加古川駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加古川駅(かこがわえき)は、兵庫県加古川市加古川町篠原町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。アーバンネットワークエリアに属している。
2005年3月に連続立体交差事業がすべて完成した。高架化に伴って取り壊された旧駅舎は、1910年に西成線(現・桜島線)の桜島駅として建てられたものを1919年に移築したものだった。新しい駅舎は加古川の清流と船・さざ波をイメージしてデザインされている。「ビエラ加古川」の入口の上にある時計の部分は、旧駅舎をモチーフとしている。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
Jスルーカード・ICOCA及びSuica(東日本旅客鉄道)・PiTaPa(スルッとKANSAI協議会)についてはJR神戸線乗車時のみ使用できる。加古川線乗車時は使用できない。
[編集] 駅構造
1・2 | ■JR神戸線(下り) | 姫路・相生・播州赤穂方面 |
---|---|---|
3・4 | ■JR神戸線(上り) | 西明石・三ノ宮・大阪方面(但し始発列車は2番線から発車) |
5・6 | ■加古川線 | 厄神・西脇市・谷川方面 |
平日朝ラッシュ時にはこの駅始発の各駅停車が、昼間にはこの駅始発の普通列車(明石から快速)が設定されている。
なお、新快速等の優等列車の退避は偶数番線を用いて行われている。
加古川線を利用する場合、乗り換え口にある中間改札を通らなければならない。その際、乗車券が加古川駅までの場合は、乗り換え口で精算を行うことになる。日岡・神野・厄神駅までの場合、降車駅ごとに用意された精算機で精算できるが、厄神以北の駅まで乗車する場合、加古川駅の有人窓口で精算する。なお、いずれの場合でもJスルーカード・ICOCAの残額で精算できる。
[編集] 駅周辺
- ベルデモール加古川
- ヤマトヤシキ(旧そごう加古川店)
- ニッケパークタウン : 専門店街ニッケレポスと、コープこうべニッケパークタウン店、ミドリ電化加古川店(コープこうべとミドリ電化は旧ダイエー加古川パークタウン店)
- 国道2号
- 加古川
[編集] 利用状況
2004年度の1日あたりの平均利用者数(乗車人員)は20,861人である。これはJR西日本の駅では第42位である。
また2002年度以前の年間乗車人数は次のとおり。
- 1998年度 8,169千人(5,503千人)
- 1999年度 7,964千人(5,358千人)
- 2000年度 7,747千人(5,213千人)
- 2001年度 7,605千人(5,149千人)
- 2002年度 7,502千人(5,132千人)
カッコ内は定期利用者の再掲 「加古川市統計書」(加古川市総務部総務課・編)による。
[編集] 歴史
- 1888年12月23日 開業(山陽鉄道 明石・姫路間開業と同時)
- 1906年12月1日 国有化
- 1915年5月14日 播州鉄道(現在の加古川線・廃止された高砂線)の加古川駅開業
- 1943年6月1日 播丹鉄道(播州鉄道の承継会社)国有化
- 1984年12月1日 高砂線が廃止
- 1987年4月1日 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継
- 2003年5月12日 山陽本線下り線を高架新線に切り替え
- 2003年5月26日 山陽本線上り線を高架新線に切り替え
- 2004年12月19日 加古川線を高架新線に切り替え
- 2005年3月1日 連続立体交差事業がすべて完成
- 2005年3月27日 商業施設「ビエラ加古川」がオープン
[編集] 隣の駅
[編集] かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 高砂線
- 加古川駅 - 野口駅