藤澤さなえ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
藤澤さなえ(ふじさわ さなえ、10月27日生まれ)は小説家、ゲームクリエイター。テーブルトークRPG『ソード・ワールド』のリプレイ等を執筆している。
大学在学中からグループSNEに所属し、2004年に新ソード・ワールドRPGリプレイNEXTのゲームマスターとして抜擢された。前任者の秋田みやびは初心者と自称しつつもTRPG、GMに関してある程度のキャリアを持っていたが、藤沢はTRPG経験が少なくGMは全く初めての、本当の初心者であった。さらに秋田より年齢も若かった(リプレイ開始当時は21歳)ため、シリーズ開始当初は監修の清松みゆきが後見人的位置についてサポートを行っていた。
シリーズ開始当初はルールの運用やゲームの進め方で数々の失敗をしていたが、シリーズが進むにつれGMとしての力量を上げ、シリーズ第4巻ではモケケピロピロを背景の小道具として活用、定着させる、と遊びを深化させ、続巻ではスケールの大きなキャンペーンやボードゲーム調のプレイスタイルをこなすほどになった。
これまでゲーム内では扱われなかった地域(ファンドリア、レイド)を初めてシナリオの舞台として取り上げたり、「ゲーム内で矛盾する設定が出たら、後付された方が優先される」という慣例を利用して、ワールドガイドに欠けた設定を補填したりするなど、確実に自らの個性を打ち出しつつある。
作風は着眼点・脱線・雰囲気などあらゆる意味、あらゆる面で女性的なカラーが多く出ており、短編集ではこれまでのソードワールド小説とは一風変わった童話調の作品も書いている。