函館運輸所
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函館運輸所(はこだてうんゆしょ)は、北海道函館市函館駅構内にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館支社の車両基地及び車掌、運転士の所属する乗務員基地である。函館駅構内にある本所の他、五稜郭駅に隣接する青函派出所がある。
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[編集] 函館運輸所
[編集] 歴史
- 1902年12月 函館機関庫として発足する
- 1968年12月 函館機関区と函館客車区が統合され、函館運転所となる
- 2002年 函館車掌所・函館運転所(気動車・客車部門、気動車運転士)・青函運転所(電気機関車部門・電車運転士)が統合され、函館運輸所となる。同時に、青函運転所は当所の青函派出所となる
[編集] 車掌
- 乗務線区
- 優等列車
※青森駅~札幌駅間乗務列車は通し乗務。
[編集] 運転士
- 乗務線区
[編集] 車両
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 旅客車:「函ハコ」・・・函館支社を意味する「函」と、函館を意味する「ハコ」から構成される。
- 機関車:「函」・・・函館の「函」から構成される。
*貨車にはどちらも記されない。
[編集] 所属車両
主に、函館本線(函館~長万部)、江差線で運用される気動車のほか、特急列車で運用される電車・気動車が配置される。
2006年4月現在の所属車両。
- 電車
- 6両編成1本と、保留車の先頭車2両、計8両が所属している。
- ドラえもん海底列車で運用されている。
- 気動車
- 42両が所属している。
- 特急北斗や臨時・団体列車で運用されている。
- 27両(そのうちグリーン車が4両)が所属している。
- 特急スーパー北斗で運用されている。
- 700番台20両、1700番台11両、計31両が所属している。
- 函館本線(函館~長万部)・江差線で運用されている。1700番台のうち2両が「バーベキューカー」の動力車となっている。
- 機関車
- 北斗星カラー機が15両所属している。
- 寝台特急北斗星・トワイライトエクスプレス・急行はまなすなどを牽引している。以前は空知運転所に所属していた。
- 7両所属。車両基地での入れ替え作業などで運用されている。
- 貨車
- チ1000形貨車
- 1両が所属。入替用特殊車両。
- ホキ800形
- 14両が所属。バラスト輸送用ホッパ車。
- ワキ5000形
- 1両が所属。救援用。
[編集] 青函派出所
青函派出所(せいかんはしゅつじょ)は、北海道函館市の五稜郭駅に隣接するJR北海道函館運輸所の派出所(車両基地)である。1988年の津軽海峡線開業にともなって青函運転区として発足したが、2002年に函館運輸所に統合され、同所の青函派出所となった。日本貨物鉄道(JR貨物)五稜郭機関区に所属するED79形電気機関車の仕業検査を受託している。
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 機関車:「函」・・・函館の「函」から構成される。
- ※統合前は青函派出所を意味する「青函」であった。
[編集] 所属車両
- 0番台が13両、重連用の100番台が3両が所属している。
- 2005年より貨物列車の牽引作業から引退したため、0番台3両と、100番台全車が保留車となっている。