三田駅 (兵庫県)
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三田駅(さんだえき)は、兵庫県三田市駅前町1-32にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・神戸電鉄の駅。
三田市の代表駅である。なお、東京都港区にある三田駅は「みた」と読む。
JR西日本の駅は、快速列車(三田駅~福知山駅は各駅停車)のみならず、特急列車もすべてが停車する。神戸電鉄の駅も1998年まで特急列車が発着していたが、現在は格下げされ運行されていない。
1943年までは神戸電鉄とは異なる経路で有馬温泉まで有馬線が伸びており、その始発駅でもあった。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] JR三田駅
- 相対式2面2線のホームに加え、中線を1本持つ橋上駅。
- 国鉄時代は現1番のりばに駅舎が併設されており、現3番のりばとは跨線橋での連絡であった。
- ホーム有効長は10両だが、電車用の嵩上げされた部分の有効長は8両。
- 乗り場の案内放送は、「1番のりば」と「3番のりば」とアナウンスされ、中線を表す2番線が欠番扱いとなっている。
[編集] 神戸電鉄三田駅
- 頭端式2面2線のホームを持つ地上駅。2番線のみ降車ホームが設けられ両扉扱いが可能な設計となっているが、通常は1面2線のみの片扉扱いとなっている。
- ホーム有効長は5両だが、5両編成が入線したことはない。4両・3両編成用のITV装置とホーム確認用ミラーが設置されている。
[編集] 備考
三田での貨物取り扱いがあった国鉄時代、国鉄福知山線と神戸電鉄三田線の間には電化された渡り線があったが、神戸電鉄三田駅の改築によって撤去されている。現在保線車両が留置されている大阪寄りの引込み線に、その名残を留めている。
[編集] 利用状況
三田周辺は大阪志向の住民が多く、神戸電鉄や神姫バスからJR福知山線に乗り換え、大阪方面に通勤・通学する利用者が多い。神戸電鉄線で神戸志向が強まるのは、三田線田尾寺駅・岡場駅以南とされ、三田駅から神戸方面に向かう利用客は大阪方面に比べ、圧倒的に少ない。また、近年は鉄道運賃よりやや安い特急バスが神戸方面に設定されているため、神戸電鉄線は競争にさらされているが、昼間の運賃を大幅に割引する時差回数券や谷上駅で北神急行電鉄・神戸市営地下鉄との同一ホーム乗り換え(ドア・ツー・ドア)を実現するなどサービス向上に努めている。
[編集] JR三田駅の乗車人員
2002年度の1日あたりの乗車人員は平均15,828人、乗降客数は約32,000人である。JR福知山線内では1位の宝塚、2位の伊丹、3位の川西池田に続き、4番目に利用者が多い。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1899年(明治32年)1月25日 阪鶴鉄道の駅として開業。
- 1907年(明治40年)8月1日 阪鶴鉄道が国有化され、国鉄の駅となる。
- 1915年(大正4年)4月16日 有馬鉄道(後の国鉄有馬線)が開業し、国鉄三田駅へ乗り入れ開始。
- 1928年(昭和3年)12月18日 神戸電鉄三田駅開業。
- 1943年(昭和18年)7月1日 有馬線休止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道と神戸電鉄の駅となる。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 福知山線(JR宝塚線)
- 神戸電鉄
- 三田線
- 普通・準急・急行・快速・特快速
- 三田本町駅 - 三田駅
- 普通・準急・急行・快速・特快速