。
トレミーの48星座のうちの1つ。
3つの3等星と4等星が細長い三角形を形成する小さな北天の星座。この星座のほかに、みなみのさんかく座が別にある。また星座以外で恒星によって構成される天球上の三角としては冬の大三角、春の大三角、夏の大三角がある。
[編集] 主な恒星
- カプトトリアングリ:α星。
[編集] その他の天体
- さんかく座銀河(M33):渦巻銀河。この銀河は、地球のある銀河系、M31アンドロメダ銀河とともに、局部銀河群を形成している。
[編集] 由来
さんかく座は小さい星座で明るい星もないが、周辺に明るい星がないので見分けやすい。特に特徴的な神話は伝わっていない。ギリシャ文字のΔ(デルタ)の形に似ているので、古くはデルトートンとも呼ばれた。ローマ神話では、農業の神でシチリア島の守護神でもあったケレスがジュピターに依頼してシチリアの形を天に掲げたのが由来とされている。そのために古くはSicilia(シシリア)と呼ばれていたこともある。