つくばセンタービル
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つくばセンタービルは、茨城県つくば市にあるビル(複合施設)で、筑波研究学園都市センター地区の中核施設で、ランドマークとなっている。建築家・磯崎新の代表作であり、ポストモダン建築の代表的な作品とされる。
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[編集] 概説
1980年に着工し、1983年竣工。ホテル、ホール、商店街、広場などからなる複合施設で、筑波研究学園都市の中核をなす。住宅・都市整備公団(現・都市再生機構)が施行。
磯崎の得意とする幾何学的なデザインを多用するほか、ポストモダンの特徴である歴史的ボキャブラリーをふんだんに引用し、隠喩や象徴をちりばめたマニエリスム的な作品である。特にローマのカンピドリオ広場を反転してつくった広場は有名(カンピドリオ広場は丘に登った場所にあり、中心に銅像が建っているが、つくばセンタービルでは広場が低い位置にあり、中心は噴水である)。
Tsukuba Centerの略「TC」の文字を意匠化したものがビル上部に描かれている。
[編集] 施設
所在地:茨城県つくば市吾妻1-10-1
延床面積:32900平方m
- ノバホール(コンサートホール、1003席)
- 吾妻公民館(社会教育施設)
- 茨城県つくばインフォメーションセンター
- つくば市市民活動センター
- オークラフロンティアホテルつくば
- 業務施設(銀行、レストラン街「アイアイモール」、オフィス)
- 広場(フォーラム)
このほか、1990年に別館が完成。
[編集] 交通
- つくばセンターバスターミナル前
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線つくば駅A3出口から直進又は、階段(橋)を上がる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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