マツダ・ボンゴフレンディ
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BONGO FRIENDEE(ボンゴ フレンディ)はマツダがかつて発売していたセミキャブオーバー型ミニバンである。車名が長いので、通称「フレンディ」と呼ばれることが多い。
[編集] 歴史
- 1995年6月 ボンゴワゴンの事実上の後継モデルとして発売。
- 1997年11月 一部改良。
- 1999年2月 マイナーチェンジ。エクステリアが一部改良される。
- 2001年9月 マイナーチェンジ。
- 2005年12月 生産終了。これにより、マツダからセミキャブオーバー型ミニバンのラインナップが消滅している。
[編集] 特徴など
- この車の最大の特徴はルーフ部分を持ち上げる「オートフリートップ、英語表記Auto Free Top (略称、AFT) 」である。作動させるとテント状のものが完成。身長の低い子供が立つことができ、また、およそ二人分が就寝可能なスペースができる。ただし、AFT非装備の通常ルーフのグレードも設定されていた。5ナンバーサイズの車体ではあるが、AFT車を選ぶと全高が2mを超え、いわゆる5ナンバーサイズから逸脱するので、排気量に関わらず3ナンバーとなる。
- AFT非装備車には開閉可能なサンルーフ付きのグレードもあったが、AFT車は全グレードに標準装備となった。ただし、窓の開閉はできない。
- 初期型には3列目シートの部分を一部仕様変更し、ギャレーなどを標準装備した「RF-Vキャンパー」というグレードも存在した。このグレードはAFT装備車なので3ナンバーサイズだが、特殊用途の車両に該当するため8ナンバーが適用された。
- ボンネットのスペースこそあるものの、エンジンは運転席・助手席の床下にあり、そのエンジンが収まっているエリアは人が通れない程の床面高となってしまっているため、1・2列目シート間を行き来するセンターウォークスルーは不可能である。そして4速ATのフロアシフトレバーが備わっているセンターコンソールもあるので運転席・助手席を行き来するサイドウォークスルーも不可能である。一方で、ホンダ・ステップワゴンや日産・セレナなど、同車と同じクラスに位置付けられる車種の中でフロントエンジンタイプを採用した車種と比較すると、その車内は広い。
- エンジンは4気筒 2000ccのガソリンエンジンまたは2500ccのディーゼルエンジンである。かつてはV型6気筒 2500ccモデルもあったが、廃止された。また、ディーゼルエンジンは自動車排出ガス規制に適合しないため、都市圏では新規登録ができない。
- 三菱・デリカスペースギアと同様にフレンディもアウトドア志向のオーナーが多い。
- フォード店向けにフリーダというモデルも存在した。
インチアップされた際のタイヤホイールマッチングは18インチでホイールサイズはリム幅7.5jオフセット+45 タイヤサイズは225/45-18である。
- プラットフォームはマツダ・SGプラットフォームを用いている。
[編集] CMキャラクター
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