旭天鵬勝
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旭天鵬 勝（きょくてんほう まさる、1974年9月13日 - ）は、モンゴル国ナライハ市出身で大島部屋所属の現役大相撲力士。本名は太田 勝（おおた まさる）、モンゴル名はНямжавын ЦЭВЭГНЯМ （Nyamjyab Tsebeknyam：ニャムジャブ・ツェベクニャム）。最高位は関脇。身長191cm、体重154kg、血液型はO型。長身で懐の深さをいかした取り口である。得意手は右四つ、寄り。
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[編集] 来歴
1992年に旭鷲山、旭天山らとともに来日し大島部屋に入門、初のモンゴル出身力士となる。もともと相撲や柔道の経験はほとんどなく、中学時代はバスケットボールをしていた。
来日して半年後、稽古の厳しさや日本の食文化等に馴染めず、ともに来日した5人とモンゴル大使館に駆け込むが、モンゴルの実家まで来た師匠大島に「今に相撲はモンゴルの時代になる」と説得され、部屋へ戻った。
来日後の3カ月間は通訳がついたものの、ほとんど辞書を使わずに流暢な日本語を修得。その経験を買われて、2000年5月30日に、「学習ストラテジー概論：効果的な言語習得のために」というテーマで、早稲田大学日本語研究教育センターの宮崎里司教授と対話形式で授業を行ったことがある。その模様は、同教授の著書「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか」（日本語学研究所、2001年、ISBN 4625683181）でも紹介されている。
[編集] 略歴
- 1992年（平成4年）3月場所 - 初土俵
- 1996年（平成8年）3月場所 - 新十両
- 1998年（平成10年）1月場所 - 新入幕
- 2002年（平成14年）1月場所 - 新小結
- 2003年（平成15年）7月場所 - 新関脇
- 2004年（平成16年）1月 - 日本国籍取得を申請
- 2005年（平成17年）5月12日 - モンゴル国籍を離脱
- 2005年6月22日 - 旭天山と共に日本国籍を取得し帰化。モンゴル出身力士としては初めて。
- 2005年11月場所 - 小結復帰
- 2006年1月 - モンゴル政府よりスポーツ功労賞受賞。同賞は、オリンピックのメダリストなどに贈られるもの。大相撲力士では、旭鷲山、朝青龍に続いて3人目。
- 2006年（平成18年）5月場所 - 自身7回目の小結
- 2006年5月23日 - 婚約を発表
- 2006年7月場所 - 幕内連続出場660回を記録。7月場所終了現在、現役力士では土佐ノ海と並び1位。
[編集] エピソード
- 初土俵が大阪ということでゆかりがあるのか、婚約発表の記者会見で婚約者に褒められ「照れるがな」と返すなど、インタビューでは関西弁が混じることもある。
- 趣味はゴルフ、好きな料理はジンギスカン鍋。
- 不動山は実弟。大天霄は従弟。
- 日本国籍取得に際しては母国モンゴルで「なぜ祖国を捨てるのか」という非難の声もあがったが、旭天鵬は「将来親方となり後進を指導するためには日本国籍を取得する必要がある」現在の制度に従ったことを現地のマスコミに説明した。帰化にあたっては師匠大島親方が養親になっており、琴ノ若のように師匠の定年退職後はその跡を継ぐ方向で調整が行われている。
[編集] 主な成績
2006年9月場所終了現在
- 通算成績：563勝543敗7休（88場所）
- 幕内成績：345勝375敗
- 幕内在位：48場所
- 三役在位：10場所（関脇3場所、小結7場所）
[編集] 三賞・金星
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 旭天鵬 勝 - goo大相撲
カテゴリ: モンゴル出身力士 | 帰化日本人のスポーツ選手 | 1974年生
