アンドロメダ座
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アンドロメダ座 (Andromeda) | |
略符 | And |
属格 | Andromedae |
英語での意味 | the princess Andromeda |
赤経 | 1 h |
赤緯 | 40° |
観測可能地域 | 北緯90° - 南緯40° |
20時20分正中 | 11月27日 |
広さ - 順位 | 722 平方度 - 19位 |
3等以上の星の数 / 6等以上の星 |
3 / 106 |
最も明るい星 , 視等級 |
アルフェラツ (α And) , 2.1 |
流星群 | *Andromedids (Bielids) |
隣接する星座 |
アンドロメダ座は、ペガスス座の北東にある星座。学名:Andromeda。トレミーの48星座のうちの1つ。
目次 |
[編集] 主な恒星
アンドロメダ座で最も明るい星アルフェラツ (αAndromedae) とペガスス座α、β、λ星の4つの星で四辺形と呼ばれる形を構成する。このアンドロメダ座α星アルフェラツの意味は「馬の肩」で、かつてはこの星はペガスス座の一部分であった。βAndromedaeはミラク(腰布)と呼ばれる。この星は88光年離れていて、視等級は2.1である。
γAndromedae(アルマク)は2.3等で、対照的な色をもつ美しい二重星である。
υAndromedaeは、最低でも惑星を3つ持つ。それぞれの惑星の質量は、木星の0.71倍、2.11倍、4.61倍である。
[編集] 主な天体
アンドロメダ座で最も有名な恒星以外の天体は、 M31 アンドロメダ銀河である。これは、肉眼で見ることのできる最も遠い物体である。この銀河は、われわれの住む銀河に似た巨大な渦巻銀河である。この銀河を見つけるには、アンドロメダ座β星とμ星に線を引き、それをμ方向にほぼ等距離伸ばした場所にある。
[編集] 由来
王女アンドロメダは、神話上のエチオピア王ケフェウス(ケフェウス座)と王妃カシオペア(カシオペヤ座)の娘である。カシオペアがアンドロメダの事を自慢しすぎるのに腹を立てた神がエチオピアに災害を引き起こし、止むにはアンドロメダ姫を化け物クジラ(くじら座)に生贄として捧げなければならなかった。鎖につながれたアンドロメダの上空を、たまたま別の冒険から帰る途中のペガサス(ペガサス座)に乗ったペルセウス(ペルセウス座)が目撃、化け物クジラを、たまたまペルセウスが前の冒険の戦利品として持っていたメデューサの首を見せて石にして倒した。以後若干の紆余曲折はあったがアンドロメダはペルセウスの妻となった。