松平直明

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松平直明（まつだいら　なおあきら、明暦2年1月5日（1658年 1月31日） - 享保6年4月21日（1721年 5月16日））は江戸時代中期の大名。越前国大野藩2代藩主、播磨国明石藩初代藩主。官位官職は従四位下、若狭守。藩主引退後は市正。父は大野藩初代藩主松平直良、母は布利子。徳川家康の曾孫、結城秀康の孫に当たる。

[編集] 経歴

明暦2年（1656年）江戸にて直良の末子（三男）として生まれる。幼名は左門。兄2人が直明の出生前に没していたため、末子ではあるが直良の第一継承者となった。万治元年（1658年）領国の大野に移りここで育つ。寛文7年（1667年）江戸に赴き正式に直良の世子となり、初めて4代将軍徳川家綱に拝謁した。

寛文9年（1669年）従五位下、若狭守を叙任。寛文11年（1671年）伊予国松山藩主松平定頼の養女・仙姫を正妻として迎えた。延宝3年（1675年）従四位下に昇進。延宝6年（1678年）直良が没し、大野藩主を襲封。天和2年（1682年）1万石加増の6万石で明石藩に転封となる。元禄10年（1697年）美作国津山藩主森衆利が改易となったため、津山城受け取りに赴いた。元禄14年（1701年）藩主を辞職し家督を長男・直常に譲った。翌、元禄15年（1702年）市正を称する。享保元年（1716年）正妻の仙姫が病没。享保6年（1721年）明石城二の丸にて病没。享年66。