日本ペンクラブ
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日本ペンクラブ(にほんペンクラブ)は、文筆業従事者によって組織され、言論、表現、出版の自由の擁護と文化の国際的交流の増進を目的とするNGO。社団法人であり、外務省所管の公益法人である。現在、2000人近い会員を有し、会長は井上ひさし。設立の経緯等も手伝ってか、政治的には反戦・リベラル色が強い。
[編集] 沿革
1935年11月26日、国際ペンクラブの春からの要請を受け、外務省文化事業部の課長・柳沢健(詩人でもあった)が文壇に呼びかけて国際ペンクラブの日本センターとして創立。初代会長は島崎藤村。他に正宗白鳥、徳田秋声などが参加。
第二次世界大戦中は活動休止の状態であったが、1947年に再建。国際ペンクラブにも復帰。
1957年9月、「東西文学の相互影響」をテーマとした東京・京都での国際ペン大会を主催。
1965年、創立30周年を記念し、創立記念日(11月26日)が「ペンの日」に定められる。
1984年3月、「核状況下における文学―なぜわれわれは書くのか」をテーマとし、東京では2度目の国際ペン大会を主催。ゲストとしてロブ=グリエ、巴金、ヴォネガット等が招かれた。
[編集] 歴代会長
- 島崎藤村(初代 1935~1943)
- 正宗白鳥(第2代 1943~1947)
- 志賀直哉(第3代 1947~1948)
- 川端康成(第4代 1948~1965)
- 芹沢光治良(第5代 1965~1974)
- 中村光夫(第6代 1974~1975)
- 石川達三(第7代 1975~1977)
- 高橋健二(第8代 1877~1981)
- 井上靖(第9代 1981~1985)
- 遠藤周作(第10代 1985~1989)
- 大岡信(第11代 1989~1993)
- 尾崎秀樹(第12代 1993~1997)
- 梅原猛(第13代 1997~2003)
- 井上ひさし(第14代 2003~)
[編集] 外部リンク
- 日本ペンクラブ(公式サイト)