キム・カッファン
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キム・カッファン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 김갑환 |
漢字: | 金甲喚 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
キム・ガプファン |
ラテン文字転写: | Kim Kaphwan |
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キム・カッファンは、対戦型格闘ゲーム「餓狼伝説」シリーズ、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズに登場するキャラクター。 テコンドーの師範。
目次 |
[編集] 概要
キム・カッファン プロフィール
1992年12月に『餓狼伝説2』で初登場したキムは、世界展開するMVS筐体の拠点の一つである韓国出身キャラとしてSNKの発売のゲームで重要な位置にあった。
名前は開発当初「キム・ハイフォン」となる予定だったが、実在する韓国企業の社長金甲煥が「そんな名前(二重母音「ハイ」)はありえない」と言ったため、その社長の名前をそのまま使うこととなった。また、息子のジェイフンも同様に金甲煥氏の息子の名前から取られていることが確認されている。
テコンドーこそ世界最強の格闘技と自負し、また正義を重んじ悪を許さない性格で、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』では犯罪者をテコンドーを通じて更正させる活動を行っており、その一環で大会に参加する。
悪人と対峙すると開始前デモで「悪は許さん!」という台詞を喋る。この演出が初めて登場したのは『KOF'98』から。作品によっては同キャラ対戦でもこのデモが発生する。
餓狼伝説2およびSPECIALにおいては、超必殺技である鳳凰脚が反則的な強さを誇り、特にSPECIALでは飛び道具系の遠距離攻撃可能必殺技を持たないにもかかわらずゲーメストの評価で最強キャラに位置づけられていた。鳳凰脚は隙がなく、連打するだけで防御していても相手の体力を削る事が出来たが、こうして体力を削ることを卑怯であると捉えられ、ファンから「偽善者」とよばれるようになった。
SNKはこうしたファンの評価を取り入れKOFでもそれを助長するような演出がなされており、特に2001の勝利画面ではかなりブラックな表現をされていた。
しかしこうした事が前述の金甲煥氏の肖像権を侵害するおそれがあったためか、2003年以降全てのSNKプレイモア作品ではフルネームが使われず、ただ「キム」とだけ表記されるようになった。
KOF XIの餓狼伝説チームのエピローグにおいて、酒乱、もとい説教上戸であることが発覚する。
またコミックボンボンの漫画版『餓狼伝説2』では、正義人ではなく、テコンドー最強を信じて疑わない悪人として描かれており、ゲーム版の面影は全くなくなっている。
[編集] 人間関係
[編集] 血縁
家族構成は妻のキム・ミョンサク、長男のキム・ドンファン、次男のキム・ジェイフン。『風雲スーパータッグバトル』に登場するキム・スイルは彼の親戚筋に当たり、『KOF2000』ではキムのアナザーストライカーとして登場した。
[編集] テコンドー関連
弟子には、KOF'94で登場した脱獄囚のチャン・コーハン、元通り魔のチョイ・ボンゲがいる他、『餓狼伝説3』で「アリス・クライスラー」という弟子がキムの代わりに登場する予定があったが没になった。その後KOFではメイ・リーやチェ・リムなどの弟子が登場しており、アリスも『KOF MAXIMUM IMPACT 2』でのリムの友人としてストーリーにその名前が出ている。
同門としてホンフゥとジョン・フーンの二人がいる。
[編集] 必殺技
- 半月斬
- 前方に飛び込みながら前転しての開脚蹴り。
- 飛燕斬
- サマーソルトキック。『リアルバウト餓狼伝説』(RB)では横回転しながら蹴り上げるような感じのモーションに変更されていた。
- 天昇斬
- RB版飛燕斬(RB2などでは空砂塵)からの追加技で、空中から蹴り落とす。KOFにも同様の追加技があるが、技名はただ「追加攻撃」(MI2では「天昇斬」の名前が採用された)。動作はオーバーヘッドキックだったが、2002からジェイフンのものと同じ踵落としに変更されている。
- 飛翔脚
- 空中から急降下して相手を踏みまくる。KOF'95以降は踏みながら降りていくようになった。
- 戒脚
- RB版飛翔脚にのみある追加技。着地後スライディングキックで相手をダウンさせる。
- 空砂塵
- RBからの技。飛び上がりながらの連続回し蹴り。RB2と『餓狼伝説 WILD AMBITION』(WA)でのみ天昇斬を追加できる。
- 覇気脚
- これもRBから。地面を踏むように蹴る技で、飛び道具を消す性能がある。
- KOFなどでは鳳凰脚でのみキャンセル可能。またKOFでは、ゲージがないときにコマンド入力すると隙消しになる「覇気キャンセル」という一種の裏技があった。
- ダブルデチャギ
- 『KOF2001』からの技。空砂塵に似ているが、回し蹴りではなく後ろ突き蹴り(デチャギ)を二連発する。2001では覇気脚の追加技だったが、2002以降は三連撃三段目の一種となった。
- 流星落
- 『KOF'95』からの技。スライディングキックから跳んで踵落としを決める。『KOF XI』では踵落としを追加入力で出すように変更された。
- 三連撃
- 『KOF'98』からの技。スイルの三連激を元ネタにした連続入力技。『KOF2002』から三段目のモーションがボタンの強弱で変化するようになった。
- KOF'99~2001の間はこの技を元にした「空連撃」という特殊技があった。
- 三空撃
- 『KOF2002』以降の三連撃一段目から派生する技で、跳びつつの回し蹴りから踵落とし。
- 疾空撃
- XIで追加された、三連撃のもう一つの派生技。二段目から跳びつつ回し蹴りと後ろ回し蹴りを決める。特殊技としても存在する。
- 灼火襲
- 『KOF MAXIMUM IMPACT 2』(MI2)で追加。片脚立ちの構えから蹴りの連打を繰り出す。元はジェイフンの技。
[編集] 超必殺技(潜在能力)
- 鳳凰脚(秘伝鳳凰脚)
- 片膝を上げたポーズで突進する乱舞技。餓狼伝説2では相手に密着して出すと判定が相手キャラ後方に発生する為に、防御できない技となっていた。2001までフィニッシュは飛燕斬(RB版では空砂塵からの飛燕斬、KOFのMAX版ではそれにオーバーヘッドキックも追加)だったが、2002ではノーマル版が三空撃と同じ動作、MAX版がダブルデチャギからの踵落としに変更された。2003からのリーダー超必殺技「秘伝鳳凰脚」では、再び飛燕斬でのフィニッシュとなった。
- KOFなどでは空中からも出せる(当初はバグ)。ただし2002ではノーマル版は地上からでのみ、MAX版は空中からでのみ出せるようにされていた。
- ゼロ距離鳳凰脚
- 2002のMAX2(MI2では「秘伝鳳凰脚」の名前で使用)。投げ判定で、餓狼2版の鳳凰脚を擬似的に再現したもの。
- 鳳凰天舞脚
- RBからの技。飛翔脚の動作で急降下し、飛燕斬の動作で何度も蹴り上げた後、後ろ回し蹴りでふっ飛ばす。2001では飛翔脚の部分がオーバーヘッドキックに変更されている(MI2でも同様)。
- 鳳凰飛天脚
- '99からの技。真上に思い切り蹴り上げる。浮かせ技だが、'99では自動で踵落としで追撃する。
[編集] 担当声優
- 橋本さとし(各種ゲーム)
- 中村大樹(アニメ「バトルファイターズ 餓狼伝説2」及び「餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-」)
[編集] 関連人物
- チャン・コーハン
- チョイ・ボンゲ
- ジョン・フーン
- メイ・リー
- チェ・リム
- キム・スイル
- キム・ミョンサク