東京モノレール500形電車
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[編集] 概要
1969年(昭和44年)5月に登場した、東京モノレール初の大型車。開業以来の100形・200形・300形・350形の2軸10m車を、15mボギー車に大型化した。車体は普通鋼製となり、外観デザインは100形同様に角部を丸めた切妻で、100形の車体を延長したような形状である。塗装は登場時より赤と白の塗り分けである。制御装置は日立MMC、制動装置はHSC-D、1両当り65kWモータ4個で最高運転速度は80km/h。台車上は7人掛けのロングシート、扉間は修学旅行電車のような2人掛け・3人掛けのクロスシートで通路幅が狭く、定員は95名である。冷房装置は搭載していない。片運転台の奇数番号車と偶数番号車を背中合わせに連結したものが1ユニットであり、2~3ユニットを連結した4~6両で運転された。
[編集] 製造
1969年から全車が日立製作所で製造された。製造両数は26両。
[編集] 廃車
1991年5月までに1000形によって置き換えられ、全車が廃車となっている。
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