近畿日本ツーリスト
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近畿日本ツーリスト株式会社(きんきにっぽんつーりすと)は、日本の旅行代理店であり、近畿日本鉄道を親会社とする近鉄グループの一社である。英称は、Kinki Nippon Tourist Co.,Ltd.(但し、アメリカなどの現地法人はKintetsu International Inc.と称している)。略して近ツー(きんつー)、近ツリ(きんツリ)、KNT(主にグループでの略称、ドメイン名「knt.co.jp」にも使われている)とも呼ばれるが、近畿日本ツーリスト側としては、「近ツー」と略してほしいとの事。なお、2007年1月から企業ブランドとして「KNT」を前面に出し、ロゴも一新する([1])。
デビュー前のKinKi Kidsが「近畿」にちなみ卒業旅行のイメージキャラクターを務めた。
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[編集] 企業概要
- 本社所在地:東京都千代田区神田松永町19番の2 東京近鉄ビル
- 登録番号:国土交通大臣登録旅行業第20号
- 東証第1部と大証第1部に上場している(証券コード:9726)
- キャッチコピーは、「カタチにします。ときめき・キラメキ・おもてなし」
- 「メイト」(国内旅行)、「ホリデイ」(海外旅行)を始めとする数多くのパッケージツアーを提供している。シニア向けの「クラブツーリズム」は同名の会社に営業譲渡した。(次項「沿革」参照)
[編集] 沿革
- 1941年10月 - 前身となる有限会社関急旅行社を大阪府大阪市において設立。
- 1944年 - 近畿日本交通社と改称。
- 1947年5月 - 近畿交通社に改称、株式会社に組織変え。
- 1954年 - 社名を近畿日本航空観光と改める。この時旅行業・貨物輸送業を親会社の近畿日本鉄道から譲渡された。
- 1955年9月 - 日本ツーリストとの合併により、社名を現在の近畿日本ツーリストに改称。
- 1965年 - 本社を東京都に移転。
- 1970年 - 貨物輸送業を近鉄航空貨物(現、近鉄エクスプレス)に移管。
- 1975年 - 東証第1部と大証第1部に株式公開。
- 1999年8月2日 - 花王、アサヒビール、トヨタ自動車、松下電器産業などと、新たなマーケティング手法を開発するのが目的での異業種合同プロジェクト「WiLL」を発足させ、近畿日本ツーリストは旅行パッケージを担当(2004年にプロジェクト終了)。
- 2001年1月 - 日本旅行と2003年の合併に合意、翌年撤回。
- 2003年 - ISO9001を取得
- 2004年4月30日 - クラブツーリズムを投資会社および近畿日本鉄道への第三者割り当て増資により連結から分離、同時に会員制ツアー・クラブツーリズム部門を社内起業した前社長高橋秀夫が率いる同社(株式会社クラブツーリズム)に営業譲渡。3年間メディア、通販部門の凍結が営業譲渡条件に盛られたため現在は通販営業を休止中。
- 2007年1月1日 - 新企業ブランド「KNT」と新ロゴマークを導入予定。
[編集] 関連項目
- 観光
- 個人旅行
- 団体旅行
- パネルクイズアタック25(2005年4月から優勝旅行「充実のローマ・パリの旅」(のちに「充実のオーストリア・パリの旅」)を提供)
- アメリカ横断ウルトラクイズ・全国高等学校クイズ選手権(ともにツアー部分を担当)