ブラック・ジャック (テレビアニメ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

『ブラック・ジャック』は、手塚治虫の漫画作品『ブラック・ジャック』を原作とするテレビアニメ。本項では、その前身であるテレビスペシャル版、派生作品である劇場版についても取り扱う。このアニメの続編についてはブラック・ジャック21を参照。

[編集] 概要

よみうりテレビ・手塚プロダクション制作。よみうりテレビ・日本テレビ系にて2000年から放送されていた犬夜叉にかわって2004年10月11日より毎週月曜日19:00-19:30の枠で放映されていた。但しクロスネット局の宮崎県と日本テレビ系列のない沖縄県では放送なし。手塚眞監督。また、日本テレビ系アニメ初のハイビジョンアニメとして製作されている（一部の日本テレビ系列局は地上デジタルHD放送）。2006年 3月6日の放送『Karte61：二人のピノコ』をもって一旦終了（ただし、最終話という告知そのものはなかった）。2006年4月よりタイトルを『ブラック・ジャック21』に変更、一話完結のオムニバス形式ストーリーから連続ストーリーへと移行した。また、2006年7月17日は本来なら休止だが、PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球「阪神対巨人」が中止となり、秘蔵版スペシャルとして、2006年3月までに放送されなかった2エピソード「ひったくり犬」、「樹海のかまいたち」を放送した。全63話（秘蔵版SPで放送されたエピソード2話を含む）。

このアニメ作品は2005年8月から月に1巻のペースでavex modeよりDVD化されている。なお、秘蔵版SPで放送されたエピソード2話は『ブラック・ジャック21』のDVD-BOX（12月20日発売予定）に収録される。

余談ではあるが、アニメ版監督の手塚眞公式blogにてアニメ制作作業の進捗状況が公開されていて、アフレコ前には完成済みのビデオを渡して予習してもらっている。1X話放送時点で既に4X話の脚本に取りかかっているなど、父親である手塚治虫が低予算でアニメ制作を請けたことから始まる、アニメ製作現場における悪しき習慣を正そうとする姿勢が見られる。作画監督によっては急にピノコの顔が可愛くなるなど（『Karte22：ピノコ大人計画』はその頂点にある）の作画がバラバラになる事があるが、これには明確な理由がある。他のアニメーション作品であれば、（普通は一人、作品によっては複数人物）キャラクターデザイン担当者によるキャラ作画設定に従って、作画監督は作画・修正を行うものであるが、このアニメでは毎話ごとにキャラクターデザイン担当者が変わるシステムになっていて、主に各回の作画監督担当者が兼任する事が多い。これはストーリーの内容に合わせた画風にする事が狙いとの事である。例えば、劇的なストーリーや主に緊迫感に満ちたリアルさを要する話（『Karte43：ちぢむ!』など）などの場合には、杉野昭夫氏や内田裕氏が担当するなど。各個人のオリジナリティを含んだキャラクターデザインを起用することで、性格的にも変化に富んだ、明るいBJや少々大人びたBJなど、それぞれのストーリーに対応できる仕組みになっている。こういった前衛的な工夫は評価できるものの、原作でのストーリーを忠実に再現せずにハッピーエンド（原作では死ぬことになっている人物・動物を生き延びさせる等）に終わらせてしまう姿勢は、一部のファンからの反感を買っているのは事実。ただし、これについては手塚眞自身も｢現在の社会情勢を考慮して(人が死ぬような)結末やストーリーを変更せざるを得ない描写があるため｣と言った趣旨の弁解もしている。

[編集] 災害や事件による放送の自粛・延期について

作品の性質上、災害や事件・人災を取り扱う事が多く、そのため放映予定の作品が実際に起こった災害や事件と偶然にも重なった場合、放送を自粛・延期することがある。
例えば、2004年10月25日放送予定だった『Karte03:ひったくり犬』は、これからレギュラー出演する犬のラルゴのお披露目の回だったが、本編に地震のシーンがあったために新潟県中越地震の影響で放送延期となり、本来の放送日には第1回放送の『Karte00:オペの順番』を再放送した。
また、2005年5月23日放映の『Karte28:荒野の伝染病』は、元々同月30日に放送予定だったが、1話繰り上がって放送された。理由は、本来放送するはずだった『揺れる手術室』に、ブラックジャックが電車の振動の影響で手術が出来ないというシーンがあり、JR福知山線脱線事故を受けて配慮したものと思われる。
『揺れる手術室』は2005年7月4日に、『Karte03:ひったくり犬』は2006年7月17日に放送された（この際、『Karte03:ひったくり犬』は『Special Karte：ひったくり犬』と表記された）。

[編集] 登場人物

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

ブラック・ジャック＝間黒男（はざま　くろお）: 無免許の天才外科医。幼い頃、ある組織の陰謀によって、母親と共に不発弾の爆発に逢い（詳しくはブラック・ジャック21を参照）、大手術の末、奇跡的に助かった。しかし母親とは死に別れ、父親は女と共に香港に去ったため、天涯孤独の身である。ほとんどの場合は患者に高額の手術料を請求するため、無免許であることと合わせて医学会では評判が悪いが、彼をよく知る者たちからは純粋にその腕を評価されている。また、患者の置かれた状況によっては冗談としか思えないほど低額の手術料しか受け取らなかったり、まったくの無償で手術を行ったこともある。携帯電話は持たない性分（医療機器に害するため）

ピノコ: ブラックジャック（以下BJ）の唯一の家族であり助手であり自称「おくたん」（奥さん）。BJによって畸形嚢腫から摘出されたが、人間の体のパーツがバラバラとはいえ一揃い入っていたため、BJが人工皮膚などを使って人間の形に整形してやった。そのため外見は幼女だが、本当なら18歳である（ただしそれは生物学上、そう解釈もできるためピノコが自称してるだけであり、実際の精神年齢は外見にきわめて近い）。彼女の姉に当たる畸形嚢腫の患者は手術の後、ピノコの引き取りを拒否。そのままBJの家に居候することになる。手術の助手をすると、BJと息ピッタリ。

写楽（しゃらく）: BJらが住む町の中学に通う少年。ピノコの遊び仲間。坊主頭で額に絆創膏のいでたち。元は同じ手塚作品の『三つ目がとおる』の主人公。

和登（わと）: 見た目はかわいいが気が強く、剣道部の主将を務める正義感の強い女子高校生。写楽の姉。いつも、写楽の事を心配している。こちらも元は『三つ目がとおる』の登場人物。

哲（てつ）: 元手品師で、「山手線の哲」の異名を持つ凄腕のスリだったが、BJに救われた後、足を洗い、現在ではBJらが常連として通う喫茶店「Tom」のマスターを務め、恩人である本間丈太郎の娘・久美子を引き取って同居させている。外見は手塚作品でおなじみのヒゲオヤジ。原作では多くのエピソードに役どころを変えて登場したが、アニメではマスターの役に固定されている。

本間久美子（ほんまくみこ）: 丈太郎の娘。喫茶店「Tom」でアルバイトし、哲と同居している美少女。和登とは高校の同級生で友人。原作では『満月病』のみの登場。（この時の名前は「山下クミ」で名字が丈太郎と違う）

ラルゴ: ブラック・ジャックの家で飼われている犬。原作では『万引き犬』に登場し、地震で崩れたBJの家の下敷きとなり死んでしまうが、アニメでは生き延びている。近くにいる人間に迫っている危機を本能的に察知することが出来る。

手塚（てづか）: 医師でBJの友人。モデルは手塚治虫自身。手塚眞が演じている。

友引（ともびき）: 警視庁の警部。その姿は手塚作品の名脇役であるアセチレン・ランプ。原作には他の役でも登場しているが、哲と同様、アニメでは役が固定された。BJを無免許の罪で逮捕しようとする。『Karte20：山手線の哲』で、哲を窃盗罪で逮捕しようとしていたが、彼がガラスで指（原作『山手線の哲』ではヤクザに切られる）を切断したため、BJに手術を依頼していた。数年後、BJの逮捕状をとったが、話の最中に哲に盗まれ出直しをする（原作では哲の退院の日に警察手帳やペンなどをすられ（もちろん哲はすぐ返した）、哲の回復を身を持って知った後、哲と意気投合している）。

本間丈太郎（ほんまじょうたろう）: 不発弾の爆発事故にあった黒男（＝BJ）を、大手術によって救った命の恩人であり、彼が医師になるきっかけを作った人物。老衰による脳出血と脳軟化症を併発し、BJの懸命の手術も空しく、死去した（ブラック・ジャック2時間スペシャル『Karte04：ときには真珠のように』）。

[編集] 主なゲストキャラクター

山田野（やまだの）: BJの恩師。; 『Karte01：消えた針』『Karte51：噂の座頭医師』に登場。

清水きよみ（しみず　きよみ）: 瀬戸内海にある島の分校の校医。今は亡き彼女の兄にメスをもらったお礼をするため島を訪れたBJに出会い、彼に恋をする。崖崩れに遭うが、BJの手術で一命をとりとめる（原作では死亡する）。; 『Karte23：土砂降りのち恋』に登場。

犬持（けんもち）: 写楽と和登の父親。外国で遺跡の発掘作業をしている。; 『Karte38：未知なる者への挑戦』に登場。

琵琶丸（びわまる）: 盲目の針師。; 『Karte51：噂の座頭医師』に登場。

タカシ: BJの同級生。BJの顔の皮膚の半分は爆発で重傷を負った際に移植された彼の皮膚である。; BJが退院した後は消息が途絶えていたが、南の国でBJと再会。人間ではなく、自然が破壊される地球を治す医者になったと告げ、立ち去った。その後、地元の軍隊と衝突し、命を落とした。; 『Karte56：縫い目皮膚の提供者』に登場。

ブラッククィーン＝桑田このみ（くわたこのみ）: 冷酷な手術の鬼として「女ブラック・ジャック＝ブラッククィーン」の異名を持つ女医。だが切断しなければならなくなった恋人の足を切ることができず、BJに助けを求める。BJは患者の足を切らずに治した。; 『Karte15：偽りのウェディング』『Karte59：ブラッククィーン』に登場（それぞれ声をあてた声優が違う）。

ロミ: 公害病に苦しむ少女。ピノコと顔がそっくりである。雑誌のモデルをしていたことがあり、それを見たBJがピノコの顔のモデルにしたのだった。; 原作では適切な治療が受けられないまま死んでしまうが、アニメでは町の病院に入院したところで終わっている。; 『Karte61：二人のピノコ』に登場。

『Karte46：文化祭の用心棒』にはhiroが本人役で特別出演し、2代目ED『Crover』を歌った。また『Karte52:一瞬の目撃者』には監督の手塚眞（声優も本人）、チーフプロデューサーの諏訪道彦、プロデューサーの斎藤朋之、脚本の大和屋暁の名前のキャラクターが登場している。

[編集] 本編終了後のコーナー

『ピノコの日記』（Karte00～Karte10）

本編でのセリフをピックアップするコーナー。

『Karte：NG』（Karte11～）

本編の制作をドラマの撮影とみなし、その撮影中に起きた（という設定になっている）NGやハプニングを紹介するコーナー。DVDには未公開NG集が収録されている。携帯サイトでも1話につき3本分のNGが配信されている。

[編集] スタッフ

原作：手塚治虫(秋田書店刊)
エグゼクテイブプロデューサー：小石川伸哉(よみうりテレビ)･松谷孝征(手塚プロダクション)
企画プロデューサー：三好順作(よみうりテレビ)･清水義裕(手塚プロダクション)
シリーズ構成：吉村元希
医学アドバイザー：竹下俊隆
メインキャラクターデザイン：神村幸子
キャラクターデザイン：杉野昭夫､瀬谷新二､内田裕､西城隆詞､西田正義
プロップデザイン：中川航
美術監督：斉藤雅巳､柴田正人
撮影監督：木村俊也
デジタルテクニカルディレクター：高橋賢太郎
編集：森田清次(森田編集室)
音楽：松本晃彦
音響監督：井澤基
音響効果：庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
ミキサー：大城久典
アシスタントミキサー：田口信孝､村越直
録音スタジオ：APU MEGURO STUDIO
音響制作デスク：加藤知美､佐々木愛
音響制作：AUDIO PLANNING U
音楽プロデューサー：堀切伸二
音楽制作/協力：avex entertainment､読売テレビエンタープライズ
アニメーションプロデューサー：大石光明､大澤宏志
チーフプロデューサー：諏訪道彦(よみうりテレビ)･久保田稔(手塚プロダクション)
プロデューサー:斎藤朋之(よみうりテレビ)･宇田川純男(手塚プロダクション)
監督：手塚眞
チーフディレクター：桑原智
製作：よみうりテレビ･手塚プロダクション

[編集] オープニング・エンディングテーマ

オープニングテーマ：Janne Da Arc『月光花』（Karte00～Karte28）
エンディングテーマ：大塚愛『黒毛和牛上塩タン焼680円』（Karte00～Karte28）
２代目オープニングテーマ：globe『Here I Am』（Karte29～Karte51）
２代目エンディングテーマ：hiro『clover』（Karte29～Karte52）

※共に2005年5月30日より変更。

３代目オープニングテーマ：鈴木亜美『Fantastic』（Karte52～）

※2005年12月5日より変更。

3代目エンディングテーマ：EXILE『careless breath』（Karte53～）

※2005年12月19日より変更。後にブラック・ジャック21に引き継がれる。

秘蔵版スペシャルでは、『月光花』が『Special Karte：ひったくり犬』のオープニング、『Fantastic』が『Special Karte：樹海のかまいたち』のオープニング、『careless breath』が『Special Karte：樹海のかまいたち』のエンディングに使われた。

[編集] サブタイトル

『Karte00：オペの順番』
『Karte01：消えた針』（原題：針）
『Karte02：アリの足』
『Karte03：ひったくり犬』（『Special Karte：ひったくり犬』）（原題：万引き犬）
『Karte04：お医者さんごっこ』
『Karte05：六等星の男』（原題：六等星）
『Karte06：ある教師と生徒』
『Karte07：白いライオン』
『Karte08：奇跡の腕』（原題：二つの愛）
『Karte09：もらい水』
『Karte10：火の鳥伝説』（原題：不死鳥）
『Karte11：シャチの贈りもの』（原題：シャチの詩）
『Karte12：にいちゃんを返せ！』（原題：にいちゃんをかえせ！！）
『Karte13：海賊の腕』
『Karte14：動けソロモン』
『Karte15：偽りのウェディング』（原題：かりそめの愛を）
『Karte16：ピノコ行方不明』（原題：ピノコ還る！）
『Karte17：声を失ったアイドル』（原題：悲鳴）
『Karte18：メールの友情』（原題：ハローCQ）
『Karte19：がんばれ古和医院』（原題：古和医院）
『Karte20：山手線の哲』
『Karte21：春一番』
『karte22：ピノコ大人計画』（原題：ピノコ・ラブストーリー）
『Karte23：土砂降りのち恋』（原題：土砂降り）
『Karte24：ナダレという挑戦』（原題：ナダレ）
『Karte25：コレラ騒ぎ』（原題：コレラさわぎ）
『Karte26：そろばんの天才』（原題：なんという舌）
『Karte27：最先端ルームの悲劇』（原題：地下壕にて）
『Karte28：荒野の伝染病』（原題：ディンゴ）
『Karte29：命を生ける花』（原題：命を生ける）
『Karte30：雷雲の中のオペ』（原題：曇りのち晴れ）
『Karte31：20年目の暗示』
『Karte32：青い海の恐怖』（原題：青い恐怖）
『Karte33：空からの侵略者』（原題：侵略者）
『Karte34：揺れる手術室』（原題：震動）
『Karte35：病院ジャック』
『Karte36：岬の家は未完成』（原題：やり残しの家）
『Karte37：イルカと強盗団』（原題：海のストレンジャー）
『Karte38：未知なる者への挑戦』（原題：未知への挑戦）
『Karte39：戦争はなおも続く』
『Karte40：人形と警官』
『Karte41：オペと映画の奇跡』（原題：フィルムは二つあった）
『Karte42：人生の誤診』（原題：誤診）
『Karte43：ちぢむ！』（原題：ちぢむ！！）
『Karte44：ピノコ誕生』（原題：畸形嚢腫）
『Karte45：笑い上戸の同級生』（原題：笑い上戸）
『Karte46：文化祭の用心棒』（原題：帰ってきたあいつ）
『Karte47：雪原とヴァイオリン』（原題：ストラディバリウス）
『Karte48：コマドリと少年』
『Karte49：人面瘡の本音』（原題：人面瘡）（ラストで犯人は判決で終身刑を言い渡されるが実際の日本に終身刑はない）
『Karte50：引き裂かれた兄弟』（原題：おとうと）
『Karte51：噂の座頭医師』（原題：座頭医師）
『Karte52：一瞬の目撃者』（原題：目撃者）　
『Karte53：ロッカーのゆりかご』（原題：赤ちゃんのバラード）
『Karte54：偽り親子の幸運不運』（原題：幸運な男）
『Karte55：命のプラットホーム』（原題：ある女の場合）
『Karte56：縫い目皮膚の提供者』（原題：友よいずこ）
『Karte57：ピノコのお受験日記』（原題：ハッスル・ピノコ）
『Karte58：老人と大木』（原題：老人と木）
『Karte59：ブラッククィーン』（原題：ブラック・クイーン）
『Karte60：過去ある二人めぐり逢い』（原題：再会）
『Karte61：二人のピノコ』（原題：ふたりのピノコ）（事実上『ブラック・ジャック』の最終話）
『Special Karte：樹海のかまいたち』（原題：通り魔）

※『Karte00：オペの順番』と『Karte01：消えた針』は初回1時間スペシャル、『Karte21：春一番』と『Karte22：ピノコ大人計画』は春の1時間スペシャル、『Special Karte：ひったくり犬』と『Special Karte：樹海のかまいたち』は秘蔵版スペシャルとして放送された。

[編集] キャスト

ブラック・ジャック＝間黒男：大塚明夫・百々麻子（幼少時代）・関智一（学生時代）
ピノコ：水谷優子
写楽：佐藤ゆうこ
和登：小野涼子
マスター：富田耕生
本間久美子：川瀬晶子
ラルゴ：石井真
手塚医師：堀秀行
友引警部：内海賢二
本間丈太郎：阪脩

山田野：大木民夫（『Karte01：消えた針』『Karte51：噂の座頭医師』）
清水きよみ：沢海陽子（『Karte23：土砂降りのち恋』）
hiro：hiro（『Karte46:文化祭の用心棒』特別出演）
琵琶丸：野沢那智（『Karte51：噂の座頭医師』）
諏訪道彦：安原義人（『Karte56：一瞬の目撃者』）
斎藤朋之：石井真（『Karte56：一瞬の目撃者』）
大和屋暁：三木眞一郎（『Karte56：一瞬の目撃者』）
手塚眞：手塚眞（『Karte56：一瞬の目撃者』特別出演）
タカシ：矢尾一樹（『Karte56：縫い目皮膚の提供者』）
ブラッククィーン＝桑田このみ：田中敦子（『Karte15:偽りのウエディング』）・松井菜桜子（『Karte59:ブラッククィーン』）
ロミ：本多知恵子（『Karte61:二人のピノコ』）

[編集] テレビアニメ『ブラック・ジャック2時間スペシャル～命をめぐる4つの奇跡～』

よみうりテレビ・手塚プロダクション制作。よみうりテレビ・日本テレビ系にて2003年 12月22日19:00-20:54放映。手塚眞監督。主題歌はB'z「ROOTS」。

このアニメの好評からレギュラー放送が開始された。声優の選定はOVA版を基準にされており、BJ役は大塚明夫、ピノコ役は水谷優子となっており、そのままレギュラー放送でも続投されることとなる。ゲスト声優は加藤浩次、山本圭一。

『Karte01：医者はどこだ』『Karte02：勘当息子』『Karte03：U-18は知っていた』『Karte04：ときには真珠のように』と、同名原作4作品をベースにしたエピソードが放映された。