グーニーズ
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グーニーズ THE GOONIES |
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監督 | リチャード・ドナー |
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製作総指揮 | スティーブン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ |
製作 | リチャード・ドナー ハービー・バンハード |
脚本 | クリス・コロンバス |
出演者 | ショーン・アスティン ジェフ・コーエン コリー・フェルドマン キー・ホイ・クァン |
音楽 | デイヴ・グルーシン |
公開 | 1985年6月7日 アメリカ |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
(■テンプレート/■ノート) |
『グーニーズ』 (THE GOONIES) は1985年製作のアメリカ映画。
目次 |
[編集] あらすじ
舞台はアメリカ合衆国オレゴン州アストリア市の田舎町グーンドック。主人公、マイキーの家は銀行に借金を抱えており、付近を買収しゴルフ場にしようとしていた銀行に迫られ、明日には立ち退きの書類にサインをしなければならなかった。
マイキー率いる悪ガキ集団・グーニーズの4人は、マイキーの家の屋根裏部屋で偶然、海賊ウィリーの遺した宝の在処を記した地図を発見。地図に記された岬の燈台亭の地下に行くと、そこには大洞窟が広がっていた。
グーニーズにマイキーの兄・ブランドとその恋人アンディ、アンディの友人ステファニーを加えた7人は、宝を狙うギャング団・フラッテリー一家の追跡を受けながらも、買収を阻止するため、ウィリーの宝を求めて大冒険を繰り広げる。
[編集] スタッフ
- 監督 - リチャード・ドナー
- 制作 - リチャード・ドナー、ハービー・バンハード
- 脚本 - クリス・コロンバス
- 特殊メイク監修:KNB EFX
- 製作総指揮 - スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
- 字幕翻訳 - 戸田奈津子
- 吹替翻訳 - 菊池浩司
[編集] キャスト
- マイキー・ウォルシュ - ショーン・アスティン(日本語吹き替え- VIDEO版、DVD版:浪川大輔/TV版:藤田淑子)
- 冒険を夢見る少年。喘息持ちで、吸入器を持ち歩く。
- ブランドン・ウォルシュ(ブランド) - ジョシュ・ブローリン(VIDEO版、DVD版:菊地英博/TV版:古谷徹)
- マイキーの兄。グーニーズのまとめ役。アンディが好き。
- ローレンス・コーエン(チャンク) - ジェフ・コーエン(VIDEO版、DVD版:岩淵健/TV版:坂本千夏)
- 虚言癖がある少年。食いしん坊である。
- クラーク・デヴリュー(マウス) - コリー・フェルドマン(VIDEO版、DVD版:飯泉征貴/TV版:野沢雅子)
- 不良っぽく、大人びた言動をとる少年。スペイン語が読める。
- いろいろな道具を発明している中国系の少年。ただし発明品の大半はまともに動かない。
- ステファニー・スタインブレンナー(ステフ) - マーサ・プリンプトン(VIDEO版、DVD版:玉川紗己子/TV版:岡本麻弥)
- メガネの女の子。アンディの友人らしい。
- チアリーダー。ブランドのガールフレンド。
- フラッテリー・ママ - アン・ラムジー(VIDEO版、DVD版:片岡富枝/TV版: ? )
- ギャングのボス。
- ジェイク・フラッテリー - ロバート・ダヴィ(VIDEO版、DVD版石塚運昇/TV版: ? )
- フラッテリー家の長男。陽気で歌が好き。
- フランシス・フラッテリー - ジョー・パントリアーノ(VIDEO版、DVD版:堀内賢雄/TV版:納谷六朗)
- フラッテリー家の次男。頭部に秘密がある。
- ロトニー・フラッテリー(スロース) - ジョン・マツザック(VIDEO版、DVD版: ? /TV版:郷里大輔)
- フラッテリー家の末弟。幼い頃の母親の虐待により顔が崩れて右目の位置がおそろしく不自然。地下で鎖で繋がれていた。
- ハリエット・ウォルシュ - メアリー・エレン・トレイナー(VIDEO版、DVD版: ? /TV版:横尾まり)
- マイキー、ブランドンの母。
- アービング・ウォルシュ - キース・ウォーカー(VIDEO版、DVD版: ? /TV版:小島敏彦)
- マイキー、ブランドンの父。
- トロイ・パーキンス - スティーブ・アンティン(VIDEO版、DVD版:関俊彦/TV版: ? )
- イヤミな男で、アンディらを誘って車を乗り回す。ブランドやグーニーズ、全員が彼を嫌う。
- エルギン・パーキンス - カーティス・ハンソン(VIDEO版、DVD版: ? /TV版:稲葉実))
- トロイの父。ウォルシュ家に金を貸しており、返済期限日には家を差し押さえようとしている。
[編集] 備考
- アメリカ合衆国オレゴン州には、アストリアという市が確かにあるが、グーンドックは架空の町である。
- DVD版では当時のメインキャストが総登場し、各シーンについて解説が入る特典がある。
- ラストでデータがタコについて語るシーンがあるが、そのエピソードはカットされていて実際には登場しない(DVD特典には収録)。他、多数のカットされたシーンが存在する。
- SLOTH LOVE CHUNKSという日本のロックバンドが存在するが、名前の由来については明らかにされていない。
[編集] 主題歌
- The Goonies "R" Good Enough(グーニーズはグッドイナフ) / シンディー・ローパー
[編集] 小説版
この映画をノベライズした物も、同年に角川文庫から発売されている。著者はジェームズ・カーン、訳者は広瀬順弘。
- 『グーニーズ』 ISBN 4-04-272602-X 角川文庫、1985年10月
- 章のタイトルがあらすじを説明した長文という奇妙な形式を取っている。
[編集] ゲーム
映画と同年の1985年には、二見書房からアドベンチャーゲームブック「グーニーズ」が出版されている。
- 『グーニーズ アドベンチャー・ゲームブック』 ISBN 4-576-85076-8 二見書房、1985年12月
1986年には、コナミからこの映画を題材としたアクションゲームが発売され、翌年には「2」を名乗る続編まで登場した。
- グーニーズ (MSX、1985年12月。クレジット上にはKONAMI 1986と表記)
- グーニーズ (ファミリーコンピュータ、1986年2月21日)
- MSX版とは別内容、後にディスクシステムの書き換え用ソフトとして移植(1988年4月8日)
- グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦 (ファミリーコンピュータ、1987年3月18日)
この他、同社の「コナミワイワイワールド」(ファミリーコンピュータ)でもマイキーがプレイヤーキャラクターの一人として出演している。また同社の音楽ゲーム「ポップンミュージック10」(アーケード、プレイステーション2)には、このファミコン版のBGM(映画の主題歌を基にしたもの)をアレンジした楽曲が収録されている。編曲はMr.T。