岩谷時子
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岩谷 時子(いわたに ときこ、1916年(大正5年)3月28日 - )は、越路吹雪のマネージャー。作詞家としても有名で、越路の死後は作詞・訳詞に専念している。京城(現在のソウル特別市)生まれ。
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[編集] 略歴
- 神戸女学院大学卒業後就職した宝塚歌劇団出版部で越路と出会う。以来、越路と常に行動をともにし、越路が死去するまでマネージャーとして強い信頼関係で支えた。
- その傍ら、越路の歌うシャンソンの訳詞を手掛けたのきっかけとして作詞家・訳詞家としての活動を始め、日本語のわかりやすい言葉選びに定評がある。
- 訳詞は殆ど意訳なので、本来の意味からかけ離れていることも少なくないので注意が必要である。
- 本来の意味からかけ離れている例として、エディット・ピアフが歌った「愛の賛歌」は元の歌詞が、愛のためなら盗みでもなんでもする、という背徳的な内容であるのに対し、岩谷訳詩では一途な愛を貫くという賛歌となっている。
- 美輪明宏が岩谷時子にそのことを問いただしたエピソードがNHK人間講座「美輪明宏愛と美の法則(2005-3-21)」で放映された。
このほか、ザ・ピーナッツなど、有名歌手の曲の作詞を数多く手掛け、特に宮川泰に歌詞を提供し、作曲させた。
[編集] 主な作品
[編集] 作詞
- 『ともしびを高くかかげて』(合唱曲)
- 『君といつまでも』(加山雄三)
- 『恋のバカンス』(ザ・ピーナッツ)
- 『ウナ・セラ・ディ東京』(ザ・ピーナッツ、和田弘とマヒナスターズ、西田佐知子)
- 『ほんきかしら』(島倉千代子)
- 『いいじゃないの幸せならば』(佐良直美)
- 『男の子女の子』(郷ひろみ)
- 『小さな体験』(郷ひろみ)
- 『愛への出発』(郷ひろみ)
- 『裸のビーナス』(郷ひろみ)
- 『モナリザの秘密』(郷ひろみ)
- 『花とみつばち』(郷ひろみ)
- 『つばさ』(本田美奈子)
その他
特にザ・ピーナッツ関連の曲の作詞を手掛けていた。
子供向け番組では『ミラクル少女リミットちゃん』『サインはV』『宝島』『ふしぎなメルモ』『草原の少女ローラ』など。
[編集] 訳詞
- 『愛の讃歌』(越路吹雪)
- 『サン・トワ・マミー』(越路吹雪)
- 『夢の中に君がいる』(越路吹雪)
- 『ある愛の詩』(越路吹雪)
- 『キス・ミー・ケイト』(ミュージカル)
- 『レ・ミゼラブル』(ミュージカル)
- 『命をあげよう』(ミュージカル~ミス・サイゴン)(本田美奈子)
- 『アメイジング・グレイス』(本田美奈子.)
- 『ジーザス・クライスト=スーパースター』(ミュージカル)
- 『スーツケースを抱いて』(ミュージカル~エビータ)
- 『ミュージカルアンデルセン』(ミュージカル)
- 『ミュージカル赤毛のアン』(ミュージカル)