日産・アルティマ
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アルティマ (ALTIMA) は、日産自動車が北米を中心に販売している乗用車である。
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[編集] 歴史
[編集] 初代 (U13型 1993-1997年)
1993年 登場。U13型ブルーバードSSSの北米版。エンジンは直列4気筒DOHC KA24DE型を搭載(後に日本版U13型にも設定)。当時のNDI(日産デザインインターナショナル)によってデザインされた、尻下がりなフォルムが特徴。
当初のリアデザインは「インフィニティ J」と通ずる、北米受けを狙った、より丸く、より尻下がりなものであったが、日本など、北米以外での販売にマイナスになるとの判断から修正され、このスタイルに落ち着いた。
[編集] 2代目 (L30型 1997-2001年)
1997年 北米専用車種として登場。基本的にはまずまずの成功を収めた先代のキープコンセプトで、尻下がりなフォルムも先代を踏襲している。しかしながら、この時期にカムリやアコードなどのライバルたちはボディサイズを拡大し、V6エンジンをラインアップに加え、商品力の向上を図ったのに対し、アルティマはその流れに乗り遅れてしまった感がある。全長(4720mm)と全幅(1755mm)こそ先代から拡大されている(このため、型式も10番代から30番台に変更されている)ものの、全高(1420mm)とホイールベース(2620mm)は先代と同一、搭載するエンジンも先代に引き続いて直列4気筒のKA24DEのみである。このため販売面で苦戦を強いられた。
後にV型6気筒DOHC VQ35DEおよび直列4気筒DOHC QR25DE型に変更されている。
生産拠点は北米日産会社 スマーナ工場(テネシー州 スマーナ)。
[編集] 3代目 (L31型 2001-)
2001年4月 第101回ニューヨーク国際オートショーに出品。
2001年8月 L31型発売開始。北米専用車種として登場。搭載するエンジンはV型6気筒DOHC VQ35DE型および直列4気筒DOHC QR25DE型の2機種。
2002年1月 2002年北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。同賞が1994年に設定されて以来、日本メーカーの乗用車としては初の快挙。
2004年2月 スポーツバージョン「アルティマSE-R」を発表。
のちに、アルティマとプラットフォームを共有するティアナ、プレサージュ、マキシマ等が登場する。
日産自動車はハイブリッド乗用車「アルティマ ハイブリッド」を開発中であり、2006年(北米2007モデルイヤー)に投入を予定している。2004年6月に試作車を米国で披露した。ハイブリッドシステム用コンポーネントはトヨタ自動車より供給を受け、日産の直列4気筒エンジンを組み合わせる、と発表された。
[編集] 4代目 (2006-)
- アライアンスDプラットフォームを採用した最初の車種である。
搭載するエンジンは直列4気筒DOHC 2.5LのQR25DEとV型6気筒DOHC 3.5LのVQ35DEの2機種で、これにe-CVTが組み合わされる。
- 10月4日 カリフォルニア州 アナハイム の「オレンジカウンティー オートショー」でアルティマハイブリッドを発表。
- 11月 2007年モデルとして発売開始。
- 2007年 上半期、アルティマハイブリッド発売予定。
[編集] アルティマハイブリッド
- 既発表のとおり、トヨタ・プリウスの「シナジードライブ」のライセンスによるシステムである。
アトキンソンサイクルに変更され、可変バルブタイミング(日産CVTCS)を持ったQR25DEエンジンに、40kw/270Nmを発生するモーター/ジェネレーターが組み合わされ、e-CVTで前輪を駆動する。
出力は148kw(ネット198馬力)、燃費はシティ 41マイル/ガロン(約17.4km/L)、ハイウェイ 36マイル/ガロン(約15.3km/L)となっている。
AT-PZEV(アドバンスト テクノロジー パーシャル ゼロ エミッション ヴィークル)として分類され、カリフォルニア エミッション規制に適合し、同規制を導入している、カリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカット、マサチューセッツ、ロードアイランド、ヴァーモント、メインの8州で販売される予定。
[編集] 生産拠点
北米日産会社のテネシー州スマーナ工場およびミシシッピ州キャントン工場。