フロイト1/2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『フロイト1/2』(フロイトにぶんのいち)は、花とゆめに連載されていた川原泉の漫画作品。
[編集] ストーリー
小田原で知り合った小学生の梨生と大学生の弓彦は、怪しい提灯売り、風呂糸屋からペアの提灯を5円で買って分け合った。そして10年後、ふとしたことから再会した二人は同じ夢を見始める…
[編集] 登場人物
- 篠崎梨生
- ゲームソフトメーカー、PANIXでアルバイトをしている短大生。8歳の時に弓彦と風呂糸屋に出会い、ペアの提灯を弓彦と分け合った。物心つく前に未婚の母を亡くし叔母夫婦の世話になっている。何となく人を威張りたい気分にさせる(八木沢談)。真昼のロウソク、寿命のきた蛍光燈、3歩歩いてすぐ忘れるトリ頭の情けねーツラした薄ボンヤリ(弓彦談)。
- 実の父はPANIXの営業部長の滝杷氏。
- 瀬奈弓彦
- ゲームソフトメーカーPANIX社長。19歳のときに小田原で梨生と風呂糸屋に遭遇。ペアの提灯を梨生と分け合った。これが最後と決めた冬山登山で遭難しかけ、多額の捜索費のために借金持ちになる。実家の工場が取引先の不渡りによって倒産。借金はさらに増える。母親が1人で頑張って返済していたが、無理がたたって他界…このため、守銭奴と呼ばれるほどお金に執着を見せるようになった。彼にとって大手ソフトメーカーのシステム・クヴェルティは、学生時代の因縁から単なるライバルというより憎しみの対象らしい。
- フロイト博士
- 小難しい専門用語と、怪しいシャレで人を煙に巻く謎の提灯売り。その正体は、精神分析学・深層心理学の創始者ジークムント・フロイトの幽霊。ユダヤ人の幽霊なのに、日本語ペラペラ。ちなみに、風呂糸屋は人によって見えたり見えなかったりする。
- 八木沢省悟
- 弓彦の親友で、PANIXの共同経営者。大学1年のときに小田原で弓彦と共に梨生と出会った。(このとき風呂糸屋は彼には見えなかった)守銭奴の弓彦と違い、人当たりがよい普通の善人。
- 滝杷祐一
- 梨生の父親。元一流商社マン。出世に目がくらんで恋人(梨生の母)を捨て、重役の娘と結婚。梨生の認知及び養育費を払う以外は何もしなかった。しかし派閥争いで失脚。PANIXにヘッドハンティングされ営業部長となるが、商社をやめたことにより妻とは離婚(妻は商社の人間でなくなった滝杷氏には用がなかったようだ)。頭脳明晰仕事バリバリ口数少なくやるときゃやるさのシャープな合点だおじさん(弓彦談)。
- 桜井敦子
カテゴリ: 川原泉 | 漫画作品 ふ | 花とゆめ | 漫画関連のスタブ項目